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一体どこで狂ってしまった。
計画は完璧だった。それなのに一体どこで狂ってしまった。
菅野の頭の中は、この失敗してしまった計画の挽回方法ではなく、振り返り狂いだした原因を探すことだけで埋め尽くされていた。
求めている答えは、解決ではなく、自分は悪くない。ただ周りの妨害が激しくそれが原因なのだという自分を正当化する答え。
そうだとも。自分は悪くない。
崇高な計画を邪魔する、害がいただけだ。それさえなければ何も問題がなかったのだ。
憎悪が加速し、その矛先が鋭く向かっていく。
すべてはあの小娘だ。あの三人さえいなければ、事はすべて計画通りになっていた。
怒りのみで埋め尽くされた思考は、最早事のすべての原因である三人を殺すことだけに集中していた。




