1話
はじめましての方ははじめまして! そうじゃない方はまずすみません。都合によってアカウントを変えさせていただきました。前は携帯で売っていたのでキーボードを使える端末でのログインです。
最終投稿から約1年経ってしまいましたが、またお願いします。
今回は前回のバトルものとは打って変わって現代社会の禁断の恋愛ものです! らしくはありませんが、描いてみたかったので(笑)
二度目ですが、読んでくれると嬉しいです!
その日、小田原駅から東口ロータリー、箱根登山バスの国府津行きに乗り、「東峰高校前」のバス停で下車して近くに通っている西湘バイパスの下を潜るように通ったら出ることができる浜辺。
いつもなら、人影といった人影が無い静かな場所だ。
真っ赤に染まった浜辺で、高校二年生の三崎 咲矢はとある少女に思いを告げられた。
同じ高校の一つ上の学年のタイを緩く締めている大人っぽい女子。
「私は咲のお姉ちゃんだけど…このおもいは、この想いだけは本物で本気だから…。だから」
潮風に揺れる彼女の長く綺麗な銀髪はまるで夕日を映し出しているかのように橙に染まっていた。
その日、小田原駅から同じく東の方角にある東峰高校の校舎の中。
日が沈み、夕日が辺りを別世界のように真っ赤に染め上げる時間。
黒板も、机も、白い床も、全てのものが真っ赤に染め上げていた。一人の少女が誰もいなくなった教室の中で、三崎 咲矢に思いを伝えた。
同じ高校の一つ下の学年のタイを着慣れない感じで締めている女子。
「兄ーに…。立江ね? 自分でもおかしいと思うけど、兄ーにの事が好きなの」
彼女の肩を擽るくらいの銀髪は恥ずかしさで赤く染まった頰を隠すように、教室に入り込む風に揺られていた。
「3」
三崎 咲矢の朝はいつも姉である三崎 夢流のカウントダウンから始まる。
綺麗な声なのに、不吉に感じてしまう。
「…ん…」
「2」
「夢流姉…?」
咲矢は声にならない掠れた声で声の主の名を呼ぶ。
「1」
直後、咲矢の鼻先に冷たい鉄板が落とされる。
「がふっ!!」
これが三崎 咲矢の毎朝のモーニングコールだ。
鼻を抑えながら、自室から一階のリビングに降りると、咲矢と同じく鼻を抑えた少女が先に朝食の席に着いていた。
「あ、兄ーに…おはよう」
「立江、おはよう…」
銀髪のショートカットで、頭のてっぺんから生えている一本のアホ毛がトレードマークの現在高校一年生で咲矢の妹である、三崎 立江だ。
立江の頭はボサボサで、いかにも寝起きと言った感じでボーッとしている。
こう見えて成績は優秀でスポーツも万能な完璧超人、では無く、勉強平凡、お外嫌い、なのにスタイル抜群な上に見た目だけ完璧な妹。
周りに妹なんていてもいい事ないぞってい人がいたら同感する。
「鼻痛い…」
ごもっともな発言だ。
おそらく咲矢と同じように鉄板を顔面に食らってしまったのだろう。
「あんたたちが起きないからでしょ?」
咲矢の後ろから先ほどの姉、三崎 夢流が頭を小突いてきた。
現在高校三年生の姉、三崎 夢流は、立江と同じように綺麗な銀髪で、立江とは違って二本のアホ毛がトレードマークでロングヘアーの女の子だ。
こちらは妹と違って料理はできるし、家事も全てこなし、面倒見がいい。
おそらく世の男子高校生が想像するような姉だ。
もちろん、元ヤンで少々、否、だいぶ気性が荒くなければだが。
毎朝美少女が振るうフライパンで目を覚ましたい人なんて一握りの変態だけだろう。
「だとしてももうちょっと優しい起こし方できませんかね」
「そーだよ姉ーね」
咲矢に便乗する形で、頰を膨らませる立江。
「わかったから、ほら、ご飯にしよう」
流された感が否めなかったが、ともかく朝食だ。
今朝のメニューはロールパンとハムエッグ。
ハムエッグはシンプルだが姉流の味付けがされてある。最高の味だ。
他の家のハムエッグを食べたことないが。
朝食を終え、3人が入るには少々狭い洗面所で仲良く顔を洗い、歯を磨く。
制服に着替えた立江はいち早く家を出て行き、咲矢は前日の洗濯物をベランダに干し、夢流は今朝の朝食の後かた付けをする。
仕事の量的に咲矢が二番目に家を出る。
「んじゃ、お先にー」
「いってらっしゃい」
夢流に見送られて家を出た。
これまでが三崎 咲矢の朝であるが、ここで、咲矢は居心地の悪さをひしひしと感じていた。
それは、6月下旬のジメッとした気温のせいとかではなく、先日の出来事が原因である。
三崎 咲矢は二週間前、二人の女子から告白された。
一人は咲矢の通っている学校の誰もいない教室で。もう一人は咲矢が通う学校の近所の浜辺で。
どちらも、絵に描いたようにロマンチックなシチュエーションだった。
告白してきたのが姉と妹でなければの話だが…。
思い当たる節は特にない。ましてや相手は家族だ。あったとしても気づけるはずがない。
告白されたこともなければ告白したこともない咲矢にはレベルの高すぎる初めてだ。
「なんなんだろうなぁ…」
浮かない様子でその日の晴れた空を見ていると、家を出てから数分ほど場所で後ろから頭を小突かれた。
「っ!」
「おっす、咲矢」
男らしい口調で右手を小さくあげている彼女は神野 巴。
口調とは打って変わって女の子らしい清楚な黒髪ショートカットで、両耳をイヤホンが塞いでいる。
パッとみ咲矢の偏見で軽音部に所属していそうだが、実際は剣道部と男臭のする部活に所属している。
容姿からは男子受けは大変良く、女子からも告白される始末だ。
「なんだ巴か…」
「なんだとは何よ」
彼女だが、実は小さい頃から隣に住んでいる幼馴染で、小さい頃は「ともちゃん」「さっくん」と呼びあった仲だ。
今は巴の方から恥ずかしいからという理由でやめている。
付け加えるなら、「神野」はこの辺りでは有名な苗字で、咲矢たちが今歩いている道の右側にある塀の向こうにそびえる和風なお屋敷が『神野邸』だ。
咲矢も何度か遊びに入ったことはあるのだが、何度入っても驚かされるほどに、家の中も庭も広い。下手したら迷子になってしまいそうなくらいだ。
「ったく、金持ちはちがうね」
「ん? なんかいった?」
巴はイヤホンをしていて咲矢の皮肉を聞いていなかったようだ。
こんな皮肉を言う咲矢だが、巴が初恋の相手で、十年間、思いが変わらないことを巴は知らない。
咲矢たちが通う学校は近所の小田急経由で螢田駅から小田原駅まで行き、東口バスロータリーから出ているスクールバスに乗り、揺られること5分。
海沿いにある校舎が綺麗な事で有名? な「東峰高校」だ。
特に自分の高校を自慢できない咲矢にはとてつもなくどうでもいい事だが。
学校に着くと、咲矢は二度寝の時間と称して朝のホームルームまで自分の机に伏せる。
「なぁ、咲矢」
直後、一人の男子に眠りを妨げられた。
「ん…なんだよ新屋…」
咲矢が伏せている机に片手を置いて立っている爽やかな青年は新屋 斗真。
彼は高校に入ってからの友だちだ。
咲矢なんかに好んで話しかけてくる変わった人だが、成績優秀、スポーツ万能、さらには軽音部でイケメンという神ステータスを持っている。
本当にいるんだな、こういうやつ。入学当初はそう思った。
いわゆる人生の勝ち組。
……はぁ、殺してやろうか。
「朝からお昼寝ですかい?」
「悪いですかい?」
「別に? …ていうか、お前ってさ、神野さんと付き合ってんの?」
「ぶっ!!」
軽い妬みにも似た殺意を抱いていると、新屋の急な質問に大量の空気を吹き出してしまう。
「なにその反応」
「いやいやいや! ないって絶対!」
「じゃあ、なんで朝いつも二人で仲良く登校してくんだよ」
若干引き気味で問い詰めて来る。
「道のりが一緒なだけだよ。家も隣だし」
「そうかい…ていうか、この前の飲み物代返せよな、いい加減」
新屋はそう言って、なんだか腑に落ちない顔をしてその場を離れた。
飲み物代、借りただろうか。
大体、新屋のやっていることや言ってることは間違ってないのだから、借りたのだろう。
「はぁ…」
そんな大切な友達に借りているお金のことなんかより、咲矢には悩み事が多い。
十年間に渡る巴への片思いに終止符を打ちたいというのもあるが、その前に姉妹の問題を解決しなければならない。
ぶっちゃけ、定期試験なんかよりもずっと怖い。
「ここ、試験でるからなー。チェックしておけよ」
そんな数学教師の言うことも今の咲矢には全く入ってこなかった。
「聞いてんのかー、三崎ー」
ボーッとしていて教師の接近にも気付けなかった。
「え、あ、はい」
「たのむぞ、マジで」
咲矢の頭の中はそんなことより彼女たちのことで頭がいっぱいいだった。
…まずいな…勉強に集中できない。
別に咲矢は勉強ができないわけではなく、常にランキングの中の上あたりをキープしている。
別に勉強が好きってわけではないのだ。多趣味な一般高校生とは違ってやることがない、ただそれだけ。
だが、そんな咲矢も先日の出来事のおかげで全く勉強に集中できずにいた。
「はあぁ…」
静かにため息を吐き捨てる。当たり前だが、誰も気には止めなかった。
昼休み、群れるのを好まない、そもそもいっしょに昼を過ごす友達がいない咲矢は屋上で一人、風に当たりながら昼食をとるのが咲矢の日課だ。
珍しく屋上が解禁されている高校で、屋上からは海の眺めが最高。
だが、そんな景色より、青春を謳歌したい若者たちはここに来るよりは涼しい教室で話倒している方が楽しいのだろう。
基本そんなことを考えながら人が少ないこの最高の場所で昼を過ごす。
できるなら咲矢も、話し相手が欲しい。
だが、それができない理由は「三崎」と言う苗字が関係している。
『学生戦争』
なんて今聞けば古臭いイメージしかないだろう。
町内の一握りの不良が三つのグループに別れ、名誉だなんだと自分たちのために喧嘩に明け暮れ、警察が出動するなんて日常茶飯事だった。
そして、その騒動で名を馳せてしまった「三崎」は名前だけで忌み嫌われる。
そんなこと関係なしに友達として振る舞ってくれる新屋や巴ははっきり言ってバカなのかもしれない。
「あっ、先約がいた」
急に背後で自分以外の声が上がり、たまに来る写真撮りの女子高生かと一応、確認のため半見する。
「なんだ巴か…」
「なんだとは何よ」
神野 巴が髪の毛を抑えて咲矢の背後に立っていた。
何年も前から変わらないやりとりを交わすと、巴は咲矢の隣の柵に手をかける。
「隣失礼するよ。風強いわね」
「お前こんな所で何してんだ? 友達いないのか?」
「失礼ね、いるわよ。少なくとも咲矢以上にね」
「なら、そのお友達とやらと一緒にランチしなくていいのか?」
「『とやら』って何よ。ったく、そんなだから小学生の友達しかいないんじゃない」
「小学生はいいぞ、嘘をつかないし、何より心が綺麗だ」
「……」
「ま、間違ったことは言ってない」
人間というのは歳をとるにつれて薄汚れていく生き物だ。
軽蔑の目を向け、スマホを取り出す巴。
咲矢は何をする気かいち早く察した。
「おっと、そのスマホをしまってもらおうか」
「いや、より良い社会のために…ね?」
「よせ! これ以上有名になりたくない!」
放課後、不幸にも先生に野暮用を頼まれてしまった咲矢は、資料を校舎の端から端まで往復させられ、バスを一本逃してしまった。
やっと乗れたバスに5分程度揺られ、小田原駅にたどり着く。
「ゲーセン…か…」
目に入ったのは駅の近くにあるゲームセンター。
「たまには悪くないかもな」
そんなことを思って、咲矢はゲームセンターへ歩みを進める。
たしかに最近の晴れない気持ちを紛らわせるにはこういった遊びも大事なのかもしれない。
中に入るなり、咲矢の耳を様々な音が支配する。
「うわ…すげぇな」
近くならまだしも、少し離れると人の声は音にかき消されて聞こえずらくなる。
そんな中、目ぼしいゲームを探して歩いていると、何やら人がやけに多い場所を見つけた。
「ん…なんかすごそうだな」
咲矢は率直な感想を漏らしてその人だかりへ吸い込まれるように近づく。
「音ゲー…?」
どうやらリズムゲーム。
行列というよりは傍観。
皆、見せ物を見るような目で縦に長いゲーム機を見つめていた。
「すげー…」
「何あの子…てか、めっちゃ可愛いじゃん」
「それな! 銀髪とか初めて見た」
……ん? 銀髪?
客の中の気になる発言に咲矢は今プレイしている人物を再確認する。
「え…」
綺麗な銀髪にリズムに乗ってゆらゆら揺れる一本のアホ毛。
「立江…」
声をかけようにも背中から伝わってくる緊張感に声が喉を通って戻ってしまう。
別に用があるわけでもない咲矢は別のゲームを探しにその場を後にしようとした。
「忘れ物に気をつけてくださいねー」
そんな機械音声が聞こえ、咲矢は振り返るとちょうどゲームを終え、スクールバッグを持って振り返った立江とバッチリ目が合ってしまう。
「あ…」
「…」
立江は周りの目線を気にしながら俯いて咲矢に近づき、右手を握って引っ張った。
「なんだよ…」
「か、帰ろ」
どうやら自分で作った人だかりが怖いらしく、頰を少し赤くしていた。
咲矢は立江に引っ張られるまま小田急線に乗り、小田原駅から二駅の螢田駅で降り、歩くこと十分、ようやく我が家にたどり着いた。
「ただいまー」
「ただいま」
姉の夢流はまだ帰っていないようだ。
立江は帰ってくるなり、玄関に制服を脱ぎ散らして二階の自室に篭ってしまった。
「自分の服くらい自分で片付けろよな」
そんな愚痴をこぼしながらも、立江の制服を拾い集めて、ハンガーにかけ、立江の部屋まで持っていく。
「入るぞ」
ノックをしてから立江の部屋に入る。
立江はしっかりヘッドホンをして周囲の音を遮断していた。
自分の部屋だからといって年端のいかない妹が下着姿で過ごすのは如何なものかと考えてしまう。
だが、妹は妹だ。妹の下着なんてただの布同然だし、裸なんて教科書に乗っている裸体を見るような目で見ることができる。別に興奮なんてしない。
…しない!
「ここにかけとくからな」
咲矢はそう言って立江の後ろにあるタンスの開きにかけて部屋を出る。
「はい雑魚乙ーー!! 甘いんだよなぁ!」
立江の独り言。
普段は穏やかな立江の口がゲームになると一気に悪くなる。
特にFPSと呼ばれる、ファースト・パーソン・シューティングでは、まるで別人のように豹変するのだ。
それだけ本気度が高いのだろう。
FPSだけではなく、格闘ゲーム、通称格ゲーや、先ほどやっていたリズムゲーム。
幅広いジャンルのゲームをしている。
部屋にはゲームの大会のトロフィがショーケースの中に綺麗に並べられていて、その中には立江が取ったものもある。
ご覧の通り、三崎 立江は『ゲーマー』である。
咲矢は我が家のシェフである夢流が帰ってくるまでの間、咲矢自身も中学の頃に履いていた着心地の良いジャージに上下ともに着替え、冷蔵庫を開けて食材の量と種類を確認する。
「あ、牛乳切らしてる…醤油も後少しか」
咲矢は上のジャージだけ、名前の刺繍が入っていて恥ずかしいので白いパーカーに着替え、財布を持って家を出る。
咲矢が向かうのは自身のバイト先でもある近所のスーパーだ。
近所といっても徒歩15分もかかるのだが。
スーパーに着くとカゴもとらずに牛乳と醤油、適当なスナック菓子二つを持ってレジへ。
人見知りなので軽く店員のおばさんに挨拶をして足早にスーパーを後にした。
「買い忘れはないはず」
と、レジ袋の中を確認して帰路につこうとしたその時。
「?」
近くで男と男が怒鳴り合うような声が聞こえる。
と言うよりは誰か一人に向けて怒号を浴び出ている感じ。
この辺では割と珍しいことで、『学生戦争』以来ケンカなんて大小問わずにご無沙汰だ。
「くわばらくわばら」
咲矢は関わらないように声のする方へ行かない形で遠回りして帰ろうとした。
…これ以上、『学生戦争の覇者』なんて呼ばれるのはごめんだ。
「…?」
ピタリと先ほどまでの怒号が止んだのだ。
咲矢はその時、悪寒を感じてしまい吸い寄せられるように声がした方向へ歩き始める。
たどり着いたそこは街灯が少なく、人通りのない小道。
日が沈みかけ、薄暗い中、黒のフード付きのパーカーに身を包んだ人物とその足元に寝そべる体格の良い華美な男、二人。
「…」
思い出す『学生戦争』の光景。
学生は気が立ち、大人はそれをなだめようともせずに、事件の解決だけを目的として動き回っていた時代。
「夢流姉…何やってんの」
「ん? 咲?」
咲矢の目の前でフードを取り、優しい様相で咲矢の方を見る姉の三崎 夢流。
「あぁ、これ?」
「…」
静かに頷く咲矢。
「なんか、ここ通ろうとしたら絡んできたから寝かせてあげただけだよ」
その言葉に狂気を感じる咲矢だが、今回、悪いのはどうやら相手のようなのでこの場は何も言わずに、夢流を連れて立ち去ろうと、夢流の右腕を引いた。
咲矢は別にか細い姉が体格の良い男二人をボコしたことに疑問は持たなかった。
なぜなら、彼女は『学生戦争』で「三崎」の名が馳せてしまった理由の張本人で、一騎当千の「鬼の三崎」と恐れられていたからだ。
だが、恐れていてのはその「鬼の三崎」であって夢流自身ではない。
恐れているのは「三崎」そのもの。
さらにその時、夢流はショートカットだったため、大変な事件を巻き起こしたこともある。
そんなことがあったが、三つの勢力を夢流が一人で潰さなければ学生戦争は終わらなかった。
即ち、姉の三崎 夢流は『学生戦争の覇者』である。
家に着いた頃には日が沈み、立江が腹を空かして自室からリビングに降りてTVをつけていた。
「遅いよぉ」
「悪い悪い、夢流姉を拾ってたら遅くなった。じゃあお願いしますね、夕飯」
咲矢は夢流に夕飯の支度を頼み、自分は風呂掃除へと向かった。
今晩のメニューはオムライス。
夢流の得意な卵料理の内の一つで、「楽にできるから」と言う理由だが味は完璧。頰がとろけそうだ
毎日ありがとうと姉に言いたくなるような晩飯を終え、3人は風呂、歯磨きをしてからそれぞれの布団に入る。
こうして三崎家の1日は終わった。
咲矢は悩みながら目を閉じる。
今回、読んでくださりありがとうございます。
まだ文章力に自信はあまりありませんが、前回書いていて、下手な文章に暖かなコメントをいただけて嬉しかったので、またこの場で活動させていただきます。
ただいま、ジャンルの異なる様々な作品を製作中です。あれこれ手を出していこうと思っている所存であります。
これからもペースは遅くなりますが、続けていくつもりなので、お付き合い頂けたら幸せです。
ありがとうございました。