2 アリス
本作は東方projectの二次創作作品です。キャラと口調崩壊注意です!!!また、百合や、鬱展開も含みます。人を選ぶと思いますので、ご注意ください。
あの喧嘩の後、魔理沙はただひたすら魔法の森を歩いていた。キノコでも探して気を紛らわそうという訳だ。
アリス「あれ?魔理沙じゃない。どうしたのそんなにせわしなく」
びっくりした。突然のアリスの声が後ろから聞こえた。
魔理沙「あ、いやぁ、ちょっと霊夢と喧嘩してさ。本当あいつありえない。私の父親の話を出してきたんだよ。確かに...」
アリス「へぇ〜。それは霊夢ちゃんが良くないねぇ」
アリスが突然私の声を遮って頷いた。
アリス「何があったのか知らないけど、こないだも霊夢ちゃんと喧嘩してたじゃない。」
魔理沙「そうなんだよなぁ...あいつ本当にすぐ頭に血が上るからなぁ...まぁ、流石に今回は私もかなり悪かっ」
アリス「そうよねぇ。霊夢ちゃんってそういうとこあるもんね?」
魔理沙「う、うん。まぁそうだな。」
その時のアリスはやけに食い気味だった。
アリス「あ、そう。見せたいものがあって。これ、文文。新聞の文ちゃんからもらったんだけど...」
そこには、三妖精達が魔理沙の大事な研究材料を盗み出している姿を映し出した写真があった。
嘘だと、嘘だと思った。
魔理沙「え......これは、本当...なのか...?」
アリス「えぇ、まぁ現にここに写真がある訳だしね...残念だけど...」
眩暈がする。なんだ、何が起こっているんだ。霊夢は突然私の実家のことを言い出すし、あの可愛い可愛い三妖精達が私の研究材料を盗む...?あり得ない。あり得ない。あり得ない。そんなこと信じたくない、認めたくない、どうして、どうs...
アリス「ねぇ魔理沙、一緒に三妖精のところにお話し聞きに行きましょう?妖精だからついイタズラしちゃっただけかもしれないし。どのみちといただす必要はあるよね?」
魔理沙「うん。うん...その通りだと思います。どうして、どうして、こんなことばっかり...」
ぎゅ。アリスが抱きついてきた。どこか懐かしいような、何か安心を覚えた。
アリス「ねぇ魔理沙?私は貴女の仲間よ?とにかく今は三妖精達のところに行きましょう?ね?」
アリスの言う通りだ。もしかしたら文の捏造かもしれないし...今は行くしかない
魔理沙「うん。一緒に行こう」
一人は空を飛び、一人は箒に乗って魔理沙の家に急行した。