なんかきれいなところに来てしまいました。
まだ、戦闘シーンにはたどり着けません。すいません
…ん..うん?ここは?あ、そうだ。牢屋に入れられたはずだった。でもこれは?
周りには見たこともないような幻想的な鬱蒼とした巨木の森があった。そして今いる空間だけが木々の成長を拒んだように何もない。しかし、すべての木がほんのりと輝いていて不思議と暗くはなかった。そしてその木々の間を美しい妖精のようなものが飛び交い、光るこぶし大の花粉を運んでいる。
「なにをしているの?」
妖精に声をかけようと一歩前に進もうとしたその時-
「それ以上、進むと死ぬよ。」
凛としたよく通る子供の声がした。びくっとして振り向くとそこには10歳くらいだろうか?男の子がいた
「君の下に魔法結界陣がかかれてるでしょ?それの外に出たら君のレベルだと死んじゃう。」
話す男の子に驚きつつも質問した。
「ここはどこ?」
「うーん。詳しいことは今からくるひとに聞いて。ここでは僕は招かれざる客みたいだから。」
「どういうこと?ちょっと待って!」
質問をする僕を尻目にすっと空気に溶けるようにいなくなってしまった。
「!、なんだったんだろう今の子は?」
その時、今男の子がいた場所に急に光があふれだした。
「ハーイ、僕だよー。元気してる?」
バレアス王だった。落胆を隠せない僕をじとっとした目で見る。
「なんだよ、そんなにいやだった?牢屋に入れなかっただけ感謝してよ!まあここも牢屋とおんなじようなものか。ここは僕と君しか入れない。でもきれいでしょ?僕の自慢の場所なんだ。」
「確かにきれいですけど、男の子がさっき僕に話しかけてきましたよ?」
「え゛、なんだって?ここにきて生き残れるなんてそんなことアリエンティウス」
渾身のギャグなのか分かんないけど黙殺します。ハイ。僕はそんなに優しくないです。そんな僕に気づいたバレアス王はむすっとしたがすぐに話し出した。
「ここは、この世界の最深部で僕くらいの強さがないと入れないようになってるんだ。魔法が効かない君を除いてね?だからここによりによって子供がくるなんてアリエンティウス」
いや、お前も十分子供っぽいけどな?てかまた使うなよ、アリエンティウス。ぼくはアリエンティウスを黙殺する。
「で、これからどうするんですか?」
「ねえ、お願い。アリエンティウスに反応して?まあいいや、うんこれから都に戻ってこの世界について勉強してもらうよ」
そういうと両掌を僕にかざしなにかつぶやいた。するともうそこには巨大な本棚が所せましと並ぶ広く天井の高い部屋に来ていた。
次回は基本的な設定についてです。まだ何もあかされてないので。