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賢者、異世界を通る。  作者: 織田信長って意外と垂れ目でかわいい
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異世界に連れてこられてしまいましたww

まだバトルシーンありませんが、次の作から入れていこうと思います。拙い文章ですが、よろしくお願いします。

「もう君死んだから、てか僕が殺したからぁ!」

目の前のキレた少年が叫ぶ。

「え?なんて?」

「いや、だから君を殺したのッ」

突然の告白に頭の中が真っ白になる。なんでこの子は怒っているんだ?その前に僕はどこにいるんだ?いつの間にか僕は電車の中から中世のヨーロッパを思わせる、中年のおばちゃんたちがいたら「まあぁ↑きれい↑」と言わせそうな部屋の真ん中に転がっていた。そして法衣を着た、たくさんの男の人たちが僕をかこんで見下ろしている。ていうかちょっとみなさん浮かんでる。

「まあまあ、落ち着いてくださいよ、バレアス王。こんにちはソウ君。私は聖霊格序列55位で王の側近のホルスと申します。」

地面に足をつけてから、しゃべりだしたホルスさん。そういうマナーなのかな?彼の話をまとめると、こうだ。ここは、魔法を中心とした世界で、ぼくは召喚されたらしい。というものの、ぼくは魔王討伐とかそういう御大層なもののためじゃなくて、留学生的な感じで呼び出されたらしい。そしてキレている少年はこの世界の王なんだそうだ。なるほど呼び出したから僕の名前を知っているのか。

突然、少年が叫びだす。

「あーもうやだぁ、寝るぞっ僕はっ」

かまちょなのかな?不覚にも若干イラッとしてしまった。王様が心底だるそうにいう

「だめです!まだ説明が終わってないんです!」

先ほどのホルスさんが厳しくたしなめる。あー大変そうだなぁ。そんなのんきなことを考えていると、王様が

「もううるさいなー。必殺《回想》っ」

「あ、駄目です。自分の口から話して下さいっ」

ホルスの声むなしく、ぼくは王様の回想の霧の中に入っていく。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

数日前、、、

「ああっこの世界の危機がぁっ」「ああっこの世界の危機がぁぁっ」「ああっこの世界の危機がぁぁぁっ」

大臣たちの絶妙にこっちに聞こえるつぶやきを黙殺しながら、僕、バレアスは寝たふりをしている。

「zzzzzzzzzzz」

「ああっこの世界の危機があああぁぁっ」

1423回目のこのホルスの言葉がかちんと来て僕は飛び起きる。

「ぬぐわああっっっ、うっせーよ、この「自主規制」があっ!世界の危機って具体的になんなんだよ。もうっ」

「邪神格1位のバアルがこの世界に攻めてくるそうです。」

「あーっもう。ハイっ」

右手を前に突出し数秒間とどまる。

「これで異世界もう一個作ったから、住民たちを城に集めてこの世界に避難させて。」

「まったくーやればできるんですからーw」

おだてるホルスをまた黙殺してから、ふと考える。この間も、他の神から攻撃を受けてこの世界に引っ越してきたんだよなあ。また攻めてこられた時に異世界作るの嫌だしなー。どうしたものか。そこでひらめく。

「ほかの世界から誰か呼び寄せればいいんじゃね?」

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

回想から戻ってくる。............そんな適当な感じだったの?...?ショック。

「まあ、こんなわけだよ。ソウ君。きみには知恵を貸してもらいたくて。賢者の君ならできるんじゃないかなーって思って。」

ホルスが言う。うん?ちょっと待った。何、賢者って。きいてみることにした。

「賢者っていうのは?」

「あー。魔術師たちは、大きく分けて《人格》《精霊格》《神格》に分かれていて、人格が一番弱い。

それで、私の《聖霊格》は、精霊格の一種なんだ。ちなみに《邪神格》は神格の中で最も強い格でバアルはその序列一位だから最強の魔術師。まあ、いわば神。それで君の《賢者格》は、そのどれにも属さない魔術師の格。伝説では、とても賢いうえに通常の魔法攻撃が効かないとされているんだ。」

あれ?てことは、あれですか?僕、無双ですか?とてつもない高揚感が僕を包む。ん?待てよ?再び、疑問に思うことが増える。

「魔法が効かないならどうやって僕をここの世界に呼び寄せたんですか?」

「うん、それこそが問題でね。ソウ君の言うとおり、魔法だけでは君をこっちの世界に来させることはできなかった。だからバレアス様が直々に君を殺してから連れ去らなければいけなかったんだ。だから、あんなに怒ってらっしゃるんだよ。自尊心が高い方だから。なんせ《邪神格》と張り合うことのできる《聖神格》序列1位の方だからねぇ。あういう人だけど実は、すごいお方なんだ。」

僕は《回想》を発動してから浮いたまま、ずーっと寝ている少年に目を向ける。そんなにすごい人なのか。まあ話を聞く限り「ハイッ」で異世界を作ってしまうんだからなぁ。すごいや。

「ハッ!」

バレアス様が起きだした。

「うん、説明を受けたとおり君には手伝ってもらうけど、ぼくにとっても君は怖い存在だから一旦牢屋にはいってもらうね☆」

「え゛」

僕の無双の夢があああぁぁぁ。僕は、抗議をしようとバレアス王に近づいた。

「ゴンッ」

いきなり後頭部をなにかに殴られて、僕は意識を失う。魔法が効かないからってそんな不当な扱いすることないだろうにッッ!

牢屋にとらわれたソウ君ですが、今後どうするのでしょうか。ぜひがんばってもらいたいですね。作者も頑張りますので、評価等よろしくお願いします。

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