017
「すみません」
「・・・・・・」
「あれ?やっぱりやってないのかな?すみません!」
本当にここが防具屋か不安になり、先程より、大きな声を出す。
「・・・やっかましいわ。聞こえとるわ。」
寝癖がついていたので、絶対嘘だだと確信できるが、そんなことを言って、不快にさせて、防具を売らないと言われたら、どうしようもないので、グッとこらえて、話をする。
「防具を売って欲しい。」
すると、小さい親父は、すこし目を細める。完全な疑いの目だったので、また怒りが増して来そうだが、頭は冷静でないといけないと、前世で習ったので、すこし落ちつきながら、話を聞きに入る。
「ほう。招待状は持って来ているのか?」
「あぁ。」
「なに。領主様から勧められたのか。見込みがいもありそうだ。」
小さい親父さんは、怖い顔で、にやけている。
「すこし待て。」
小さい親父さんは奥の方に入っていく。時間を持て余したので、防具を見ることにした。
ガラスケースの中ある防具をみてみた。
それは、銀色の防具の一式などがあったり、部分的な防具などがあり、見てみた。
「情報収集魔法」
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名前 鋼鉄の鎧
防具レア度 ♣️♣️♣️
詳細 デパーロが作成。鋼鉄は、鉄より固く。また、これは目安として置かれたもので、体型に沿ったものではないので、すぐに買うことはできない。
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そして、すこし気になる赤い防具の鎧があったのでスキルを使用した。鎧を見てみた。
「情報収集魔法」
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名前 ファイアウルフの鎧
防具レア度 ♣️♣️♣️♣️♣️
詳細 デパーロが作成。ファイアウルフの毛皮ががつかわれている。火体制の鎧だ。毛皮が使われているが、火はあまり通さない。
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「これいいな。」
「あぁ。そうだろ。」
すると、奥からデパーロが出てくる。
「持って来たりしたら作ってもらえるのか?」
「そうすることも可能だ。だが気に入ったものにしか作る気は無いから、お主もその1人になればな。」
出来たらいいなと、思っていたができるとは思っていなかった。
「気に入ってもらえるように祈るよ。」
「それにしても、よくわかったなあの防具の素晴らしさを鑑定のスキルでも持っているのか?」
「まぁ、そんな感じだな。」