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魔王と勇者にさせられました。  作者: 水原緋色
魔王と勇者誕生編
9/27

第9話 打ち明け話。

 あたしは女神様から解放され起き上がる。


突然起き上がったあたしにびっくりしたのか、ジュノとアリアが体をビクつかせていた。



 女神さまの話を聞いているとき、あたしは考えていた。このまま、ジュノとアリアの2人に真実を教えないまま、日々を過ごしていくのか…それとも、真実を教えて日々を過ごすか。この二つのうちどちらがいいのか、あたしは考えた。前者は後々めんどくさいことになることが容易に想像できる。後者は今めんどくさくなることが容易に想像できる。どちらにしろめんどくさい。だからそういうことは、早く終わらしてしまったほうがいいと結論し言うことにした。



「ジュノ、元の姿に戻って。」


 突然そんなことを言うあたしに、思いっきり首を横に振る。アリアは驚いたようにジュノを見る。


面白い…。なんて呑気なことを思ってるあたし。

 とりあえず、ジュノには元の姿に戻ってもらわないと話が始まらない。…わけでもないけど、戻ってもらったほうが楽。


「戻ってくれないんなら、もう一緒に旅はできない。」

そう言うとジュノが逆らえないのを知っている。卑怯なやり方とは思わない。あっちだって、あたしにひどいことをしたからお相子。


 ジュノは渋々というように、元の姿に戻ってくれた。


 うん、いつみてもかっこいい。目の保養になる。


「あの…貴方、は?」


ジュノに見とれながら問うアリアは、一瞬で恋に落ちた乙女に見えた。


このまま、2人で幸せになってくれたらこちらとしてはありがたいんだけどな。…世の中そんなに甘くはないけど。


 「ジュノだよ。今まで猫になってたんだけどね。ジュノは魔族。そして元魔王」


言葉を切って双方の顔を見ると、ジュノは俯いていて、アリアはさっきの表情とは一変して困惑の表情を浮かべていた。


「ユウラ様本当なんですか?この方が“魔王”だというのは…?」


「違う違う。“元魔王”だよ。今の魔王はあたし。」


 そう言うと、さらに困惑の表情を浮かべた。そうなると思ってた。でもこんなことで困惑してもらっていては困る。これから、アリアの考えを変えるのだから。



 「今は分け合ってユウラのそばにいます。悪さをしようってわけじゃないです。だから、心配しないでくれたらうれしいです。」


 ジュノは警戒心むき出しでアリアに告げる。アリアは少し怯えているようだった。

でも負けじとアリアも食い掛かる。


「勇者となったユウラ様が、どうして魔王になんかなってるんですか!?説明してください、元魔王!!」


ため息をつきたくなる展開だな…。これは放っておくとめんどくさい事になりそうだから、今のうちに黙らせないと…。


「何言ってるんですか?ユウラは最初に魔王になったんですよ。貴女が勇者にする前に。」


もうしゃべっちゃってるよこいつ!!ホントめんどくさい事になるからやめてよ。黙っててよ。


 これ以上2人が勝手に喋らないように、素早く口を塞ぐ。


もごもご言っているがそんなことは気にしない。勝手に喋るやつが悪い。


「2人ともあたしの言うことを最初に聞きなさい!!話が一向に進まないでしょ。まったく…そんなことも考えれないほど馬鹿なの…?」


 あたしの「馬鹿なの」という一言に、いきなりシュンとなる。


やっと話せると一安心し、女神さまから聞いたことを全て話した。



遅くなりました。


話がなかなか思いつかづ、自分でも困ってます…


誰かいい方法教えてください!!


誤字・脱字あるかもしれませんが、気にしないでください。


気になる方は、コメントしてください。


感想等も待ってます。

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