表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/33

18

 飛行機を自分用にカスタムしてから試験飛行をしてみた。悪くない。気になっていたところもだいぶ良くなっている。新型機もだんだんとハラの癖に馴染んできている。匂いを嗅いでみるとコクピットには自分の匂いがするようになった。うん。悪くない。

 操縦桿も手に馴染むようになった。エンジンの音もいい。補助翼の動きも滑らかだ。ハラは機銃を空に向かって撃つ。弾丸はハラの思った通りのところに思った通りに撃ち込まれる。ハラの空の中に想い描く空想の敵機は撃墜される。

「記録に挑戦する」ハラは言う。

 それからハラは全速力で飛行機を飛ばした。世界が加速する。風景が後方に吹き飛んでいく。

 ハラは基地の記録を更新した。

 最速で空を飛んだ。

 滑走路に着陸すると、そこには司令官がいた。

「私の記録超えたね。やるじゃん」と笑いながら司令官は言った。

 ハラは飛行機から降りてから、「今日は風が良かったんです」と司令官に言った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ