夜明け前
ゲイ・フレンドリーでも
「ゲイはイケメンが多い」
「ゲイは特殊能力を持つ」
「ゲイと友達になりたい」
夜明けは遠いな
どんな人でも差別をしてしまう
どんな人でも間違えてしまう
どんな人でも
それぐらい無意識のレベルで
この世界の社会構造が染み込んでいる
「彼はゲイじゃないと思う」
なんで?
女っぽくないから? 化粧をしないから?
マッチョだから? 短髪だから?
それは全部ステレオタイプ つまり偏見の塊
夜明けは遠いな
“身近にいない”のは“いないことにされているから”で
“いないことにしているから”
でも自分が差別をしているだなんて思わない
それが差別ということだ
友達だから、大切だから、
好意を持っているから、
だから“わかる”必要なんてない
要は作業が面倒臭い
「どんなセックスしてるの?」
「男役? 女役?」
ゲイにしてはいけない十の質問
でもまともな人権感覚を持っていれば
そんな注意書きはそもそも要らないはずなんだ
通常の人間関係では普通に行われているはずの配慮が
ある特定の人たちには行われていないことが問題で
特別扱いを望んでるんじゃなく、マイナスをゼロに
“特別扱い”なら今まさにされている
夜明けは遠いけど
明けない夜はないと信じよう
それなりの根拠もある
十年で世界はだいぶ良くなった
問題は消えては生まれ消えては生まれていくけど
それは普通のこと
世界を諦めたくないんだ
夜は夜で楽しいことがあるからね
例えば、ほらこんな詩




