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進学決定!!

「ジョージ!!大学が決まったぞ!!好条件だ!!」


なんですか?マイティさん。まだ夏休み前ですが・・・


はい。ジョージです。中央高三年生になりました。クラスメイトもまったく変化はなく、女子比率がおかしいのは自分達の学年だけというのも変わらず、そして、マイティさんの試験無双にも変化はありません。


三年の新歓では、ついに500点満点を達成です。二年のときは495点に再挑戦して496点という一年と同じ点数でした。

何その無駄な挑戦、と思いますが、これがマイティさんです。


會田先生は「他の生徒の指標にならなくなるから、これ以上難しくできないんだよ・・・もし、そうしてしまったら、ほかの生徒の点数が極端に下がってしまうんだ・・・」


それはそうでしょうね・・・


僕の点数も辛うじて400点を越えました。

そうなってみて分かったことは、一年のときに496点を取ったマイティさんは学力的にはとんでもない化け物だった、ということです。


三年の目標、めちゃくちゃでもいいから全マスに書ききる、は、無理矢理達成しました。書ききるために「わかりません」と書いたマスすらありましたから。


特に英語、数学、物理、化学、生物、地学・・・理科は一枠、2時間ですが、4教科が均等に入ってます・・・で8割を越えるて点数を取ろうと思うと、ここに書いてあるのは何? という問題文を読み解く必要があります。


つまり、何を問われているかすらわかりません。


僕が400点を越えたのも一重(ひとえ)に国語で93点が取れたおかげです。英数理は全部80点に微妙に届かず、社会もやっとの思いの82点、合計では401点です。

これに条件を一つ二つ足して、僕の英数理の点数を正確に算出せよ、くらいなら、まだカンタンな問題なんですが・・・


閣下先輩の、俺が98点なら彼女は1000点以上は確実だがそれ以上のことはよく分からん、的な発言を身を保って理解しました。

401点対500点は99点差じゃなく、測りようのない大差です。


あ、閣下先輩は二年前に卒業して、東京で、まあ、そこへ行くよね、という国立大学に通っているそうです。


実際のところ、中央高では二年までで三年までの内容を全て終えてしまいます。

新歓を400点満点と考えた場合、今から徹底して復習する分野の洗い出しとして非常に有効な手段だと思います。


永遠の断トツ二位のユカさんですが、見事、女子新記録にして、一般生徒新記録の432点を叩き出しました。


もう、先生方もマイティさんを例外扱いにすることに慣れてしまったようです。


           ・・・


新歓終了後、マイティさんはジョギング後、そのまま理学部に向かいました。


「ジョージーー。心のー底からーわかったぞーー。アレはー神の子かー天使~~か悪魔~~か、何かだ~~」


はい、僕にもそう思えます。


「なんでー、アレを~一時間で書き終えてーーグラウンドに走りにいけるんだ~~」


おっしゃる通りです。


「でー、例年通りのー、496点かー500点かー、どっちかだよな~~」


多分、そうじゃないかと思います。まあ、480以上は確実かと・・・


「見ろよーー、このー死屍累々どもをーー」


そうです。三年の目標、「全部書ききる」は結構過酷です。

新歓の初日4時間、目標を目指すなら、帰宅後さらに勉強して睡眠不足の状態で二日目を向かえます。

そして朝から6時間、ほぼずっと書きっぱなしですから・・・

最初から書けないのが前提の一二年と違い、利き腕はジンジン痺れ、後30分、後15分、後5分と追い詰められるのが延々と続いた二日目の夕方は、試験終了とともに机に突っ伏す生徒が多数です。


ユカさん、マイティさんは左右両方の手で綺麗な字を書けますから、我々よりは負担が小さいんじゃないですかね?


「だーかーらーとーいってーー、左右で別の答えを書けるわけじゃなーーーーい!!!」


「あ、書けても不思議じゃないかも」


「そうなの? リオン?」


「桃花、ミツキちゃんも見てたでしょ?書き初めの時のアレ」


「そうですね・・・短時間なら書けるかも・・・でも一時間連続は無理じゃない?」


「どちらにしろ、アタシらには縁の無い話だな・・・な、ももかん」


「うるちゃい!!リコ!!どーせ、半分ちょいしか埋まんないよ!!」


「ま、アタシも半分ちょっと。時間は目一杯使ったけどな・・・」


スピードシスターズのみなさんも無事・・・といっても進級が危うかったのはリコさんと桃花さんだけですが・・・三年になり、いろいろ育ちました。


リコさんは179cm、ユカさんは174cm、ミツキさんは、172cm、桃花さんとリオンさんは仲良く168cmです。


あと、体型も・・・なんというか、女子らしくなられました。特に胸とか・・・です。

リコさんは女子らしさと共に、少々マッスル的にも育ち、今年からは女バスの部長です。

そして、例のノールック連携がマイティさん抜きでも出来るようになっておりました。


           ・・・


僕も188cm。結構伸びました。体重も90kgと、かなりぶ厚くなりました。


母も「けーくんサイコー!!もー絶対けーさんよりご立派!!」と、いいながら抱き付いてきます・・・

正直、勘弁してほしいんですが、二年前と違って、明らかに力が付いちゃったので、無理に振り(ほど)けません。

母が怪我してしまうんじゃないかと心配になってしまいます・・・


公称身長は未だに178cmのままのマイティさんですが、前より差は縮まりましたけど、気持ち程度、僕より大きいです。


もう、お風呂も寝室も一緒なので、はっきり分かります。

はい、そういう関係になりました。


ちなみに葵さん、部長始め、社員の女性との関係も続いています。

マイティさんが「経験は積めるときに積め」という方針で、かつ、マイティさんも社員の男性と時々しています。


           ・・・


「ジョージ、ちょっといいか?」


はい、マイティさん。


「ジョージはほぼ私からの命令に近かったと思うが、姉様方と練習をしているな?」


練習・・・あれのことですか? まあ、してましたが、マイティさんとするようになってからは、してませんよ?


「続けてほしい。それから新入社員が入って来て、そっちがOKのタイプだったら、そちらも担当してほしい」


いいんですか?


「別に浮気扱いとかはしない。まあ、もやっとしないこともないが、それより経験を積めることは重要だ。習得できる技術もな」


まあ、そうおっしゃるなら・・・


「遠慮せずに誘われたら行け。あと、私も兄様方で練習をしようと思っているが構わないか?もちろん避妊はする」


・・・ああ、もやっとする気持ちはわかりましたが・・・僕のほうが先に別の方としているので・・・マイティさんがしたいのであれば問題ないかと。


「まあな。お互い様だな。今後、世界に出かけていったとき、それを使う可能性もあるので、経験を積んでおきたいのだ」


・・・最後の武器として役に立つこともあるかもしれませんね・・・


「そういうことだ。デカ女でも女は女、オランダや北欧ならそれほどデカ女でもないしな。私も習得できる技術として習得したいものはある。リル殿にもご指南いただきたい」


まあ・・・母はそういった方面でもお役に立っているのは事実なようで・・・


「ジョージも母親だからと特別扱いせず、技術の習得のためにリル殿に教えを受けてもいいのではないか?」


まあ、厨房機器を使った大量調理や事前の仕込みの方法ならともかく、そっち方面は抵抗がありまして・・・


「命令すればできるか?」


・・・できるかできないかでいえばできるとは思います。したくは無いですが。


「美人ではないか?」


そうかもしれませんが、子供のころから見ている顔ですから。


「うむ・・・あせらず、そのような機会があれば、ということにしておこう」


助かります。


           ・・・


そんな期末も終わったある日のこと、マイティさんが大学が決まった、と話してきました。


マイティさん、大学が決まったって、まだ推薦の合格が出る時期でもないですよ?


「うむ。交渉の結果だ」


交渉の結果というのは?


「例の論文だが、概ね査読が通りそうだ」


ああ、数論のやつですね?工学と考古学のほうはいかがでしょうか?


「あれらはまだとっかかりだ。数論はなんやかんやで4年以上やっている論文だからな。工学のほうは多少出来ているが、考古学が実践・実績が必要である」


なるほど、とりあえず、おめでとうございます?でしょうか。


「しかし、高校生では博士には成れぬ」


常識的に考えて、大学院でないとダメな気がします。


「その通り。取り敢えず大学生になって大学院の科目履修をしながら論文の査読や学会への発表をする」


なるほど・・・無理矢理な気もしますが、合法的なんですね。


「特段問題があったり、無理を押し通す・・・多少押しているかもしれぬ」


多少ならいいんじゃないでしょうか。


「何というか・・・私寄りの考え方になってきておらぬか?」


まあ、結構一緒に居ますし。話もしてますし。で、どうやって大学入学を決められたのですか?


「論文を見てくれていた教授が今年で定年退官なのだ。私学のほうが定年が長いので、T大からK大に移って数学の研究を続けるそうだ」


国立大学だと65歳でしたっけ? まあ、今時(イマドキ)の65歳なら全然元気ですよね。


「うむ。でT大の院への影響力は持ち続けているので、K大に入ってT大の院の履修をすることになった。研究室も教授の後任の教授のところと決まっている」


何というか・・・押し通しましたね・・・


「で、K大の理事長と学長にも会った」


何となく分かって来ました・・・きっと気に入っていただけたんですね?


「その通り。まあ、模試業界では私は有名人だからな」


そりゃあ・・・中学校時代から大学模試を受けて全国順位が一桁だったりすれば有名になるでしょう。

でも、大学と模試は関係なくないですか?


「理事長は本人ではないが、よく会う一族の一人が予備校のトップをやっているそうだ」


それで、以前からさんざん聞かされていた噂の本人が天下りしてくる教授の推薦を持ってやってきた、と?


「まあ、教授は天下りではないが、概ねそんなところだ。理事長は文系で学長は理系だったので、いろいろと話せて楽しかった」


ちなみにどんな噂だったんですか?


「シンプルだ。富士山の麓あたりにとんでもないのがいる、くらいの話だ」


まあ、とんでもないですけど・・・入試は受けなくていいんでしょうか。


「不要だ。学費も無料でよいとのことだ。理事長の持ち物のマンションの一室も当分の間、無料で住むことができる」


当分の間、ですか?


「大学だけなら4年だが、院まで含めると明確に何年と言い切れないだろう?」


なるほど・・・私学で理事長と学長がOKしたんなら、まあ、通っちゃうんでしょうね。


「一応、口頭試問的なものは受けた」


理事長は文系とおっしゃっていたので、各種外国語、学長は数学と物理くらいでしょうか?


「惜しい。理事長が多言語ペラペラなかただったので、英語とフランス語とタガログ語で会話したな。学長は有機化学が専門らしく、そちらとカンタンな数学の話をした」


化学でしたか。例の何か国語話せるんだ?は聞かれました?


「うむ。例のごとく数え方にもよるが、約200言語、と答えておいた」


増えてますね・・・まあ、ドイツ語をいくつに数えるか、的な話もあるから実質は1.5倍くらいでしょうけど。


「ドイツ語の方言は無限にある、と言っていいほどあるからな、ざっくりだと二つか三つでいいと思うが、舞台またはオペラドイツ語は別に入れてもよいかな。ん?四つか五つに分けられないこともないな・・・うむ、低ザクセン語の扱いがさらに難しいな・・・」


そうかもしれませんが、今悩むことじゃないでしょう。


しかし、4年間学費および住居費無料ですか。確かに好条件ですね。

おめでとうございます。


あ、でも、理事長さんて偉いかただったりすると、なんか山の上の豪邸って印象があるんですが、そういうところだと通学が不便ですよね?


「さすがにそれはない。23区でもないそうだが、すぐ外らしい。インターと飛行場が近いのも魅力だ。最寄り駅からは徒歩15分程度あるそうだが」


まあ、どこに行くにも徒歩か自転車の僕らには大した距離じゃないですね。

しかし・・・飛行場ですか。夏にはアメリカに行くとおっしゃってましたもんね。


「そう、今年の夏は自家用ではなく事業用の免許を取る!」

T大のほうは予想通りの学校名ですが、K大のほうはたぶん予想通りではないです。もっと弱小の大学です。

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