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恋と浪漫

恋愛対象はあなたのようにいるけれど

恋愛可能対象はあなたのようにはいない


可能性がほしい 夢が見たい

“頑張ればもしかして”って思いたい


モテるとかモテないとかで悩んでみたい

辛い恋でもしてみたい


スタートラインに立ちたい

恋を頑張りたい


努力の仕様がない

頑張っても意味がないことがわかってる

最初から無駄なのは“モテない”とは言わない

俺だって夢が見たいんだ


選択肢がほしい

努力するか、しないかの

もしそれを選べたなら

勉強にも運動にもお洒落にも意味が生まれるのに


確実に身近にいる“同じ人”

だからってそれは恋愛可能対象であって

恋愛対象になるとは限らない

あなたもそうでしょ


でも子供の頃に友達ができたなら

そしたら語り合うことができたのに

孤独に陥らずに済んだのになあ

ネットワークのなさ、それが俺の苦悩の元


恋バナがしたい、でもできない、

いやたとえできても助言が登場することはない

だってみんな“どうせ無駄”とわかってる

誰よりも俺自身が何も実らないことをわかってる


好きになる人を選べたら

大人になればちゃんと無理なものは無理とわかる

子供の頃、好きになってもいい人がいたら

そしたら失恋にも意味ができるのに


周りはみんな恋をして片想いをして失恋をして

なのにどうして俺は独りぼっち

大人になれば“外”があると理解できる

でも子供はいつだって一生懸命で二者択一だ


俺は相手にぶつかれない

そうしなきゃ愛は得られないのに

ぶつかったら砕けるだけ わかってる

この恋愛感情は何のため

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