最近のなろうと、私の意見
“最近のなろうはつまらない”
このワードを題材にした短編が最近、目に見えて増えてますよね。
私の気のせいでしょうか。
少なくとも私の目には、そういった短編が増えてきたように映るのです。
まあ、それは良いとして。
ここで大事なのは、そういった短編がユーザーの皆さんの目に留まって、日刊ランキング入りをしちゃったりすることなのです。
正直に言います。
便乗しました、私も何か書いて日刊ランキング入りを果たしたい!
そんな下心満載の残念思考で、今この文章を書いております。
どうか見放さないで。
筆者も割と本気なんです。
さて、長々とどーでもいいことを失礼しました。
ではそろそろ本題に入りましょう。
なろうが最近つまらない。
なろうとは、皆さんご存知の小説投稿サイト「小説家になろう」の略称です。
今からおよそ9年前の2004年4月2日に設立されて以来、数十万ものネット小説が投稿され、およそ三十万ものユーザーが登録する大型サイトへと進化し続けてきました。
また最近はランキング上位の作品が軒並み、書籍化されていることから、出版社からの注目も寄せられていることが分かります。
そんななろうの良いところ。
それはやはり、無料で小説を読めることではないでしょうか。
書店でいざ小説を読もうと思っても、お金がなければ買えませんし、立ち読みも周囲に気を使って落ち着けません。
店員さんも立ち読みされるより、買って読んで欲しいと内心思っていることでしょう。
そこで活躍するのが、なろうです。
上記にもあるように、このサイトでは数十万の小説を全て無料で読むことができます。
それに加えて気軽に筆者に感想を送ったり、レビューを書いて宣伝することもでき、更には自分が書いた小説を投稿することもできるのです。
しかもユーザー登録にお金は掛かりません、無料です。
そんな機能面の充実とコストパフォーマンスの良さに感銘を受け、私も数年前からこのなろうの小説作品を拝読しています。
いや、もうね、ホントに素晴らしい限りですよ。
でも、やはりね。
どんなところにだって不満はあるものでして、誰かが言ったわけです。
「最近のなろうはつまらない」と。
その原因は何か。
それは恐らく、ランキングを見れば自ずと見えてくるはずです。
異世界、転生、転移、チート、ハーレム、迷宮、VRMMO、主人公最強、俺TUEEE、そんなワードで溢れていませんか?
人はこれを王道、またはテンプレと呼びます。
良いですよね、テンプレ。
もはや、なろう名物と言っても過言ではないくらい、よく見られますよね。
異世界へ行った主人公が、チート能力で無双する。
私自身、そういった小説は大好きでして、頻繁に読んでおります。
ですが、そんな私でもたまに思うのです。
流石に数が多すぎやしないか、と。
いや、むしろ私にとっては読む小説が増えて嬉しい限りなのですが、それを疎ましく思う人も当然居られるわけでして。
「数年前まではなろうにもっと面白い作品があった」
「最近の日刊ランキングには良作があまりない」
そんな意見を目にする度に、やはり自分の主観だけで物事を判断してはいけないのかなぁ、と考えさせられます。
おっと、いけない。
結局何が言いたいんだよ、と思われた方、申し訳ありません。
昔から、説明やら解説やらを長引かせて結論を出すのが遅いところが、私の悪い癖でして。
つまりですね。
テンプレ要素が多くても、日刊ランキングにそれらを含んだ作品が入り乱れていても、別に良いのではないかと思うのです。
それらはあくまで読者の皆さんから評価を受けたからこそ、ランキングに浮上したわけですし。
それに私の主観ではありますが、今でも良い作品は沢山あります。
一概につまらない、と言ってしまっては書き手の皆さんにも、読み手の皆さんにも失礼です。
そもそもなろうは、誰でも気軽に自作小説を投稿できる場所です。
決してプロの小説家が賞を狙って書く場所ではありません。
ですから、自分が面白いと思う作品を見つけたいなら、なろうやランキングにケチをつける前に、自力で探す努力をしましょう。
評価は低くても面白い小説だって、このなろうには沢山埋もれています。
それらを発掘するのも、また一興なのではないでしょうか?
そして面白い小説を見つけたら、評価なり感想なりレビューなりを書いてみるのも良いでしょう。
きっと皆さんの声援が筆者の力になります。
まあ、端的に言えば私にも感想くださいお願いします。
以上が、私の意見です。
見苦しい文章に、出鱈目な文法、脱字誤字、更には欲望に忠実な筆者の心の声が反映されていたり、自分でもやりすぎたなと反省しております。
後悔はしてませんけどね。
貴方がより良い作品に出会えることを心よりお祈りしています。
最後まで読んでくださった貴方に感謝を。