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夏生詩集

祈り

作者: 夏生

夜、窓の外から車のエンジン音が聞こえる


こんな時間でも活動している人がいる


人の時間はそれぞれだと肌で感じる


カーテンを少し開いてみると


向かいに建つマンションから灯りが


見える、白い灯りが


見知らぬ人に思いを馳せることを


おぼえたのは


村上春樹の処女作だった


どうしようもないことがあって


救うとか、助けるとか


やりたくても出来ないことが


うんざりするほどある、この世界に


生きる人たちに心をこめて


僕は・君たちが・好きだ


と言う


言葉で人を抱き締めた場面だ



私はそんなことは出来ないから


黙って祈る


信心深いわけじゃないけれど


念は通じるというから


具体的に特定せずに、細かいことはいわず


どうか良い方向に向かいますように、と












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― 新着の感想 ―
[良い点] かわいいなー。 [一言] お祈りの詩だね。世界全体めちゃくちゃ平和で有りますように。 BY/とーよー
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