リオンちゃんはやっぱりユウウツ
リオンです。
とうとう今日が来てしまいました。
その・・・ジョージとする日です。
決めとかないと決意が鈍るから、と言われ、そりゃそうかと思い、生理の日なんかも考えて決定しました。
場所はホテル等も考えましたが、お金の問題と、あと、マイティさんもユカも何かあったらサポートするからウチに来いと言ってて、なんとそれ専用のベッドまであるとのことなので調布まで電車で、そのあとはジョージ運転の車でマイティさんちへ向かうところです。
・・・
ジョージくん。今日からはジョージって呼んでいい?
「かまいません。マイティさんもユカさんもそうですから」
わかった。ジョージ。何か変な気もするけど、今日はよろしくね。
「はい。不安なことがあったり、痛いときは言ってくださいね。すぐにやめます」
その・・・ネットやマンガでの知識しかないけど、男性って急にやめられるの?
「まあ・・・本当に最初だったりしたら、やめてと言われてもやめられないこともあるかと思いますよ」
ジョージは姉様方と練習を一杯したからやめようと思えばやめられるってこと?
「肯定するのもリオンさんにとっては微妙かもしれませんが・・・そうですね」
微妙って・・・何が?
「その・・・あまりにも複数の女性としているって意味で微妙じゃないかと」
ああ、そうね。でもどうせマイティさんに依頼というか命令というか・・・そんな感じでさせられたんじゃないの?
「それは否定しません。お互いに初めてすぎて上手くいかないと困るから年上の女性で練習しろ、そして女の扱い方を教えてもらえ、というマイティさんが、彼女である・・・というのは・・・最初から色々と困惑するタイプの方でしたが、流石に困惑の極みでしたよ」
ええーー?ジョージはマイティさんという天才を立てながらもうまく宥めている感じに高一のころから見えたんだけど・・・
「そう見えていたなら嬉しいですが・・・とてもとても・・・最初は体力的についていくだけで精一杯でしたからね。それに、マイティさんに『お前が我の彼氏だ』と断定されたのにもビックリでしたよ。彼氏になれ、という命令形ですらなかったですからね」
流石はマイティさんね。ここまでジョージが育つってのも見えてたんでしょ?
育ってみてどう?
「はい。彼女がいなければ今の僕の人生はありません。その前はこーちゃん、神田くんですね、中央高の同級生ですが、彼のお家にお世話になりっぱなしでした。彼のご両親にも・・・中央高に合格したときご挨拶に伺いましたが、とても喜んでいただけました。まあ、こーちゃんが受かってなかったら行けなかったと思いますが・・・母は懸命に働いて僕を育ててくれましたが、お金的にはやはり余裕がなかったですからね。皆さんのお陰でここにいるようなものです」
ああ、高嶺祭の準備しているときにちょっと聞いたよね。
その、聞きにくいけど・・・修学旅行とかは行けたの?
「はい。給食費滞納とかも無く、旅行費用の積立とか、普通の費用までは何とかしてくれました。お土産代とかのお小遣いも修学旅行のときにはもらえましたよ。ただ、学校で必須のお金はともかく・・・放課後のサッカークラブとか、塾とかは無理でしたね」
まあ、塾は高いからね・・・それで神田くんちか。中学の部活は?
「二人とも帰宅部ですね・・・神田くんは勉強のため、僕は・・・スポーツはお金がかかりますからパスでした」
うう・・・桃花と幼稚園のころからミニバスしていたアタシはなんていっていいかわかんないよ・・・
「まあ、そこは割り切ってますから。神田くんと出会う前は図書館しか行くところなかったですし、神田くんと出会ってからも神田くんが塾の時間は図書館でしたから」
しかし、そこからよく中央高受かったよね・・・ほぼ全員が塾かカテキョか両方か、って環境だよ。
「自宅にも高級品じゃないとは思いますがPCがあったのも大きかったですね。URLを神田くんに教えてもらってからはPCで予習もできるようになりましたから」
ああ、URL・・・塾のね。確かにPCでできるか・・・パスワードとかは教えちゃえばわかっちゃうもんね。
「あとは100円ショップ。文房具もノートも安く買えました。塾の教材をやるにはノートがやっぱり別に必要なんですよ」
やっぱ苦労人なんだね・・・
「あまり恵まれた環境じゃないなぁ、ってのは思ってましたが、だからこそ、笑顔で礼儀正しく勉強も運動もできるようにならなきゃなってのは考えてました」
よく真っ直ぐに育ってくれた・・・ってジョージのママなら思ってそうだよ?
「うーん・・・どうでしょう。まあ、裏表は無いですし、愛情を注いで育ててくれたのには感謝してますが・・・」
なんか変な間ね?
「はい・・・そうですね。私好みに育ってくれて嬉しい。彼女と初めて同士でうまくいかないと大変だから、ママで練習しとかない?って誘ってくるような母親はちょっと嫌でした」
そ、それは・・・ちょっと嫌かもね・・・ジョージが16として、33だっけ?できるかできないかでいえば・・・普通の男子はできちゃうものって聞いてるけど・・・
「正直、下半身は反応しますが、やっぱり実の母は嫌ですよ」
反応はするんだ。
「まあ、ウチの母はそっち系には強いので、その手の香水とかも使いますから、より反応しやすくなります」
姉様方はそこまでの拒否感はなかったの?
「なんかいきなり浮気をしているみたいでイヤな気持ちはありましたが・・・先方がマイティさんのために僕を鍛えるというノリでしたので・・・あとは歴史もので読んだことが無いわけでもなかったので・・・」
歴史モノ?
「若君にそっちのことを教える未亡人とかのお話です」
あーー。確かにあるねー。私も読んだことはあるよ・・・女だから当事者感は無かったけどさ。まだ未亡人には早いしね。戦国時代なら今の歳で未亡人もありうるけどさ。
「僕も若君なんて出自じゃないので当事者感は無かったですけど、あちらがノリノリで」
あのブートキャンプ的な・・・部長さんだっけ?
「はい。マイティさんが赤ちゃんのころから見ているそうで、どうせどこかの男とするんだったら私が鍛えあげた男のほうがマシだろうって意味で僕を鍛え上げてくれましたよ」
なんか凄い飛び火というか誤爆というか・・・
「マイティさんと付き合うという事はこういう事なんだ、というのがその時に分かりました」
常識を突き抜けろ的な?
「概ねおっしゃる通りです・・・そろそろ着きますよ」
・・・
いや、豪華な建物だな、ってのが第一印象です。新築じゃないってのはわかりますが、まず、カードキーで地下駐車場に入るって段階でリッチ感があります。
一緒に降りようとしたら、
「暗いのでそちらで待機してください」
と言われて、待っていると助手席のドアが開いて、ジョージが少しかがんで片手を出してきました。
思わずその手を取ると、
「では参りましょう。暗いのでお気を付け下さい」
と言われて、引かれるがままに手を繋いでついていきました。
確かに明るくはないけど、これくらいはショッピングモールの立体駐車場でもあるレベル。真っ暗というわけじゃないです。
まあ、でもこういう扱いもたまには悪くないかと思いそのままついていきました。
そしてエレベーターで直接4Fへ。すっかり明るい廊下ですから、もう手を繋ぐ大義名分は無くなりましたが、ジョージが手を離さないのでそのまま付いて行くだけです。
「では、入ります。いらっしゃいませ、リオンさん」
・・・
玄関で靴を脱ぎ、廊下の左右にある扉の中にはそれぞれの部屋があるんだろうな、と思いながらリビングに到着です。
広いけど・・・なんじゃこりゃ?
左側はリビングっぽい空間だけど右側は会社っぽい空間・・・右側の手前の角は・・・
ああ、彼女の家というか寮でもみたフライトシミュレータ的なやつか・・・こっちにも巨大なの作ってんだ・・・
「ようこそ。リオン」
ああ、マイティさん、お邪魔します・・・なかなかカオスなお部屋ですね。
「きたかーー。ヤル気は高めてきたかーー?」
ユカ・・・よく見るまでもなくマイティさんも・・・
二人ともビキニなの? 普段から部屋着?
「そんなわけないだろーーwww セクスィー下着だと露骨だけど、ビキニならそれほど露骨ってほどじゃあるまいーーwww」
「うむ。必要に応じて介入する場合、二人は裸体のはずだ。この格好であれば汗やら体液やらを少々浴びても大した問題ではない」
二人とも・・・もしかして、介入する気マンマンなの?
「いや、無いが」「べつにーー?リオンがヘルプを求めるまでは静観のつもりだよーー」
本当?・・・まあ、一応信じるけど。でもこの二人が隣にいると思うとちょっと緊張するかも・・・
ちなみに、二人はジョージと一対二で、その、することあるの?
「基本的に無いよーー。だって一本しかないじゃんwww」
「うむ。ジョージの体力次第だが、即時交代して隣で見てることはあるがな」
!!そんなに持つの?ジョージは?!
「まあ、前日はしてないとか、その前もしてないとか・・・体調次第ですが、二回ずつならギリギリ持ちますかね?適宜休憩は入れますよ。水分も補給しなきゃですし」
しかし・・・隣に見てる人がいてできるもの?アタシはちょっと緊張するな・・・
「まーなーー。隣の部屋を見ればわかるがー、ヤリ部屋兼トレーニングルームなんだよー。マイちゃんの撮影スケジュールが入っているとかでバイクを漕いだり上半身鍛えたりする都合上、アタシとジョージがしてても、マイちゃんは遠慮無しに入ってくるーー」
「撮影日は待ってくれぬ故どうしようも無い」
で、慣れた、と。
逆にユカはマイティさんがしてるときに割り込んだりするの?
「割り込みはしないよーー。見てるだけーー」
見てるだけ・・・ね。見て楽しいの?
「それなりにー。まー、エアロバイク漕いだりもするけどー」
今日もバイク漕ぎにくるの?
「今日は流石に入るつもりは無い。先程までしっかり漕いでおいた」
さいですか・・・ジョージ?
「はい、では、初めましょうか」
・・・
なるほどね・・・防水のベッドにバスタオルたっぷり、常温っぽい水のボトルが数本。それに色々な・・・ローションってやつ?
「特に初回であれば、こういうものも有効活用したほうがよいかと思います」
あと、これは・・・部屋の香りは、アロマオイルか何か?
「はい。緊張をほぐす香りと言われているものを準備しておきました。もう室内にそれなりに拡散されてると思います」
そうね。落ち着く香りね。ありがと。
「明るさはどうしますか?この部屋は窓がありませんので、照明で明るさがコントロールできます。さすがに真っ暗はお互いに困ると思いますが、必要最低限の明るさがはずかしくない、ならそれでもいいですし、もう少し見えたほうがいいとかありますでしょうか。もしよければこのリモコンでよい明るさに調節してください」
気が利くのね・・・これくらいかな・・・ぼやっと暗いけど最低限よりは大分明るい感じで。
「では、最後の確認です。口同士のキスですとか、体のあちこち、例えば首とか胸とかに触ったり、キスしたり、そういう行為についてはどうしますか?最終的には、その、入れる想定ですが、無理だったら、大声で『むりーー』とか『いたいーー』とか言っていただければ止めますし、場合によっては隣で待機している二人が入ってきます」
えーとね・・・結構恥かしいね・・・でも、ちょっとくらい痛がったくらいじゃ止めないで。マイティさんやユカとはキスも触るのも全部してるんでしょ?同じ感じで扱って欲しい。で、ちょっと痛がって体がコワばってるくらいの場合は、止めないで最後までして。あと正直未経験なので基本、受け身です。そちらのペースで目一杯してください。時間も気にしないでいいです。
で、ジョージはそれなりに経験豊富らしいから、ワタシが痛がってるけどガマンできてる状態だったら、時間を掛けてほぐす的なことができるならしてほしい。
その前に体じゅう触りまくるとかで緊張がほぐせるなら、そっちもやってほしい。あっこれ先に言うやつだったかな?大丈夫だよね? 最後にキスはマウストゥマウスでお願いします。舌をめいっぱいつかうやつ?も許可です。
「なるほど・・・わかりました。リオンさん」




