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あのさーーこいつら面白すぎんだろ?

ユカです。


高校の理学部でも、忙しすぎるマイちゃんと、まるでマネージャー兼スポークスパーソンのようなジョージってのは見てたけどさー・・・


こいつらホントに仕事しすぎだよ。アレもすれば多少は遊びもするけどさ・・・


アタシの実家、田舎の一軒家から見てもデカいリビングには詰めれば各辺二人くらいは座れるテーブルとベンチ的な椅子が置かれ、大きなテレビも置かれたんだけど・・・あいつらテレビ見ねーんだよなー・・・


テレビとテーブルを置いたとしてもまだまだがらがらだったリビングスペースなんだけど、ベンチ的な椅子は間仕切りでもあり、逆側、窓側の逆側はなんかオフィスっぽくなった。


MMC(個人会社)HLS(パパ会社) の東京事業所を兼用しているっぽい・・・普通に仕事じゃん・・・なお、パパ会社の東京営業所は都心にあります。


色々な書類やら複数のPCが置かれてプロジェクトの日程表すら貼られてたりするし。かと思うとその北側(正確な北じゃないけど、玄関からの廊下を南北のラインと考えてください)のキッチン寄りには別のPCというか・・・フライトシミュレータ的な巨大なPCと周辺機器のシステムが置かれて、マイちゃんもジョージもしょっちゅう飛んでます。

モニタも大きいのが3枚と小さいのが何枚か。椅子も本格的な何かで、ジョイスティックじゃなくて『操縦桿』『ペダル』『よくわからないが飛行機にありそうなレバー(スラストレバー?)』としか呼べそうにないものが据え付けられてたり。


アタシも興味をそそられて飛ばしてみたけど、まあ、ハマるのわかるわ・・・とは思った。それでアメリカまで行って免許を取るかというとそこまでじゃないけど・・・面白いのは面白い。


ジョージもマイちゃんとしてから、彼女を寝かし付けたあと、「ユカさんも飛ばしてみます?」と丁寧に教えてくれたりもした。


マイちゃんはさー、教えてはくれるんだけど「そこでガガっと!」とか彼女の中の感覚すぎて伝わってこないんだよなー。


ジョージの教え方のほうが正直分かり易いよね。マイちゃんがシミュレーターでやっている、イカにも難易度高過ぎっぽいアクロバットみたいのはマイちゃん方式のほうが最終的にはできるようになるかもだけど・・・普通に飛ばして三面の景色を見ているだけでもフツーに楽しいよ、これ!


で、離陸と着陸はふつーに難しいっ!

なるほどー・・・奥が深いなーーってなる。


実際に飛ばすのはともかく、フライトシミュレータはそれなりにハマり、今も定期的に遊んでいまーす。やってないと腕が落ちちゃうからね。


それはそうと、その、やり部屋でしたあとに、ジョージに抱えられて寝室に連れていかれるマイちゃんは年相応というか・・・大きいけど可愛い生き物です。

手足が異常なほどに長いだけなんで、顔や胴体はそれほどでもないし、そんな美人がむにゃむにゃ言いながらジョージの首に抱きついているのは、普通に見ててカワイイよ?


そのやり部屋も、殺風景に防水シーツのベッドが一つ置いてあっただけだったんだけど・・・

踏んだり捻ったりするステッパーやらエクササイズバイク?・・・ウィンウィンと音をたてる自転車練習みたいなやつ・・・とか、上半身の筋肉を鍛えそうなマシンとか、単に懸垂用の鉄棒的なものとかがどんどん増えて、あっちだけじゃなくてトレーニングもやれる部屋になってしまったよ・・・


下手をするとアタシがジョージに抱かれている横でマイちゃんが一心不乱にバイクを漕いでいたり、上半身を鍛える練習をしているみたいな・・・懸垂とかしてたりね・・・何かのコントかな、これ? と思うような状況すら発生してるし。


ジョージは良くも悪くも誠実な人柄のままで、マイちゃんと私の回数を合わせようとすらしてくるwww


こっちは副だから回数的にも副でいいよって言ってんのにwww


「いえ、公平に扱うということは、そちらの回数も公平でないといけないのではないかと」


1:2で合意したけど、アタシは副彼女宣言しているし、そこまでの公平は求めてないんだけど?


「おっしゃることはわかります」


じゃあ、別に放置でいいよ?


「わかるんですが、僕にそういうことを教えてくれた女性のほうに、なんというか・・・(かたよ)り?があって、僕はそういうのを守らないのがストレスなんです」


えーと、マイちゃんパパの会社の葵さんとか?


「部長さんもですし、母も今では社員ですから・・・」


そういやそうだった・・・どういう教え?


「えーと・・・簡単に申し上げますと、AV作品は男性側の幻想であるということです。なので参考にならないということと、女性側の幻想は別にあるということです。それは人によるけど共通性も無くはないので、覚えろ、ということでした」


うーん、わかりにくいな・・・具体的になんかない?


「例えばですか・・・『乱暴な扱い』とかですかね?」


ああ、本当に痛いのイヤだけど、乱暴な扱いをされてキュンキュンするというのは・・・お前相手だとあまり無いかもな。マイちゃんのほうがありそう。


「そうなんですよ。女子がメチャクチャにして、とか言っても男子はそれをそのままの意味で受けてはいけないんですよ・・・そういうのを学びました」


そうなんだ・・・それは・・・知らん。お前が一人目だしな。どんな感じでやると女子受けがいいんだ?それ?


「普段より3%とか5%とか・・・ちょっとだけワイルド気味にするくらいが適正らしいです。まあ、部長さんとか、葵さんとか耐性強い人で、もし僕がやりすぎならすぐに『痛てーよ!!』とか言える人で実験しましたが、そのスレッショルドはほんの僅かという感じでした」


男子的には数%か・・・あんな激しい腕立て伏せをしてるようでその程度の差なんだ・・・


「あくまで僕の主観ですがその程度ですね・・・比喩的表現として『抱き潰す』といっても本当に潰しちゃだめですし、汗や体液を大量に出したあとのケアも必要ですし・・・」


まあ、そりゃそーだけどー?


「身長こそほぼ同じか僅かに僕のほうが低いですが、体重ではとっくの昔にマイティさんより重くなっています。体脂肪率は10~15%に保ってますが・・・」


うん、デブには見えないよ?バッチリ細マッチョに見えるよ?ちな、何キロ?


「90キロあります。これくらいになると2キロくらい前後するのはよくありますが・・・」


つーことは88~92kgか・・・アタシも女子としては重いほうだが更に1.5倍か~~

確かマイちゃんは75kgって公称してたけど・・・


「そのままです。モデル仕事のときは72kgくらいまで絞ることすらあります・・・正直、あの胸の大きさでよくその体重を維持できるものだ、とすら思いますよ。減量の時なんて、見ているこっちが苦しいです」


まあ、あの筋力と母親ゆずり?の巨乳だからなーー。Dカップのワタシじゃ物足りないだろ?


「そんなことはないですよ・・・と言うか充分大きいほうだと思います」


そうかもだけど、アレと比較するとなーー。・・・しかし、どういう減量してるの?


「食事の量を減らして運動量を増やすという、割と基本的なダイエットです」


基本すぎるなー。お胸のサポートは?


「猫背にならないのが一番なので、実は広背筋が重要だとのことです」


あーー、お前とやってる時に遠慮無しに入ってきて懸垂しているやつかーー。


「あとはベンチプレスとかダンベルで胸筋や前鋸筋を鍛えるそうです。あとは普通にプッシュアップ・・・腕立て伏せですね・・・あと・・・」


あと?


「名前、名称がわからないですが、ユカさんもマイティさんが胸の前で手を合わせているのはよく見ていると思います・・・」


あーー、やってんね。ちょっと時間空いたときとかに見る印象があるよ?


「あれも筋トレです。結構強い力で左右から押してます」


そうなんだ。アタシもやってみようかな?


「いいと思います。ベンチプレスもやってみます?最初は補助付けないと危ないですから・・・」


でも、今・・・棒しかないじゃん。おもりはいらないの?


「あー、あれ、国際規格のシャフトですから、シャフトだけで20kgありますよ?」


え゙っ?!20キロ?そんなにあるの!それは・・・補助欲しいね・・・


「そうなんです。マイティさんも僕も筋力維持だけならシャフトの上げ下げだけでそれなりには充分なんです」


そうなんだーーまあ、20キロならそうかもねーー


「あと、経験が無いと手首が反ってしまって重さに負けることがあります。ユカさんなら大丈夫だとは思いますが、上げ方を覚えるまでは・・・特に最初の数回は・・・絶対に補助を付けたほうがいいです」


えーーと・・・あーー・・・前ならえー、じゃないけど手首は真っ直ぐ向きじゃないといけないんだねー・・・で、手首が反ると・・・う?・・・その棒が首に落ちてこない?


「はい。そうなると一人で復帰させるのは難しく、普通に危険ですよ」


なるほど・・・確かに危険だ・・・窒息する可能性がある・・・じゃ、ジョージ、お前の補助でこれからやるか? 正しいベンチのやり方を教えてくれー


「ユカさん、その前にシャワーと洗濯です。服を着てからやりましょう」


           ・・・


つまり、ピロートークだったというわけ。


今じゃアタシもシャフトだけのベンチプレスなら普通に出来るようになってます。その代償として、肩幅がちびっと増えちったけど・・・でもお胸も膨らんだ・・・筋肉で押し上げたんだろうけど・・・から、やめられないねって感じ。


結局、いたす回数の比率は6:4くらいで決着つきました。33%か40%か・・・まあ、どうでもいいんだけど。


バイトも始めました。といってもバイト先は目の前。というかリビング内にできたオフィスですwww。職住接近すぎるけど便利は便利。


やってることはシンプルでドキュメントの整理とか校正、または下書きの清書的なものが多いです。


専用PCも貸与されて・・・全部入りでAIが結構やってくれますけど、最後は人の目で確認が必須ということで割と楽な仕事なんですが、まあまあ給料はよかったりします。


           ・・・


これでこんな時給もらっていいの?


「かまわぬ。お客がドキュメントをしっかりさせたいと言っていて払うと言ってるんだからこういう仕事がある」


そういうもの?


「そういうものだ。仮にシステム構築費が3000万円だったとして、その内ドキュメント作成費用が1000万円を越える案件など普通にいくらでもある」


もったいなくない?


「まあ、勿体無いな。要はシステム構築ができる高給取りのエンジニアにドキュメント作成作業をやらせるから高くなるのだ」


あー、そーゆーことかーー。月給80万円の人が一(ひとつき)ドキュメント書いてたら最低100万以上になるみたいな?


「いや、月給80万だと100万では赤字だ。200万でトントン、250万くらいで請求したいものだな」


えっ・・・そんなになるの?


「うむ。税金や資産の減価償却、社会保険料の会社負担分や雇用保険、福利厚生費、それに季節賞与など、基本給以外にもかなりの費用が発生するのだ」


あーー、夏とか冬のボーナスね。


「今ではPCだけでなく、サーバーやクラウドにも費用がかかる故、昔ならざっくり二倍と言われていたらしいが、今ではざっくり三倍だな」


まー・・・PCやネットワークがなければ仕事にならないもんね。AIもだけど。

最終的には必ず壊れるしね。


「そうだ。今や何でもサブスクだからな。セキュリティも含めやたらと費用が掛かる」


そーね。マルウェアとかね・・・会社用PCって、ほんとに仕事しかできないようガチガチなのね・・・


「仕方無いところはあるが・・・会社の場合、たった一度のマルウェア感染で数千万から数億、数十億の出費になることも珍しくないので許せ」


そりゃ、許すけど。スマホもPCもほぼUSBで充電できるからまあいいけど、学校用と仕事用とプライベートで三台もノートPCがあるのは無駄に思えるよ・・・


「む?ユカには会社用のスマホを渡してなかったか?」


もらってないよ?


「正確には貸与だが、手配しておく」


マイちゃん、いくつ電話もってんの?


「4台だが?」


じゃまじゃない?


「邪魔だな」


回線統合・・・eSIM とかで減らせないの?


「無理だな。PCと同じで会社用のスマホはガチガチだ。MMC のほうはまだ緩いが、HLS のほうはな。あとプライベート用は二要素認証用でもあるので予備が常時必要なのだ」


あーー、MFAね。確かにスマホ水没したら学校のサイトに入るのにも一苦労することになるねーー

まー、そこまで考えると確かに会社が二つで二台と物理的コピーで二台の四台か・・・


「昔はスマホもPCも充電端子がバラバラで大変だったそうだが、今はUSBに統一されたからな」


そうね。PCに充電できる賢い充電器ならどれでも充電できるもんね。

そういやマイちゃんは背中充電が好きみたいだけどなんで?


「背中?・・・ああ、スマホの話か。論理的に電磁誘導を用いた充電が効率悪いのが嫌いなのか?」


嫌いってほどじゃないけど・・・背中充電ってバッテリにも悪影響あるはずじゃん。


「まあ、排熱はバッテリーにも悪いはずだが、今のはマグネットで固定されるから・・・それでも精々75%くらいか」


ケーブルなら、熱損失は長いやつでも精々10%、短いのなら5%とかそれ以下でしょ?


「それは認めるが・・・どちらかというと端子保護の観点なのだ」


端子保護?


「うむ。最終的にUSBの端子がダメになったら充電できない状態、いわゆる文鎮化というやつになる」


うん


「あとは水没。私は基本的に端子をカバーで塞いだ状態にしておる。あとはケースというか私の場合はバンパーだが・・・開口部を概ね覆うようにしている。昨今の猛暑だと夏は自分の汗で衣服がびしょびしょで、パンツのポケットに入れてたけど実質水没状態ということも考えられるしな」


そっちかーー。汗だと塩水だから余計にタチが悪いねーー。


「それと最近のスマホは高速充電が売りだったりするが、電圧一緒で電流を上げれば排熱はその二乗。二倍なら四倍、三倍なら九倍と劣化は加速するはずだ」


そりゃそーだね。


「なので敢えて古い規格の精々10W未満の充電器を使いワイヤレスで充電する、というのが合理的であるという結論に至った次第」


うーん。それは説得されるしかないなーー。勝手に高速充電されて端子の劣化が加速するのは・・・うん、アタシにもそう理解されちゃうなーー。アタシもワイヤレス、背中充電派になろうかなーー


「無理には薦めないが、私は論理的にそちらが合理的ではないかと思っている。端子カバーなら、大量にあるから譲るぞ?」


なんで大量にあるのよ!?


「あんなもん、ほぼパッケージと送料だ。5個入りと30個入りでも値段は倍にもならん。それに仕方無く外で外したら失くす物だと考えて30個入りくらいのやつを買っただけだ」


まーー、そーーかーー。


「加えて言えばセキュリティの観点からもワイヤレス充電のほうが良い」


あーー、ケーブルに細工してどうこうってやつねー。なんかのサイトで見たよー


「それだ」


           ・・・


などと無駄話などもしながら月日は経ち、夏休み冬休みには帰省して、HLS でバイトして仕事の話や先輩の大学時代のお話なども聞きながら・・・あ、スピシスは別途定期的に集まっているよ・・・あっと言うまに一年生の日々は終わりました。正確にはまだ一ヶ月半ちょっとあるけど、授業も試験も終わってるし、志望アンケも出しちゃったし。

マイちゃんには毎月家賃相当を支払ってるけど、安いし、バイトのほうが給料いいので結構お金もたまりました。仕送りはパパが別にかまわないと言ってたのでちゃっかりもらってますけどwww。


あ、運転免許は夏に帰省したときに地元の教習所で取ったよ。全額パパに出してもらってwwww

あけましておめでとうございます。

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