表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/6

かわいそうな作者(最終回)

5話:かわいそうな作者



 春


 作者、ファンタジーを書いた。

 たどたどしい、テンプレ小説。

 どこか愛嬌があり、憎めない。



 夏


 作者、いろんな分野を書いた。

 独特の脱力感が魅力的だ。

 ある時、批判「リアリティがない」



 秋


 作者、頭を抱えて悩んだ。

 批判が批判を呼びよせる。

 ぷっつん! 負けず嫌い。



 冬


 作者、鬼の形相でもがく。

 批判に負けない小説を。

 テンプレではない展開を。



 春


 作者、全力を出し切った。

 リアリティあふれる、歴史モノ。

 自分らしさを出し切ったのだ。


 ……


 ファンが、ブチ切れたッ!


 めちゃくちゃ、ブチ切れたッ!



 ページをめくると言い争い。

 まるで批判論者との、口論。

 期待外れも甚だしいッ!



 愛嬌や脱力感は損なわれ、怒りと悲嘆が巻き起こる。




 夏


 作者は消えた。




 BAD END…

はい最終回です。マッチョではないので、疲れました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] あ……。 そういう作者さんもあふれていそうです。 ポツポツと辞めていかれる方がいて、たまに寂しくなりますよね。まぁ、批判とかが全ての原因ではないですけど。
[良い点] 心境という意味で、これ自体にリアリティーがっ。 [気になる点] >負けず嫌い  モチベーションになるなら、上手く使いましょう。 [一言] 愛嬌や脱力感は、稚拙とは別の言葉だと思います。 …
[一言] この回が、1番残酷だな( ̄▽ ̄;) 歴史モノ! いいね。 書いてみたいけど、いつになるやら。 いや、思うに、やっぱり自分の好きなの書くのが1番だよ? 私もそうだし。 てか、好きなのしか書い…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ