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心機一転

四月。

出会いの季節だの別れの季節だの…リア充だろうがネト充だろうが浮かれている、そんな月。

私だって多くの別れを経験し、出会いを経験することになるであろう季節。

これから入学する校舎の前で深呼吸して。



私の高校生活が、今、幕を開けようとしていた。




さて…

どうやら新年度早々、私は随分と【ツいて】いたらしい。




まさか、後ろから三番目という微妙な場所に座れるなんて!

一番前は論外、後ろもさりげなく目立つ、各二番目も危ない。真ん中である三番目が一番目立たない…それが私の持論。

出席番号順万歳…目立たない席万歳。

ただ、廊下側ってのが頂けないな。窓側なら完璧だったのに…!

目立たない席で、目立たずに一年をおえたい。まともな友達沢山作って、それなりの高校生活を過ごすのが目標。中学までのヲタというレッテルを剥がしてみせる…!

その為にバスと電車を乗り継いで更に歩く、足の悪い学校を私は選んだのだから!


「それじゃぁ、名前順に自己紹介してもらいましょうか。」


担任となった教師の声で現実に意識を戻す。

自己紹介かー。なんて声がしている中で出席番号一番が話し始めた。

どうしよう、何を言おうか。全く決まらない。

入る予定の部活なんて考えて無かったし、これといって好きなもの…といえば…言えないような物だし…


そんな事を考えている内に自分の番が回ってきた。あぁもう、なるようになってしまえ!







「府宮市、府宮市立第三中学校から来た北原月輝です!好きなものはアニメラノベ、ゲーム、声優さんです、よろしくお願いします

。」








あれ、早々にヲタバレしてるじゃねぇか

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