表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
28/48

ビルドアップ!!④仕上げる!!

さらにリオンです。


あさごはんのあとは・・・お勉強でした。


最初は本人に合わせて各教科のプリントが配られ、二時間の受験勉強。何故やっているのか不明ですが、マイティさんもやってました。


桃花とリコも普通にがんばってました。

手伝おうかと思ったら、兄様?会社の若手の人でしょうか。懇切丁寧なチューターさんが付いていました。


まあ、任せるか、と思い自分の数学の問題で悩んでいると


「ヘルプいる?」


と、先程車で先導してくださったお姉さまが顔を出しました。


「結構卒業してから経ってるけどこれくらいの問題ならわかるよ?」


解き方そのものでなくてヒントだけいただけると・・・


「ああ、そっちね・・・少し斜めから見るといいと思うよ。ルート・・・いわない」


って、言わないって・・・でもそうか、そう見れば・・・式立ててみます。


「いい感じね」


えーと、藤崎さんでよろしいでしょうか?


「良く覚えてるね。葵でいいよ」


葵さん、いいヒントありがとうございます。


「何も言ってない気がするよ?」


それでもです。はい、できました。


「ん、当ってるみたいだね」


高三としてはこんなもんかと思います。


「達観してるねwww」


まあ、とんでもないのがそばにいますので・・・


「ああ、まあねwww」


しかも一般人だと思っていたナンバーツーもどっちかと言うと人外に一歩踏み出してますし。


「あの子ね。そうねwww」


でも・・・こんなに普通に勉強してていいんですか?バスケの強化合宿ですよね?


「大丈夫。このあとちゃんとやる」


           ・・・


そのビデオはどこで入手したの?


「いや、普通にあっちにもらっただけ」


よくくれたね、リコ?


「いや、もう引退する三年メインだし、学校としてはウチに見せる分には問題ないわけよ」


まあ・・・そう言われればそうか。でも引退する三年だけで15人かぁ・・・さっすが強豪高だよね。


リビングの何インチだろう?おっきなモニターで、相手チーム、ハマミナの選手が躍動してます。


私も含めて誰の動きをカバーするか、どの動きにどう対応するかなどを議論していきます。


正直、リコが最初に大雑把に分析してあったのがあるので、そこに肉付けをしていったくらいの話です。


問題はどう練習するかなんですよね


「おねーさんに任せなさい!!その前にお昼にしよう!!」


                 ・・・


マイティさん、こんな広い室内空間があるんですね・・・


「普段はジムとして利用している部屋だ」


ジム機材は端のほうに除けられています。


ハーフコートって考えれば練習はできますね。


で、お相手なんですが・・・


「兄様方の中で比較的バスケに親しんだメンバーにお願いした」


大きさだけなら十分ですけど、動けるんですか?


「そこは自己申告だけでなく、私も見て判断している」


どの程度・・・当たりにいっても大丈夫でしょうか?皆さん普通に週明けはお仕事あるんですよね?


「まあ、頑丈なメンバーを選んでいるし、リコ以外なら大丈夫だ」


「アタシはダメなのかよ!」

「ダメということは無いが全力のぶちかましは禁止だ」

「力士じゃねーし、ぶちかましはしないよ!!」


いや、それっぽいのすることあるし・・・


「リオン!何か考えた?!」


なーんも。まあ、無茶しすぎなきゃ大丈夫でしょう。


まあ、ぶっちゃけデカいし。

実際、190cm越えの男子がごろごろいる、という風景は・・・デカい。

こりゃ抜けないねって気持ちになる。

なるほどね。これ何とかできたら結構いけるってことか。


あ、お昼ですが、お握りと冷えたチキン唐揚げでした。これがけっこう旨かったのよ・・・料理のほうも練習しよっと。


           ・・・


実際動き出したら、兄様方は結構速い。


正直、当たり過ぎないなんて配慮をする余裕はまったくなくて、ボールを取りにいくのは命懸けとまではいわないけど、結構スリルがあります。


例のノールックは通用するけど、まあ、相手側は昨日今日で集められた単に動けて体の大きい人、だから、それは当然。


練習は守備というか攻撃的守備というか、相手が攻めてくるターンでどうやって反転攻撃に行くかというのがメインです。


つまり当たり負けしない、とか気合で潰されないようにやってくとか、かなり泥くさい練習で、やっててツラいです。


ただね。実際大会に出ると層の薄さと体の厚みで負けてたのも事実だから、やっていること自体はわかる。分からないのが、これ、引退試合用の練習だよね?ってこと。


一日・・・というか半日にもならない親善試合の引退試合のために何やってんだろという感覚?


でもまあ、マイティさんのことだから何か考えがあるんだよね、と思いつつ、勉強中心でナマった体にムチを入れるにはいい運動だと思いつつ・・・ドナられた。


「リオン!! 気合を入れないとケガするぞ!! 半歩、一歩前に出る気持ちで進め!!あー、リコは気合を入れすぎないように・・・」


あー・・・そうね。余計なこと考えないで、体を使う!!

なんだかんだで、最後は気合と精神力ってのも本当だし。


そんなアタシをユカがいつも通りの「にひひ~~」って顔で笑いながら見ている。う・・・見透かされてる感がハンパないな・・・


そうね。リコや桃花みたいに気合全力で行くか!!


           ・・・


その後、本気で体を動かして、だいぶ「体が馴染んできた感」がでてきました。

これを体験させたかったのかな、とも思いましたが、それだけじゃない感じもします。


午後遅めに一時間程度お昼寝して、目覚めたらプールで延々と泳ぎ、夕食です。


夕食もことさら豪華?ということはないのですが、とってもおいしい。


これもママ?とジョージに聞くと。


「はい。最近では結構僕でもできるようになっていると思いましたが、やはり本家は違います」


てことはジョージも料理自体はできるのね?


「普通の料理も、こういう大量料理もできるようにはなりました」


やっぱり違うの?


「はい、機材の使いかたや、連続工程の取り方なんかで皆様に食べていただく時間の差を最小化する方法などは結構気を使います」


「まー、アタシらみたいに呑むヤツは遅めで、だらだらと出してもらったほうが嬉しかったりするけどねーー」


葵さんはしっかりお酒を呑んでいるようです。


ジョージのママが基本的にはシェフなのよね?


「はい、そうです。お手伝いはいろいろしたり、していただいたりはいますが、基本、60人×3食の一日180食を作っています」


・・・それ、一人で作ったり仕込めたりする量なの?


「この寮にはよい厨房機器がありますので。それ前提ですが可能です」


ふと思ったんだけど、寮母?的な存在だとするとお休みなくない?


「実はそこは色々揉めまして・・・労働基準法的な観点も含めまして・・・」


まあ、そうよねぇ。


「基本、土日は休みです。ただ、土日の分は実際には平日に仕込み済で、社員の方がマニュアルに従って作ればいいだけになっています」


なるほど。


「ただ、母がしれっと調理しているときもあります」


おいおい。


「それも、マニュアルに従って、社員が交代で作っているうちの社員の一人が母だった・・・という形です」


うーん・・・いいのかわるいのか・・・


「母曰く、マニュアルが詰めきれてないので、実際に作りながら教えることでマニュアルの改善を図る方式だそうです」


あー、そういう・・・でもそれ、より仕事っぽくない?


「そうかもしれません。社員さんへのスキルトランスファー兼ねてますからね」


スキルトランスファー?


「技術移転とも言います。やりかたを教える、を英単語で言ってるだけです」


で、結局いいの?


「料理を仕事でやってるか趣味でやってるかの区分けなんて最終的にはできませんから」


そうかもだけど


「あと、平日は拘束時間こそ長いですが、実際の業務時間はそれほど長くないんですよ」


まあ、食事の時間は限定的と言えばそうか。


「まあ、あの手際はなかなかマネできるものじゃないんですけどね・・・」


それ以外の時間は何してるの?


「遊んでます。ジムとか、ゲームとか」


そういえば食事のお買い物とかないの?


「それは業者さんに依頼してます。一週間で1200食分以上あるんですよ?」


そう聞くとすさまじい・・・やっぱすごいよ!


「はい。そこは僕もそう思っています」


           ・・・


夕食後は勉強です。各教科の最終確認をみんなやっています。

マイティさんとジョージはチューター側で、結構まじめに勉強しました。


寝る前にしっかりとストレッチして、就寝です。


翌朝からの流れもほぼ同等、解散前には勉強と運動のメニューが各人に手渡されて強化合宿は終了です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ