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昔の話を思い出す2

よろしくお願い致します。


第三話 昔の話を思い出す2



十六歳になり、身体もそれなりに大きくなりやっと爺ちゃんに、勝てるようになった、と言っても爺ちゃんは剣で、僕は刀だから本当は比べられ無いのだが、全盛期の爺ちゃんにだったら、瞬殺されている事だろう、

前世の日曜日にあたるお日様に感謝する日には、森を出て一人、バレス辺境領の領都グランドバレスに行ったりもする様になった、

まあ、一度行けば転移魔法か、ゲート魔法で行き来出来るので、魔法って本当に便利だ、今は、爺ちゃんと、二人で狩に来ているのだが、新作の防具を身に付け、付け心地を爺ちゃんに聞いている、

「エルルや、この緑の斑ら模様の服、とても防具に見えんのじゃが、まあ、胸当てとか無いから、動きやすいのは確かじゃのう、」

「爺ちゃん、胸当ての代わりに、ベストを着けてるでしよ、この服、魔蜘蛛のお腹の中の糸袋から、採取した糸を、メタルクラブの表皮を薬品で溶かした液に漬けて、出来てる特殊な繊維で作った物だから、下手な防具より丈夫なだよ、あとこの迷彩柄は、森に溶け込んで、ただ気配を消すより効果があるよ、」

と、今は前世の記憶にある、特殊部隊の様な格好をしているが、使い心地は良好の様だ。


二人で昼食にエルル特製肉汁いっぱいホットドッグを食べていると、爺ちゃんが、

「エルルお前も年頃じゃ、町に気になるおっぱいの大きな娘はおったかの?」

「爺ちゃん、前にも夢の話しをしたろ、僕は数えきれないおっぱいの大きな可愛い女の子達を見てきたんだ、目が肥えてるから、その子達を超える子じゃないと、」

「エルルや、そんなに沢山の子達を見て来たのかの、羨ましいのう、儂も見たかったのう、」

「えっ、爺ちゃん見たかったの?爺ちゃんには婆ちゃんがいるじゃない、」

「それとこれは、話が別じゃわい!」

「じゃ、爺ちゃんに僕のお宝女の子達に合わせてあげるよ、」

と、エルルは自身のアイテムボックスの中から、前世の記憶から呼び出したお宝写真集のとっておきの外国人スペシャル!

oh! sukebee!を取り出し、爺ちゃんに開いて見せる!そのページには、金髪巨乳の女の子が女豹のポーズをして写っていた、

爺ちゃんは、固まっていた、息をしていない、目は見開いている、しかも鼻血が出てる、ヤバイ、やはりこの世界の人には、エロ写真集は早かったかな、と、思ってたら肩をがっつと掴まれ、爺ちゃんが真剣な顔をしながら、

「エルルや、この本を儂に譲ってくれ!」

「爺ちゃん、鼻血!鼻血が出てるよ、まず鼻血をふいて!」

と、エルルが手拭き用ハンカチで爺ちゃんの鼻血を拭いている時も、爺ちゃんの目は、片時も写真集から離れてはいなかった、

エルルは、

「もう、爺ちゃん、婆ちゃんには内緒だよ、」

と言って写真集を手渡すと、

「おお、エルル、心の友よ、」

「爺ちゃん、リアルでそんな事言う人、初めて見たよ、」

爺ちゃんは聞いていなかったのか、写真集を自身の鞄に大切そうにしまうと、

「エルルや、儂は帰る、後は任せたぞい、」

「えっ、爺ちゃん、婆ちゃんに頼まれた素材、どうすんのさ!」

「痛っ、痛たたっ、お腹が痛い、早く帰らなくては、エルルや、頼んだぞい」

と、言い残し矢のようなスピードで、走って行ってしまった、

爺ちゃん、あんた、捨ててあったエロ本拾った昭和の中学生かっ!

エルルは仕方なく、アイテムボックスから、エルルの傑作の中の一つ、魔法で浮かぶ魔導バイクを出して、一人で素材回収に向った。



夕方、家に帰る途中に婆ちゃんを見つけ、

「婆ちゃん、今帰り?後ろに乗りなよ、」

と、バイクを地面に下ろすと、婆ちゃんは、

「魔法の馬かね、乗り心地は良いが、ゆっくり飛んでおくれよ、」

と、婆ちゃんが言うので、バイクの後部シートに横乗りに座らせて家に帰っている

「エルル、今日の晩御飯のデザートはあの、ティラミスとか言うのにしておくれ、」

「はい、はい、了解もう着くよ!」


家に帰り、婆ちゃんと二人で、

「ただいまぁー」

と、居間にに入ると、バックを両手で抱く爺ちゃんの腰に知らないおじさんが、抱きついていた、そんな二人を見て婆ちゃんが、

「あんた達、何やってんだい!」

婆ちゃんの言葉が聞こえたのか、男が、ハッとして振り向き、

「お久しぶりです、ノア様、」

と、言い、婆ちゃんの隣で、じじいを抱きしめていた男にドン引きしているエルルを見て、

「ノア様、この変わった服を着ている、可愛らしい少女は?」

と聞く、エルルが少女と言われ、さらに固まっていると、

「エドモンド、この子は、エルル、私の孫さね!」

エドモンドと、言われた男が今度は爺ちゃんの方を向いて、

「師匠、本当ですか?」

と聞いている、爺ちゃんは、

「本当じゃ、エルルは儂の可愛いい孫じゃ、まあ、聞きたい事があるじゃろうが、まずは落ち着け、」

と、男をソファーに座らせ、婆ちゃんと、エルルも男の対面に腰を下ろす、婆ちゃんが、

「エルル、この男は、エドモンド・フランツ・フォン・ギルガス、この国の公爵様さね、」

「初めまして公爵様、私の名前はエルル・ルコル、以後お見知り置きを、あと私は男にございます、」

「エルル、堅苦しい挨拶など不要だ、師匠やノア様の孫なのだ、エドで良い、私は公爵の家督を息子に譲って今はただの辺境伯だ、」

婆ちゃんが呆れて、

「エド、あんたはそれでもここいら一帯の領主さね、その領主様が、じじいに抱きついて、いったい何をしに来たんだい、」

「ノア様、私は師匠に抱きついていた訳ではありません、師匠のほ がっ いた!いたたた!」

「エド、あんたもジルと同じで鞄の中が、きになるのかい、爺さん、意地悪せずに見せておやりよ、」

爺ちゃんが婆ちゃんに言われてエドモンド様に鞄を渡すが、逆にエドモンド様が良いのか?と、爺ちゃんに確認する様な視線を送っている、エルルは全てを理解して、

「婆ちゃん、ご飯にするからとりあえず着替えて来ようよ、」

と、言いながら部屋に戻り、着替えをして、キッチンに入り、夕食の準備に取り掛かる、居間では、爺ちゃんがまたバックから、剣を出し入れをして、エド様は、何度バックの中を確認して、まだ一生懸命頼んでいる様だ。

今日はお客様のエド様がいるので、おもてなし用のメニューをテーブルに並べていく、

「爺ちゃん、エド様、ご飯の用意が出来たよ、冷蔵庫から好きな飲み物を出して、席に座ってね、」

爺ちゃんがエド様に酒が良いか?と、聞いているが、エド様は、冷蔵庫の中を見て驚き、中に並んでいる物を爺ちゃんに聞いている、

婆ちゃんが、

「あんた達、ご飯が冷めちまうさね、早く座りな、爺さん、私ゃラムネを頼むよ!」

皆が机に座り、いただきます、とエド様以外が食べ出す、爺ちゃんが唐揚げを美味い、美味いとビールを飲みながら褒めてくれる、

婆ちゃんは、好物の森豚の角煮をおかずにチャーハンを食べている、

エド様は、最初ビールを飲んで、目を白黒させていたが、爺ちゃんの真似をして、唐揚げを食べると、かっと目を見開き、唐揚げを次々と口の中にいれ、

「師匠、ノア様、お二人はいつもこの様に美味しい食事をなさっているのですか?」

婆ちゃんが、

「エド、あんた、落ち着いて食べな、辺境伯様の食事には見えないさね、で、エルルの料理はどれも絶品ばかりだからねぇ、しかもさねえ、レパートリーが多過ぎて、自分の好物を頼まないといつまでたっても、食べらられないのが、悩みさね、」

「そうじやな、儂はもう他所じゃ食事は出来んのぉ、」

エド様は爺ちゃん達の話しもそっちのけで、森豚の角煮を食べ、

「おお、これはまた、甘辛い味付けがされ、この様に厚い肉なのに、口の中でとろける様なこの食感、なんたる美味!!」

「エドっ!あんた角煮は私の好物さね、それ以上食べるんじゃないよ、」

と、取り合いになるくらい食べてくれて、皆に喜んで貰っている様だ、

食事の最後に婆ちゃんリクエストのデザートを出すと、これまたエド様が、

「美味い!エルル!お代わり!」

と、二度ほどお代わりをした所で婆ちゃんに、

「後は私のだから、諦めな、」

って言われて、がっかりしてた、エド様はかなりの甘党らしい、

明日の朝食は甘いパンケーキにしてあげるかな。


食事が終わり爺ちゃんがエド様と、自慢の露天風呂に入りに行っている、二人の所にバスローブを届けに行くと、二人で何やら話している、悪いとは思ったが、興味が勝ってしまい、露天風呂の隣にある東屋に腰掛け、二人の話しに耳を傾ける。

「師匠、気持ちが良いですね、長旅の疲れが取れる気がしますよ、この様なお風呂があるとは、それにお風呂から眺める中庭も素晴らしい、絵画を見ている様な気持ちになります、」

「うむ、儂のお気に入りの一つじゃな、ほれ、見てみぃ、あの玉砂利が敷いてある所所々に大きな石が置いてあるじゃろ、あれはな水に浮かぶ島を、玉砂利はみずの流れを再現してある、奥の苔の生えた大岩は山の再現じやな、」

「なんとも、風流な、師匠、私と合わない二十年の間に何があったのです?

ノア様など、二十年前に会った時より、確実に若く美しくなってみえます、」

「エド、少し真剣な話しをするぞい、薄々気づいているとは思うが、この生活を作り出しておるのはエルルじゃ、ここの物は全てあれが作っておる、少し昔の話しをするぞい、」

と、行って爺ちゃんはこれまでの十六年の話しをした後、

「エド、儂ゃ、ノアと二人で、女神フィーネス様から、エルルが成人するまで見守る様

託されたのだと、思おておる、エルルはこの世界には無い知識を持っておる、儂からすれば神々の知識じゃ、後、エルルは気付いとらんが、あれが考えたり、ふとした時に紫色の眼に変わる、普段の黒眼も珍しいが、いない訳じゃ無い、が、紫は別じゃ、紫の瞳は女神フィーネス様と、冥府の女神、ソルス様以外に儂は知らん、あと、裏庭の丸い建物を見たかの、あの建物は、エルルが十の時に建てた研究施設じゃ、エルルがあの中で行なっている研究はとてもじゃないが、表に出せ無いもんばかりじゃ、じゃが、エド、ここでの食事、風呂はどうじゃ、儂らは、心も体も幸せいっぱいじゃ、エルルは分かっているんじゃよ、何をしたら皆幸せになるか、何をしてはいけないか、少しずつ皆の生活を良くする様、女神フィーネス様より託されておるのじゃないかと儂は思おておる、

儂の命ももうじき終わるじゃろう、可愛いい孫に看取られて逝ける、儂ゃ、幸せ者じゃ、

エド、儂らが行った後、エルルを見守ってくれぬか、じじいの最後願いじゃ、孫を頼む、」

「師匠、いえ、ラルル様、貴方のお気持ち、このエドモンド・フランツ・フォン・ギルガスがお引き受け致します、あの様に可愛らしい娘、私の子供として一緒に暮らします、」

「エド、だからエルルは男じゃて、それにジルも子供にしたいと、言っておったが、

エルルはルコルの家の子と言って断っとたわい、あと彼の子は変わっておっての、小さな頃から、大きなお屋敷の執事になりたいそうだ、良かったら公爵家で雇ってくれんかの、」


エルルは、東屋に座りながら、俺目が紫になってたんだ、多分、鑑定眼を使った時だな、気を付けよ、あとで特殊なレンズのメガネを作っておこう、あと女神フィーネス様か、実感は無いけど今度王都の大聖堂に行ってお詣りしよう、って、あの二人いつまでお風呂に入ってるんだ、のぼせちゃうぞ、

「爺ちゃん、エド様、長風呂は体にわるいよ、はいこれバスローブ、」

「おお、エルルありがとう、」

「エルル、バスローブってなんだい、」

「エド、ほれ、こうやって羽織るだけでしゃよ、ローブがタオル地になっておるから、濡れた体も拭けて楽じゃろ、あと、エルルが持って来たフルーツ牛乳をのんで、長椅子に腹ばいで寝転べ、エルルがマッサージしてくれるぞい、婆さんはエルルのマッサージが大好きでの、お前もやって貰うがええ、」

「このバスローブとは、湯上がりには良いですね、この良く冷えた牛乳も、美味い!じゃ、エルル、マッサージとやらを頼めるか、」

「はい、エド様そこに寝転んでそう、腹ばいで、いくよ、」

と、エルルはエドモンドの体のツボを指圧しながら、さらにエルルスペシャルで指圧している指の先から、癒しのヒールをかける、

エドモンドが、

「あーっ、いい!気持ちいい!そこ、そこ、もっと、もっと強く!」

エルルはおっさんの喘ぎ声にドン引きして手を止め、

「エド様、気持ち悪い、やめますよ、」

「エルル、ダメ!辞めないで!お願い!」

「エド様、だから気持ち悪いって、」

「後生だから、もっとしておくれ、」

ダメだ、このおっさん、エルルが渋々マッサージをしていくと、いつのまにかエドモンドは気持ち良さげに眠ってしまつた様だ、

おっさんを抱きかかえる趣味の無いエルルは、浮遊魔法をエドモンドに掛けて、客室のベットに寝かせた。


早朝、エルルと、ラルルが日課の朝稽古をしていると、家から、エド様が清々しい笑顔で出て来て、

「おはようございます、師匠、エルル、おはよう、昨晩のアレは最高だったよ、あと、お手洗いも、凄く良いね、もう、家のお手洗いは、使えないよ、」

だから気持ち悪いって、もうっ!と、思うが、笑顔で、

「エド様、おはようございます、」

と、挨拶をすると、

「朝稽古かい、関心だね、私が師匠に変わって稽古を付けようか?どうだい、」

先程まで引き気味だったエルルの顔がパッと笑顔になり、

「はい!お願いします、エド様、ですが、うちの稽古は木剣は使いませんよ、使うのは、これです、」

と、柄だけを出してエドに見せる、

「これは何だい?剣の柄にみえるが、」

「はい、剣の柄だけです、この柄を握って魔力をながすと、ほら、この様に、」

と、エルルが握った柄から、SF映画でお馴染みの光る剣が、出ていて、水色に光る剣にエド様はあんぐり、口を開け、後ろから爺ちゃんが、

「どれ、最初は儂と、エルルが打ち合うかの、エドは見ておれ、」

と、爺ちゃんも柄から、黄緑の光る剣をだす、そしてお互いに頭を下げ、最初は軽く打ち合う、エルルと、ラルルの打ち合うスピードが早くなって行き、光る剣が舞を踊る様みえ、エドモンドが、二人の剣舞の様な打ち合いに見惚れる、やがて二人は離れて頭を下げあい、エルルが、

「はい、エド様、柄を握って、魔力を流して下さい、自分の剣をイメージしながら流して下さいね、」

エドモンドが、柄に魔力を流すと、黄緑の光る剣が、ブゥーンと、音と共に現れ、エルルがウエイトの調整を手伝い、

「はい、オッケーです、エド様、簡単に剣の説明をしますね、この剣の刀身は光魔法で出来ています、光なので、体に当たっても、すり抜けるだけですが、刀身と刀身は魔法同士で反発しあい、打ち合う事が出来る優れものです、」

エドモンドは関心したようで、

「成る程、寸止めする必要が、無い訳か、良かった、可愛らしい娘を怪我させずにすむよ、」

エルルは、だから、男ですって、思うがこれからのエドモンドとの打ち合いを思い、笑顔が隠せない、

「で、エド様、勿論体に当たっても怪我など一切しませんが、ただ、この光剣が体を通る時とても気持ち悪いです、はい、それはもう、叫んじゃうくらい、じゃ、いきますよ、」

と、エルルに言われエドモンドがエルルを見ると、可愛らしい娘がしてはいけない笑顔をしている、そしてその娘の祖父はもっといけない笑顔でエドモンドを見ている、エドモンドとエルルが頭を下げあい、軽く打ち合っていく、エドモンドが踏み込もうとしたその時、水色の光が自身の左肩から、右腹部まで切り裂く!

「うっぎゃあーーーっ」

とエドモンドが絶叫して倒れ、のたうち回っている、エルルが覗き込んで、

「エド様、切られた感じどうでした、気持ち悪いでしょ、僕なんか、爺ちゃんに何万回、何千万回切られたことやら、さあ、エド様、もう一本、」

「エルル、ここは、儂に任せい、ほれエド、師匠が相手になってやるわい、」

そして、

「アギャァ〜ーー」

と、何度も叫ぶ事になった。


朝稽古が終わりエドモンドがテーブルに突っ伏していると、エルルが朝食のパンケーキを持ってきて、

「はい、エド様、パンケーキです、エド様甘い物がお好きな様なので、」

と、パンケーキの隣にたっぷり生クリームと、バニラアイスを用意した、死んだ魚の様な目をしていたエド様の目がキラキラ輝き、パンケーキを夢中でほおばり、目だけでお代わりを要求する、エルルは、何回もお代わりする子供の様な領主様に付き合った。

エド様が、帰る時間になり、帰り仕度をするエド様に、これをと、領主様が身に付けても恥ずかしく無い革の小さなポーチが付いたベルトをわ渡し、

「エド様、また遊びに来て下さいね、このベルトは僕からのプレゼントです、先ずポーチに手を入れて見て下さい、」

「おお、素敵なベルトだね、娘からのプレゼントなんて、感激だよ、でポーチに手を入れれば良いのかな、」

もう、なんだか諦めました、男の娘で良いです、エド様のベルトのポーチが光り、

「エド様、そのポーチの登録が終わりました、そのポーチ、ジルおじさんにあげた鞄程は入らないけど、大体この部屋の大きさぐらい迄は入るよ、さあ、練習に光剣から入れて見て、」

エルルね言葉にエドモンドは目を見開いていたが、光剣を持ち、ポーチを開け近付けただけで、すぅーっと光剣が消える様に入っていく、取り出し方も、イメージするだけで簡単に出せると説明するとエド様は本当に子供の様に何度も自身の剣を入れたり出したりして大喜び、最後に、

「エド様、甘い物がお好きな様なので、これ焼き菓子でこっちがマドレーヌで、こっちはバームクーヘンです、バームクーヘンは切り分けて食べて下さいね、」

エド様は涙目になりながら、

「ありがとう、我が娘よ、何かあればいつでも領主館に来れば良い、まあ、その前ににまた遊びに来るからな、では、師匠、ノア様、また来ます、」

と、言ってエド様は帰って行きました。













ありがとうございました。

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