あわら市
あわら市は福井県北部、石川県境と接する自治体です。旧坂井郡の芦原町と金津町が合併して発足しました。
加賀国と国境を接する地理要因から、交通の要衝とされています。
室町時代から戦国時代は土着の溝江氏が国境付近を抑え、江戸時代初期は結城秀康の与力として多賀谷氏が統治していました。
多賀谷氏が家の相続に失敗した後は金津に番所を置いて、国境の関所を管理しました。
金津はその名の通り、船着場が現在のJR芦原温泉駅の南側、竹田川の畔にありました。南北に在番所があり輪番制度を採っていたようです。
一方の旧芦原町は明治時代に温泉が発見され、温泉街として発展します。
関西の奥座敷と呼ばれる格調高い旅館と、庶民の憩いの旅館、銭湯(温泉)が林立し、穏やかな街並みが形成されました。
市の北部の吉崎には、蓮如上人が活動拠点とした御坊があり、石川県境を挟んで地域は一体になっています。
近年では県境に跨がって建設された「県境の館」で、神話に基づく綱引き大会が行われております。
神話に拠れば、加賀国と越前国の境にある鹿島の森の帰属を巡って加賀国の女神(白山姫)と越前国の男神(黒龍?)が綱引きで対決し、越前国の男神が尻餅をついた後が北潟湖と伝承されています。なお勝負は加賀国の女神の勝利でした。
北潟湖畔には花菖蒲が咲き乱れ、初夏には花菖蒲祭りが開催されます。夏はカヌー大会も開催されます。
また湖畔で栽培される薩摩芋は「富津金時」と呼ばれます。この富津金時の出荷できない不揃いな芋を食べさせて育てた富津豚は身が甘いらしいのですが、試験的な飼育のため市場には出ておりません。
他には丘陵地帯を活用した果樹園があり、梨、柿、メロンなどの栽培が行われております。
ミディトマトの「越のルビー」は糖度8(普通のトマトは4程度)の甘さがあるフルーツトマトと呼ばれる一品です。
イチゴ狩りや乗馬体験のできる施設の他、ガラス細工や陶芸体験もできる金津創作の森もあります。
魅惑溢れるあわら市へ、お越しになりませんか?




