初回ゲネプロ!
増田です・・・
まあ、こんな感じだよな・・・
ト書だらけの脚本はできました。
誤字脱字の修正や細かな表現の変更、多少のエピソード改変はあるとは思います。
大筋では基本変更はいらない、という状態にはなったと自負しています。
正直、これを小説化したとしてもそれほど面白くないと思います。
まず、冗談みたいに説明だらけの文章になります。
これは教室劇の舞台やら大道具を前提としてるため文章だけで表現しようと思うとそうなってしまいます。
少なくとも僕の文才では。
次に、役者、演者が全員当て書きです。
なので会場、教室で見るのであれば、当然わかるであろう、演者の雰囲気や口調、声質などなど・・・文字で表現できない要素が小説では伝わりません。
また、演者の「いつもの動き」については一切記述してない・・・こいつならこうなる・・・が、完全に抜けてます。それを記述するとさらに説明的な文章が増えてしまうでしょう。
上とも被るのですが、教室で見ることを前提とした脚本になっているので、左右に演者が動くと視線も動いて、そこに見えるセットや背景が前提になっている関係上、脚本ならこれとあれは同時、と書くだけですが、文章にするとやたら長くなる割に内容が無くなりいます。
最後に外国語です。
ユカさんのセリフは全部英語で、一部フランス語、マイティさんも英語とフランス語と日本語・・・この二人の使う英語が異常に難解なんです。
ちなみに、マイティさん部分もユカさんが書いてます。彼女曰く、これがわからんマイちゃんはいない、とのことです。
ちなみに、日本語字幕ですが、完全に記述すると人が読める量じゃなくなるので、ユカさんがいわゆる「超訳」をしてくれてて、非常に簡略化されながらも、意味は通じる文字列になっています。
ユカさん用とマイティさん用で、文字標記も、だらーっと、と、漢字多めのカッチリと分けられてます。
これは僕の英語力不足で日本語小説にするのができない、ということでもあるんですが・・・
・・・
なあ、ジョージくん。
「なんでしょう、カントク」
あの二人の高速会話、英語を話している、ということはわかるんだが・・・速すぎて何を言ってるのかまったく聞きとれないよ・・・
英語でもSに行ったジョージくんなら聞きとれるのかい?
「僕もあの速度が聞きとれるようになったのは最近です。夏休みはアメリカでしたが、現地の方同士でも、あんな速度で話しているのは聞いたことありません」
そんなに速いんだ・・・
「まあ、観光客だから遅めに話してもらっているかもしれませんが・・・」
それはあるよな。
「逆にマイティさんがあんな話し方で、お願いだから現地の人にゆっくり話して、と言われているのは聞きました」
そっちもあるのかよ。
「はい。それに、正直な話、僕も二人の会話は完全には聞きとれていませんし、よくわからない表現も使っているのでそういうところはすっとばして・・・大体の意味・・・を掴むというのが関の山ですね」
ちなみにあの速度で話せる?
「いやーー、無理です!!それに必要は無いです」
ちょっと安心。必要ないっていうのは?
「現地の人も慌てる速さは不要です」
まあ、それはそうかな。
「あと、無理に難しい言い回しを使っています」
それはジョージも使えるの?
「英語では難しいです。少なくとも今は。例えば日本語でも、国会答弁とかで、可及的速やかに、とか言いますけど、日常会話ではほぼ使いませんよね」
ああ、なるはや、だけど絶対すぐにやる、という意味までは行かないよ、みたいいな、ちょい、曖昧な表現だよね。
「はい、僕の場合、正解かどうか今一不明なので、信用しないで欲しいのですが、As expeditiously as possible くらいで似たような意味のはずです」
それは・・・知らない単語だけど、as soon as possible よりは遅めなんだね?
「はい、不測の自体があって、実行ができない場合は実行が遅れるよ、みたいな意味を含んでいます」
ああ、やろうとしたけどできなかった、という場合でも責任は取らないよ、みたいな表現なんだね。まあ、日本語にもあるんだから他の言語でもあるのが当然か。
「はい、ちょっとお時間いただいていいですか?」
いいけど・・・
「えーと」
ん
「はい」
ん
「While the definitive accountability and specific attribution of the matter currently remain under inter-departmental review and are yet to be fully established, we are committed to initiating and implementing the necessary remedial actions and proceeding with the required adjustments as expeditiously as may be practicable, utilizing all available resources at our immediate disposal to address the emergent situation effectively.」
・・・
・・・
・・・
長い上にまったくわからないよ!!
「ざっくりで言うと、責任がどこにあるかは関係部署で検討中だが、限りあるリソースの中で緊急で有効な策の制定を開始することを約束する、くらいでしょうか」
・・・
えーと・・・責任者はわかんないけど、対応策を考えはじめることは約束するけど、いつまでにやり切るとは言わない、って意味か?
「はい、概ねそんなところです」
そりゃー長くなるね。
「これも合っているか微妙ですが・・・出来るやつとっ捕まえ次第なる早で始めます・・・が、このくらいの長さにできるということです」
なるほどね
「僕だとさっきくらい考える時間が必要ですけど、彼女達ならリアルタイムですね」
でも、意味はないよね。
「まあ、そういう遊びでしょう」
・・・
みたいな講義をジョージくんに受けて、彼女達のパートの英語を日本語にするのは諦めました。
なので全体の小説化も事実上諦めた次第です。
で、初回ゲネプロです。
ゲネプロとはパート練習がそれなりに仕上がった前提での通し練習くらいの意味でいいです。
・・・
ではみなさん、初回なのでともかく「止めない」ことを重要視します。完走させることが重要です。その場での言い直しもOKです。
その上で時間配分の見直しもするために、各シーケンスに掛かった時間は計測しておきます。
活動写劇と、リアルタイムプロンプターもよろしくなー
「あいよ」「わかってるって」
では、5から始めます。5・4・3・・・
・・・
はい、完了です!!おつかれさまでしたーー。
水野さん、何分?
「いい直しとかも含めて93分」
初回にしては上出来だ。ビデオは?
「撮れてるよ。データ出来てる。内容はこれから」
充分。
デブリーフィングするよーー。演者集まってーー。
水野さん、デブリーフィングの様子、別に撮ってください。
「はい、カントク」
マイティさん、教室生ピッチングはどうだった?
「特に。7割投球程度なので、モルでもジョージでもミットに収まるだろう」
ユカさん、噛まなかったねー
「まーねーー。あれくらいなら~大丈夫~~」
ソロバン、字幕出せた?
「超訳し過ぎでちょっとアセったが、間にあったと思う。ビデオで確認してくれ」
活動写劇は・・・あれ、これもソロバンか?
「結局そうなった。ま、こっちはキューだけだから楽だぞ。問題なくやれる」
両方一緒になるタイミングってあるか?
「いや、無い。だから問題ない」
こんな感じで実際に通しでやってみて出てきた問題点をすぐに洗い出し、演出組はあとでビデオなんかも見て改善点を検討する。
正直、初回でちょっと間延びしているところはあるので、そこを詰めるだけで80分に収めることはできそうだが、わざと冗長にしているところはあるので、どこを詰めていくかはもう少し検討したところだ。
なお、ソロバンのユカさん攻略だが、メッセの交換まではいったようだが、それ以上はまったく進んでいないらしい。
まあ、アプリ上であっても1:1のルームがあるだけでそれなりに興奮していたが。




