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東京BOMBー再起動ー  作者:


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第2話 六人、初対面

仮釈放の手続きを終え、東京BOMBの3人は護送車に乗せられ、厳重な警備の中で警視庁へ移送された。

手錠と足枷は外されているものの、両脇には屈強な警官が並ぶ。自由ではないが、確かに“外の空気”だ。


久しぶりに吸い込んだ外気に、白旗玲央は鼻で笑った。


白旗「いやぁ、やっぱ太陽の光っていいねぇ。牢屋じゃ拝めないからさ」

天城「感慨に浸るのは任務を終えてからにしたらどうだ」

白旗「ジンちゃんは相変わらず堅いね」


久賀野火は無言のまま、車窓から流れる東京の高層ビル群を眺めていた。その視線には、警察にも仲間にも読めない深さがある。



◆警視庁 特別地下フロア・ブリーフィングルーム


爆発物処理班の精鋭3人はすでに揃っていた。黒川班長、八木沢明里、三島剛士。

そこへ東京BOMBが警官に付き添われて入ってくると、空気が一瞬で変わった。


敵として命を懸けて戦った過去は、簡単に消えない。


互いの視線がぶつかり合うなか、黒川がゆっくりと前に出た。


黒川「…ようこそ。ここからは同じチームだ。

まずは礼を言う。協力に応じてくれて、ありがとう」


天城迅は皮肉な笑みを浮かべて応じた。


天城「勘違いしないでほしいな。

私たちは“東京を救いたいから”協力するわけじゃない。

自由になるための条件だから従うだけだ」


八木沢が小声でつぶやいた。


八木沢「最悪の性格は、刑務所でも矯正されなかったみたいね…」


白旗はむしろ楽しそうに処理班を眺めていた。


白旗「へぇ〜、これが東京を救ったプロの皆さん?

よろしく頼むよ。あ、手加減はしないからね?」


三島は腕を組み、低い声で言った。


三島「そっちもな」


ブリーフィングが始まり、八木沢が渋谷で撮影された映像を映す。


謎のミサイル型爆発物を映す巨大画面。

内部で微弱反応が起きた瞬間のスコープ映像も再生される。


白旗の笑みがすっと消えた。

久賀は前のめりになり、天城は眉をひそめる。


天城「……見たことがない。素材も構造も既存の兵器とは異質だ」

白旗「火薬量が読めない。これ、もしかすると爆弾じゃない可能性もあるよ」

久賀「いや……爆弾だ。だが“普通”じゃない」


黒川が説明を続ける。


黒川「内部にアクセスしようとした瞬間、装置が自動反応した。

以降、触れることすら危険だと判断し、撤退した」


東京BOMBの3人は互いに目を合わせたあと、天城が口を開く。


天城「これは高度な“防御型システム”だ。

我々が作ってきた爆弾の技術とは完全に別次元。

おそらく——日本のどの組織も作っていない」


その一言が、室内に重く響く。


八木沢が震える声で問いかける。


八木沢「じゃあ…誰がこんなものを?」


天城は肩をすくめた。


天城「それをこれから調べるために、我々がここにいるんだろう」


黒川が深く息を吸い、言った。


黒川「六人で出るぞ。

渋谷へ。まずは現場で“未知の爆弾”の正体を暴く」


六人の視線が交差した瞬間、チームはまだバラバラのままだ。

だが――確かに歯車は回り始めた。


こうして、“禁断のタッグ”の初任務が動き出す。

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