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泰澄大師

 越の大徳、泰澄大師は奈良時代(天武天皇の頃)の修験道僧で、現在の福井市南部、麻生津地区(三十八社町と伝わる)で地方豪族の次男として誕生しました。

 十四歳で出家して、十一面観音を念じて修行を積み、大宝年間に豊原寺(坂井市丸岡町)を建立しました。

 養老年間に白山を開き、平泉寺(勝山市)を創建し、後の白山信仰の礎を築きます。

 越前国内では越前五山(越知山、日野山、部子山、文殊山、吉野ヶ岳蔵王)を開き、晩年は越知山に隠棲し、その庵があった

場所は越知神社となっております。


 養老年間に越前を離れて活動し、元正天皇の病を癒した功績で、神融禅師の号を賜ります。

 天平年間の疱瘡(天然痘)の流行を収束させた功績により、称徳天皇が重祚する際、正一位大僧正位を賜っています。


 疱瘡の流行を収束させた手並みを知りたかったのですが、調査時間が取れず不明のままです。

 疫病の流行は人類史で度々記述されているのですが、我々人類は集合知と努力で幾つもの疫病を克服して来ました。

 克服するまでに多くの犠牲者が出たのも事実ですが、生き残って来たのも事実です。

 未知の病原菌に対しては、原始的な対応が最も有効です。

 感染者の隔離と、消毒の徹底です。

 恐らく、泰澄大師も消毒を実施したと考えられます。

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