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さて・・・脚本の最終稿はいつできる?

増田です。


教室劇の脚本の最終稿が脱稿したのは本番の前日なんてのも高嶺祭では良く聞く話ですが、それは話半分というやつで、全ての改変が完了したのが前日くらいの意味です。


当たり前ですが、全てを前日に書き終えるなんてそもそも量的に不可能ですし、役者も困ります。


入れるプロット、抜くプロットを最後まで迷って、ゲネプロやってどっちを本番でやる? というと、 いや、こっちのほうが面白くなる・・・などと言いだすやつがいて本当に困るけど確かにやってみたら面白いので、ツナガりに矛盾のないことだけ確認して書き直してみました、くらいの異常事態はありえます。


なので、少し冗長な一種のディレクターズカット版で練習を始めて、合わせを何回かして、言いにくいとこ、繋がりに欠けるとこを補完したり、思い切ってバッサリ削除したりしながら最終版をみんなで作っていきます。


今回、僕が以前に言って、神田くんが覚えていた活動写劇、まあ、字にしてみると案外中二っぽくて恥かしいんだけど、取り入れてしまったので、もう実行するしかなくなってます。


そこで問題になったのが日本語字幕。自分で提案しておいてなんだけど、僕らの大きめに作って削っていくやり方だと、日本語字幕の映写が直前まで決まらないんです。やる前からわかれよな、って感じではありますが。


なので、リアルタイムプロンプターという映像技術?を開発しました。開発したのはソロバンくんです。


「・・・面倒なのはオレに振るという伝統がこのクラスにはあるのか?」


と、ジト目で言われましたが、僕もカントク役は三年目です。大変だとは思うけどお願いできないか?と、頼むのにも慣れました。演技ではなく真摯に頼むだけ、それだけしか僕にはできません。


「・・・わかったよ・・・まあ、あの型紙に比べたら、まったくもって楽だ。PCが落ちたときのために、二台どちらか生きてればできるようにするところが面倒だが・・・まあ、そこは力技で実装するよ」


なるほど、リアルタイムで字幕操作するということはそういうことも考えないといけないんだ、と気づきました。正直、そこまでは考えていませんでした。

そのことを彼に伝えると


「うん。まあ、HDMI切替器を使うだけだから、大したことでもないよ。両方ともWindows updateをしっかり掛けたあとに再起動して、Windows updateを念の為一週間更新停止にして、ネットワーク接続も完全に切って、というか、有線も無線LANも無効化して、もう一度再起動して無効化されている状態なのを確認すれば、まあ、二台とも落ちるまではないだろう」


と、何か面倒そうな手順を踏む宣言をされてしまいました。

大変なのかい?と聞くと


「大した手間じゃないよ。それより、映像を投影するプロジェクターがSPOFだから、そこはもう、祈るしかない」


SPOF ってなんだ?と聞くと


「まあ、大人の会社用語だね。Single Point of Failure、単一障害点っていって、手元のPCが二重化されていても、プロジェクターが一台しかないから、そこが壊れたらおしまいだよって意味さ」


なるほど・・・日本語の単一障害点で理解はできるけど、会社ではSPOF って言うほうが、まあカッコ付けにはいいかもな。


「だろうね。プロジェクターが二台用意できたとしても、今回の舞台配置だと、一台しかあの場所には置けないから、壊れても交換するには時間がかかる。連続使用が故障の発生を促進する可能性があるから、一公演ごとにA/Bを切り替えて使うのがいいかもしれないな」


まあ、熱いから連続使用で壊れやすい、は理解しやすい。二台用意できた場合、毎回違うプロジェクターを使う案は採用させてもらいたい。


「そのほうが確率的にはいいよ。位置調整は面倒だけどね」


それはどうにもならないよ。演者がケーブルひっかけたってずれちゃうんだから。


「一応ガムテというか養生テープは貼るんだろうけど、ゼロにはならないな」


そういうこと。字幕はユカさんと調整してくれ。


「お、直接連絡していいのか?」


まあ、英語とその日本語は彼女が書くからな。


「じゃあ、遠慮せず、直接連絡させてもらうよ」


なんか嬉しそうだな。


「まあ、美少女だし?超・高嶺の花的存在なのはわかっているけど、一応フリーの女子じゃん?」


そうだけど・・・恋愛対象としては格上すぎないか?


「いいじゃん。それくらい夢見させろよ。オレだって格の違いくらいわかってるよ。せめて、あのジョージくらいの成績ならなー」


まあ、彼はマイティさんに付いて行けた稀有な存在だから・・・


「まあな・・・背はデカかったが、最初はヒョロヒョロにも程があるって感じだったけどな。今じゃ体育会系部活じゃないのが信じられないような体格だもんな」


えーとな・・・わかったよ。僕からは、夢を見るのも憧れを抱くのもOKだけど、リアルタイムプロンプターよろしくな、としかお願いできないよ


「わかってる。仕事はしっかりやるよ」


よろしく頼む。・・・楽しそうだな。


「まあな。彼女に絡めるとは思ってなかったからな・・・しかしセリフが全て英語か・・・マイティさんとも違う意味でブッ飛んでるな」


彼氏彼女になれるかは別として・・・個人的には応援はするよ。

水野さん的には教室劇をがっちりやらせたいみたいだけどな。


「そこはそうだろう?彼女は一年のときからずっとそうだからな。カントクもくっついたみたいでウラヤマしいよ」


まあ・・・僕にも信じられないよ。水野さんも僕にとっては自分の彼女とは信じがたいほどの美少女だよ?


「かもな。スピシス含めこのクラスには美少女が多すぎるからな」


だね。

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