スピードもパワーも申し分無さすぎるwww
アスカです。
さて、地下のリングに彼女の二人、あと練習生何人かで上がってみました。
基礎体力を見るために動いてもらったり、柔軟運動をしてもらいましたが、文句の付けようがありません。
元々地元では女ヤンキーで男ともガチのステゴロをしていたような入門者でも汗だくになって倒れるようなメニューの入口だけをやってもらいましたが、平然としています。
まじかよ・・・
アタシだけじゃなく、元そういう女子、今練習生のピー・・・最初に入口で対応してアタシに振ってきた子・・・含めてそういう顔してます。
アタシもこいつらもそれなりに汗がじわっと出る程度のメニューなんですが、
「えーと・・・こんなにユルくていいの?」
くらいの表情で平然としています。
汗はかいてないわけじゃないけどタオルで拭くほどじゃない感じ・・・ただもんじゃなさすぎんだろ、こいつ。
まあ、アップはできたと思うんでリングに上がってもらいますか・・・
彼女にはヘッドギアとオープンフィンガーグローブを付けてもらっています。
ブーツは・・・31cmなんてサイズはありませんでしたので、厚底スニーカーのまま・・・ハイカットなんでなんとかなるかな?
じゃ、やってみようか。
あなた・・・レスリングの経験・・・少なくとも競技の経験はないよね?
「御座いませぬ」
さっきからちょっと思ったけど、言い方が固いというか古めかしいというか・・・
「習性ですのでご放念いただきたく」
まあ・・・相当鍛えてはあるよね。それは分かるけど、首も・・・太くはないよね。耳も綺麗なもんだし。
「そこは、モデル優先ということで敢えて鍛えてません」
まあ、広背筋は鍛えられてるっぽいし、太腿だけじゃなくてふくらはぎも・・・ちょっと太めくらい?腹筋だって割れてない?
モデル的にどうなの?
「そのあたりは今ではパソコンで修正してもらえますから。手首も腕もモデル仲間と比べれば太めです・・・腕自体が異常に長いので、出来上がり写真ではそんなに目立ちません・・・足もですが」
それは思った。アマレス体型じゃないなって意味でね。
なるほど、さっきのスイッチングで一気に距離を詰めるのは足の長さね。
そうかぁ、パソコンで腹筋を滑らかにするなんてもう普通なの?
レスラーのポスターやカレンダーなら強調するところなんだけど。
「もう10年単位で普通になっている模様です」
じゃあ、持ち技教えてもらえる?
「ん?持ち技ですか?」
そう。柔道もできるみたいだし、さっきの様子だとボクシングもできるっぽいけど、手そのものはキレイだったから、例えば正拳突きを繰り返して拳を固くしたってことはないよね?
じゃあ、大外とか小外刈り、一本背負いとか?今ならオープンフィンガーグローブしているし、ある程度はクッションも・・・『気持ち程度』あるから、掌底とか裏拳なら、軽めに、こっちの固くないところに打つ分にはいけると思うよ?
さっきの見てる限り、何が来るか分かんないとこっちもケガしちゃいそうだから教えてほしいってこと。
「承知。基本的には自己流。基本は蹴り技だが、一本背負いはできる。巴投げは実施したことが無い。この靴はスニーカー風の安全靴だから、トゥキックが出来る。アスカ殿の身長であれば、眼、鼻、歯、顎、首、あとは鳩尾が狙える」
ちょちょちょちょ・・・完全に実戦系じゃん・・・それは勘弁だなぁ・・・
せめて腹にしてくんない?腹筋ならそれなりに鍛えているから一発やそこらは耐えられると思うから。
あと、カカト落としとかできる?実戦じゃなくてプロレス技としては見た目的にも結構見栄えいいし?
「カカト落とし?ああ・・・ナイフ持ってきたチンピラにはやったことあるが・・・鎖骨だけでなく肋骨も数本割れたっぽいが・・・あれは弱らせてからのトドメでないと入るものではない」
ちなみにアナタはそのとき素手だったの?
「素手ではなかった。先程も申し上げたホームセンターで買った防刃手袋はしていた。武器を持っていたか?という意味では無かったが」
ぼうじん・・・刃物を防ぐって意味?そんなの普通に売ってるの?
「建設工事では普通に刃物も使うから・・・それこそ1000円もしないものからある」
そうなんだ。しかし鎖骨だけでなく肋骨もね・・・そんだけタメるんなら弱らせてからでないと入らないだろうね。
その長ーーい足、目一杯振り上げたらどのくらいの高さになるの?
「一瞬、爪先立ちしている状態で上側の爪先の先っぽまでなら約2.5mだ」
ウソでしょ?
「あくまで一瞬だ。股下が110ちょいあって、足のサイズが30なんだから、垂直に上げればそれくらい行くものだ」
・・・まあ、そうか・・・
じゃあ、ピー、やってみる?
「アタシですか!?!」
お前が最初に案内したんだろ?ヘッドギアもしてるし、大怪我することはないと思うよ?
マイちゃんも、キックで眼や鼻、歯を折りにいくのはやめてね。ミゾオチは・・・場合によってはしょうがないけどできればあまり上は蹴らないでほしい。ヘッドギアも転倒時の事故防止ってくらいのもので、テンプルに強い一発をぶちこまれても耐えるっ、ってためのものじゃないから。
一応、ピーのほうが低いけど重いとは思うけどそれくらいはだいじょぶだよね?
「承知」
じゃ、ピーもがんばってね。ビビってこわばってるとケガするよ!!
「マジっすか・・・うっす!。やるっす!!」
・・・
瞬殺かよ・・・
リング中央に二人が立って、「始め!!」って声を掛けたら、彼女は華麗なステッピング・・・さっきボクシング風してたしな・・・からのフリッカージャブっぽいパンチ・・・伸びるな。
ピーもしっかりガードしたけど、これ、誘いだったんだね・・・
あっと言う間にコーナーに押し込まれて、敢えて超大振りの後ろ廻し蹴り。
で、ピーはしっかり顔面ガード。まあ、ガードしたってゆーか、されられてたって感じだけどね。
その結果、コーナーポストとキックで挟み撃ちになってた。
あちゃーっと思っていたら、今度はスイッチ無しでサウスポースタイルのまま強引に速攻で近づいて・・・まあ、ガード越しに強烈な一発を食らったから無防備この上無い感じだったし・・・ガードをこじ開けて額に裏拳?そのままコーナーポストに押し付けたかと思うと、両手で頭をつかんで膝を交互に腹に入れて・・・容赦無えな、止めるか?って思ってたんだが。
膝の連続でピーの上半身が落ちてきたら、いつのまにか首相撲の形に成ってた。
あれ、彼女、首は太く無いよな?ピーのほうがよっぽど太いよな?
と思った瞬間、ピーの体が宙を舞った。
投げっぱなしジャーマン・・・とは正確には色々違うけど、ほぼそんな投げ技だ・・・6M四方のリングのコーナーからコーナーへ、約8Mの豪快な投げ技だった。
さらに彼女のセリフがぶっとんでた。
「アスカ殿、トドメを刺しに行くべきか?」
ああ、そういう必要はないよ。ちゃんと見せる技もできるんだね?
「一応、ようつべ等で予習はしておいた」
あ、そう・・・ピー、起きれる?!
練習生だってのにあっさり投げられてんじゃねーよ!!
「・・・アスカさん・・・ちょっと休ませて・・・ヌルいって言われてもいいから・・・本気で全身が痛い」
じゃあ、ちょっとだけ寝ときな。
マイちゃん・・・一応、コイツはデビューしてもおかしくない程度の練習生。まあ、もっと見栄えのする技を身につけないといけないけどな?
で、そいつを軽々投げる入門者・・・ですらないのか・・・
「うむ。女子プロレスデビューは希望してない」
結構重かっただろ?
「まあ、県警で男子の警官で、まずまずのタッパの柔道黒帯だと80超えは普通で、100kg超えも珍しくないので」
ピーは・・・100はねーなーー。80ですらギリギリ無いか・・・確かにそりゃそうだろうな。
それにしてもスピードだけじゃなくて、パワーもすごいのな!!
「まあ、お胸の為にも背筋は相当鍛えているから、ああいう系の投げは比較的得意だ」
そうか・・・逆に胸筋はそれほど鍛えてないと。
「そちらは胸が少々減るのと、流石に目立ってしまうので」
で、疲れた?
「然程でも」
まあ、そうか。
ピーはちょっとすぐには無理だと思うから、アタシ含めて三人でマイちゃんとやるんでもいいかな?
「アスカさん!!無茶でしょ!!」「素人相手ですよ!」
今の見てたでしょ?どっちかと言うとこっちがムチャかもよ?
あんたら、ピーをあんなに高く投げれるの?
「「・・・」」
だよね。マイちゃん、やってみる?
「元々、そのようなエクササイズを所望していることをお伝えした認識だが?」
・・・だったね・・・お互いに鳩尾から上、特に顔・頭への攻撃は無しで練習しようか?
「エクササイズとして希望する」
そんなエクササイズはねーよ!!




