ビルドアップ!!①
リオンです・・・
確かに練習って名目で、呼びだされましたよ?・・・
いや・・・ツラいです・・・ナマってる・・・
もう、年も明け、ここにいるのも後一月ちょい・・・共通テストは先週末、私学の入試は2月から始まるので、実質何日もないですし、もう、卒業式にしか会わないクラスメイトもいるかもしれません。
本来、年末に行われるはずだった、某本県西部の公立バスケ強豪高との卒業試合ですが、そっちのチームが・・・本来喜ぶべきことですけど、ウィンターカップの本戦に出場しちゃったんです。
ウィンターカップの本戦は年末。それからは年末年始がありーの、共通テストがありーの、私大の入試も控えてて、ここしかない、ってのは分かるんですけど・・・
今日も本来は共通テストの自己採点と志望校の確定のための日です。そんなの正直その日の夜に終わらせてますけど、教師にも確認してもらったほうが・・・正確に言えば、教師と理学部に、でしょうか・・・いいですから。
例の自作推薦入学について、マイティさんは、教師やクラスメイトにも、「騙されてない?大丈夫?」とか度々心配されていますが、大丈夫なようです。
「地位および待遇の契約書兼確約書」というのを見せてもらいました。
しっかりと記述されており、校長が自ら先方の理事長さんに連絡して、問題無しというのを確認してくれたらしいです。
その時に聞いたのは「マイティさんはしっかりしている。これを契約してよかったと益々思えるよ」という言葉だったそうです。
ちなみに、模試は合格確定後も参加しており、例のごとく全国何位って感じ。
それもすごいけど、全国だとあのマイティさんより点数採るやつらが何人か居るのか、というもやっぱり凄い。全国は広いなぁ、という感想です。
・・・
「む?リオン?バテておるのか?」
ああ、バテてるよ? 確かに私は一部だけどウィンターカップの県予選は去年10月末くらいで終わってるし。正直、鈍っているよ・・・まあ、練習でとり返すしかないけど・・・
どうでもいい話だけど、模試で全国一位にならないのはなぜ?
模試であなたより上の成績の人は新歓で500点取れると思う?
「模試は・・・まあ、中三までは兎も角、高一になってからはそれほど力を入れておらぬ。新歓はある意味レベルが違うから、全国模試トップでもなかなか点数が取れるものではない。400点なら可能性はあるがな」
やっぱ新歓500点満点ってすごいんだね。
「そうだな。あれは大学院レベルの問題もあるから、模試全国一位でもそうそう満点の取れる問題ではない」
じゃあ、どうやって一年からあんなほぼ満点を取れたの?
「一応、鳥居原先輩が過去問を流してくれたからな。傾向を見て対策しただけだ」
傾向と対策ね・・・どれくらい時間かけたの?
「まあ、ある意味・・・約二年・・・かな?」
二年~!?・・・それは長いよ?
「ずっとやっていたわけじゃない。大学・大学院レベルの問題でも、高校の数学や理科系科目の延長線上にあるもの、という傾向はわかったから、それに対応しそうな問題をかき集めたり、変形対策をしたりだ。小学生の最後のころやっていた難関大学対策がハマったぞ」
ああ、日々の勉強の中で、そういう問題を見つけたら、引っ掛けて別枠で覚えておく的な感じ?
まあ、そうよね。日常的に大学院レベルの問題までやっているのはあなたくらいだもんなー
クーモンを事実上強制卒業になったあと、個別指導に無理矢理に入会してノウハウを収集したんだっけ?
「どこで聞いた?あまり広まってない話だと思うが・・・ちなみに無理矢理入会でなく、偽名と現金の前金とっ払いで入会しただけだ」
・・・
はあ・・・それは無理矢理という言い方でいいと思います。
リコ、あまりバテてないね。
「まーなー。鬼門の共通テストも終わったし、どこの大学に行けるかはともかく、一応いくつかは顧問の先生を通じてセレクションも受けさせてもらったし、これからは増量一直線だよ」
ああ、高嶺祭のときのグラマラスリコはもういないのね・・・
「あっちのほうが例外だっつーの」
でもまだ決めてないんだ。
「大学レギュラー組なら推薦入学のお薦めがとっくに来てる時期だよ・・・まあ、世間の評価はその程度ってこと」
そんなもんなんだ・・・でもウィンターは初回で負けちゃったからね。
「うっ、それを言うな・・・まだ増量が追い付いてなかったんだよな・・・もとから素早いっつー方向性じゃないけど、軽くなってたからといって、素早くなれるわけでもないんだよ。体の使い方だからさ・・・」
でもセレクション受けないとバスケ部に入れないわけじゃなくない?
「いや、事実上セレクション組しか入部を認めてない大学は多い。一応、一般入試で入ってきた組にも入試後セレクションをしてくれる大学はあるけど四軍スタートみたいな感じで、4年間補欠なのが普通だよ」
それはあまりうれしくないね・・・
「うれしくない・・・ま、ギリギリまで足掻くよ」




