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新生活!!②

続けてジョージです。


ちょっと時間は戻って、3月末、卒業式も終わり、あとはみんな大学方面に移動するだけ、というときに学校で集まった時の話です。

マイティさんとユカさんは部活・・・理学部執行部の引き継ぎなんかもありましたが・・・マニュアル化してあるので、あっさりしたものでした。


さて、ももリオコンビの桃花さんとリオンさんですが、同じ大学に行きました。学部はまったく違います。


「しかし・・・桃花が放送学科とは意外だな」


「意外?そーかにゃー?」


「私は聞いてたけどね」


「リオンはきーてないほーがおかしい~~」


「そうだけど、桃花は夏休みからもう決めて準備始めてたからね」


「出願が9月だからね」


「じゃー、昔のAOってやつかーーとっくに合格してたんだ~~?」


「その割にはアタシと一緒に最後の最後まで勉強してたじゃん?リオンも教えてたし?」


「うん、この学校から進学するには一種のイロモノ、キワモノじゃん。リコみたいに大学でバスケをやりたい!!って強い気持ちみたいなのはアタシにはないから・・・一応普通の学部学科も受けたくてねー」


「イロモノ・・・な。芸術学部だから、一般的な大学とは異なるのは事実か。結局普通の学部は受かったのか」


「ひぇーーキビしい質問キターーー。いや、いくつかは受かったよ?でもおかげでわかった」


「なーにー?」


「やっぱこっち行きたいって」


「ももかんはフツーじゃない自覚~~」


「まあねー」


「認めるのか」


「うん。それにね、アタシ案外文章も書けるんだよ?カントクだけじゃなくて水野さんにも褒めてもらったし、総合選抜の面接では企画書も出したんだ!」


「へーーそれはすごーー」


「その場ではケチョンケチョンにケナされたけどねwww」


「あれ、それ聞いてないよ」

「リオンにも言ってないもん」


「でーー、どーしたのーー」


「『出来ないから大学に行くんだーー。お前ら全力で教えろーー!!』って吠えた」


「ぶはは~~良く落されなかったなー?」


「ももの声は良く通るからなーー。試合でも不思議な言葉で・・・事前打ち合わせしてなくてもアタシらだけに意味のわかる謎ワードで叫びまくってフォーメーション変えてたもんなぁ」


「あれは試験会場ではできなかったけどね」


「代替として、何かお見せしたりしたんですか?」


「演劇?演技の先生もいたから、壁のある点をリングに見たててシュートからリバウンドと例のヒップアタック【弱】を見せつつ実況放送的なやつはやったよ」


「あの自分で解説しながら飛ぶやつかーー。演劇っぽいっちゃぽいな~~」


「うむ。桃花の身体能力の高さを見せ付けるには良かったかもしれぬな」


「これね、マイちゃんにも勝ってると思うんだけど、マイちゃんってすごいことできても自分でそれ、説明できないじゃん?」


「うむ・・・そういう所があるのは自覚しておる」


「アタシはなぜ後ろを見なくてもパスが取れて、なぜいないはずのユカにパスを出せるのか言葉にできるの!」


「桃花ってそういうとこあるよね。昔から。説明は極めて感覚的だけど」


「私にはそれはできぬな」

「そんなの無理ですよ・・・シュート入ったな、と思っても何故入ったと思えたと言われたら、入ったと思ったから、としか言えませんもん」


「シュートは山を見ると入るかどうかわかるんだよ」


「「「ヤマ?」」」


「正確には落ち始めね。そこまで来たら相手が割り込めないでしょ?」


「ファールで得点認められちゃうからな」


「なんで、その時点で入るラインに乗ってるかどうか見て飛びかた決めるんだよっ」


「桃花、普通の人にはそのラインが見えないのよ・・・」


「感覚的には分からんことも無い」


「マイティさんも普通じゃないから参考にならない・・・」


「あたしもそーだけどーリオンも自分のシュートなら入ったな、入らないな、はわかるよね~~?」


「ある程度なら分かるけど・・・ああ、確かに落ち始めといえばそうか・・・」


「でしょでしょ?」


「でも人のシュートはそれほど分かんないよ?」


「同じだよ?ライン見ればいいのよ」


「ここが感覚的なのよねーー」


「ももかんさんのこういうところ、放送学科に向いているのかもしれませんね?」


「そうそう!!アタシ、普通の試験には向いてないけど、一応そっちでも合格できたんだから、最低限の能力はある!と思えたから、こっちがいいって思ったの!!」


「それならアタシにも分かるwww。バスケやりたいけど、一般入試で通ったからな」


「リコは~良く通ったよ~~」


「まったくな。お前ら、HGIS のお陰だわ!そういやリオンは?」


「私?私は・・・同じ大学だけど・・・法学部だから基本的にキャンパス違うし大学では接点ないよ?」


「でも一緒に住む予定だよね!」


「へぇ」「そうなんだ」「そうか」


「え!重大発表のつもりなんだけど! テンション低くない!?」


「もも、アタシにしてもみんなにしてもお前ら二人が一緒に住む、と言われても意外性がまったくないってだけだと思うぞ?それよりメシとか掃除大丈夫なのか、お前ら」


「桃花は料理うまいよ。掃除もしっかりできる」

「リオンもレシピがあるものはうまい!!当然片付けもできるよ!」


「つまり料理も感覚派と堅実派というわけですね」


「どうでもいいがどこに住むつもりなんだ?アタシは学科が池袋でバスケ部が郊外だからちょっと迷ってんだよ」


「一応、巣鴨でいいところがあるんだけど・・・ちょっと予算オーバーなんだよね」「そーそー、治安もいいみたいだし、江古田も水道橋も行きやすいんだけど・・・」


「一部屋余ったりしない?」


「しなくもない・・・」


「アタシは寝れればいい。本も最低限の予定で・・・少なくとも法学部みたいに大量に要るってことはないはず」


「でも余る予定の部屋はリビングの隣だよ?」


「一応密閉できるんならいいよ?もしそこにするとその部屋は荷物部屋の予定か?」


「まあ、アタシは大道具とか作るかもしれないし、リオンはただでさえ本好き・・・ミツキには負けるけど・・・法学部だとそれなりに買ったり借りたりする本あるだろうし・・・」


「でも女子三人だと朝の洗面所が・・・」


「たぶん、アタシはそんなにお化粧しないと思うよ」


「それはそれでどうかと思うけど・・・」

「リオン、それは人それぞれで干渉しちゃいけないよ!」


「でも、高嶺祭のときのゴージャスリコを見た立場だと、ちゃんとメイクしなよ、って言いたくなる」


「はい、私もそれはわかります」

「分かるよ~~」

「確かに。メイクは女子の身嗜みとも言えるからな」


「まあ、私も分かんないことはないけど・・・しばらくは筋肉増強状態だから・・・メイク映えしないかもな」


「それな~違うぞ~~」

「違いますね」

「すれば映えるぞ?」

「リコ、本当よ」

「まあ、アタシも同意はするよ・・・」


「もも・・・いきなり裏切るなよ」


「いや、リコもメイクすれば綺麗なおねいさんになるよ?ちょっと筋肉が分厚いけど」


「だからそれが合わないって」


「一応筋肉女子って分野もあってそういうガールズバー的なものもあるって程度なことは知ってる」


「えーー、ももかん、エロいバイトでも探してる~~?」


「一応健全だよ?ギリかもしんないけど・・・。どっちにしろさっきの話に戻るけど巣鴨だとちょっと予算オーバーなんよ」


「広さはどうよ?」


「リコ・・・本気?築年数はやや古いけど、管理もしっかりしているし、オートロックもあるところよ。リビングの隣の部屋は元和室を改装した部屋でちょっと狭いの。一応、ドアで密閉はできるけど、リビングに誰かいたら合わずに玄関に出ることはできないよ?」


「まあ、アタシはスポーツ推薦とかじゃないから入寮必須じゃないし、もう寮は間に合わないけど、寮よりはプライバシーあると思うよ。それに、帯同メンバーになれたら遠征や合宿もあるんで、そういうときはそもそも居ないしさ」


「体育会系の寮はあまりプライバシーなさそうね。個室だったとしても」

「そういう印象はありますね。まあ、私だけ遠いのでお話の輪に入れませんけど」


「悪い・・・そういう意図はないんだけど・・・やっぱ東京で部屋借りるのは高いんだなぁ・・・巣鴨かぁ、おばあちゃんの原宿っていうイメージしかないんだけど・・・お年寄りが来やすいなら治安も悪くないとは思うけど、遅くなっても大丈夫?」


「そっちは大丈夫。私達も遅いこと多くなると思うよ」


「あとは朝練かな。寮は郊外だから、向こうは余裕でもこっちは早起きして体育館に向かわんといかんのよ」


「いいんじゃない?アタシはいいと思うよ?三人で・・・というかリオンに頼りっ切りだったけど徹夜の勉強会とかも何度もやってるじゃん。リコも前期後期試験の前にリオンに教えてもらえるかもしれないよ?」


「あれ・・・まだやるの?大学も学部も別だからお役に立てるか不明よ?」


「いや、わかんないところを質問して教えてもらえる可能性があるだけでありがたいんだけど」


「マイちゃん~~?一年二年ならどの大学へ行っても一般教養はー大差無いよね~~?」


「兄様姉様の思い出話を聞いた経験からしてもそのようだな。リコもいつまで現役続けられるかわからぬし、とりあえず三人で合意書を作って契約したらどうだ」


「マイちゃん・・・相変わらずイヤなことを先に言うね・・・まあ、アタシもパワータイプだから故障したら部を辞める可能性もあるけど・・・一般入試だから退学はないけどな・・・」


「そーーだよーー?一般入試で学力は証明したんだから堂々と学生続けるだけじゃ~~ん!気をつけて減量すればゴージャス・リコ復活じゃ~~ん!!」


「一般入試の利点ですね。逆にプロになってマイティさんを見返してやればいいんですよ!」


「いいこと言うね~~さすししょだよっ!みっちゃん!!」


「まだ、司書でもなんでもないんですが・・・」


「わかったわよ。契約書作って三人で住む方向で考えましょ?」

「いいの?リオン?」

「お金的には三人のほうが楽に決まってるじゃない?少し狭い分リコは安くしようと思うけど・・・」

「いや、三等分でいい。一つ目は後から強引に入っている点で。二つ目は食事の材料費はともかく、料理については二人に負担を掛けそうな点。三つ目はたぶん食費自体も自分がいちばんかかる。四つ目は、朝早くや夜遅くになって二人に迷惑を掛ける可能性が一番多いのがアタシだから」


「リコはご飯つくれないのに大食らい~~」

「否定しない・・・できない。材料費は当然出すよ」

「そこはアタシに相談して?朝さくっと食べるものや夜食も冷蔵庫にってことならテキトーでよければ作るよ?例の冷えてもおいしい鶏胸肉の油少なめ唐揚げ風もかなり上達したしバリエも豊富になったよ?」

「まあ、桃花の適当料理は適当な割にはおいしいからね」


「・・・楽しそうだな・・・」

「・・・いいなぁ、楽しそうですね。私は一人が確定してますけど・・・図書館情報なんて学類は同類が多そうですから、そちらに期待します。たまにこっちに戻ったら遊んでくださいね」


「勿論だよ!」「私も」「まあ、春秋は合宿になるかもしれないけど」


「そういえば、マイティさんはジョージくんと同棲するんですよね?」


「まあ・・・今の寮生活も同棲みたいなものだから、今更だけどな」


「なあ・・・まったく発言してないジョージさんよ。マイちゃんに聞いても答えないんだけど、ヤルことはヤッてんだよな?」


ここで振りますか、リコさん・・・はい。その男女関係という意味であれば、それなりに前からいたしております。


「まあ・・・そうだよな。一緒に住んでんならそっちのほうが自然だよな・・・避妊はしてる?」


当然です。


「むふふ~~マイちゃんもピル飲んでるもんね~~」


「そうなの?!じゃあ、付けてない?」


違いますよ!!


「これは私から訂正して置く。モデル仕事も少ないが存在する関係上、生理に関わる難儀・・・問題を減らすために摂取している。スケジュールは待ってくれないのでな」


はい。ピルだけでは確実ではないので、僕もちゃんと付けてますよ。


「あー、そうか、水着や肌着の撮影で生理で延期ってわけにいかないかーー」


そういうことです。


「そういや住居も提供されるって前に聞いた気がするけど・・・近い?」


近くはありません。こっちよりは近いですが、23区外ですから・・・巣鴨からだと新宿乗り換えで路線が二つに分かれる駅です。そこから徒歩15分ですから・・・そちらが徒歩数分の住宅だったとしても・・・一時間じゃ着かないですね。


「あんまり近くはないね。まあ、こっちに来るよりは近いってくらいか」


「ちょっと無理矢理割り込んでみるけど、TXだとアキバまで45分だから・・・二時間はかかんないよね?」


えーと、アキバで乗り換え10分、新宿まで15分、新宿で10分、そこから15分に徒歩15分ですから・・・一応ギリギリ二時間くらいですね。


「まあ、でも豪華で広いおうちって噂だから・・・全員ハタチとかになったら、マイティさんちで家呑みとかどうですか?」


いや・・・全員泊まるのは難しいと思いますよ?


「雑魚寝ならどうにでもなるだろ?」

「そーそーー。ジョージなら下着も見られ放題だもん」


それは桃花さんがどんどん脱ぐからでしょ?


「だってーーマイちゃんなんかジョージがいてもすっぽんぽんになるじゃん!」


それは見慣れてるからいいんです!


「その理屈だと、アタシらも見慣れられれば問題ないってことに?」


「ならねーよ」「なりません!」「私は抵抗あるよ?」「まーーアタシはいーけどね~~」


別に泊まる必要はないですよね。翌日も休みの日にお昼頃に乾杯すればいいんじゃないでしょうか。


「私が無理矢理話題を放り込んだのがよくなかったみたいですね・・・逆にあっちの学生会館みたいなところで泊り込み合宿にしてもいいかもしれません。街が丸ごと学生都市ですから」


ハタチ記念はとりあえず保留にしましょう。マイティさんちで開催するときは最悪僕は外に泊まります。車ありますから。


「おーー東京で車持ちかーーさすりちーー」


なんですか・・・さすりちって・・・


「流石リッチマン・・・最近だとリッチパーソンのほうがいいのかな~~?」


まあ、贅沢であることは認めます。僕じゃなくてマイティさんが、ですが。


「いーさーぎーわーるーいーー。ひーとーのーせーい~~www」


元々僕はオマケなんですから。身の程を知っているだけです。


「それもそうか~~?」


それはそれでキツいんですが・・・はい。その通りです。

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