第11話『器の選定 ― 全部位共鳴(オーバーリンク)への門』
【Scene 1:暴走する胴体、揺らぐ世界】
ドグンッ……ドグンッ……ッッ!!!!(脈動激化)
巨大な胴体が地鳴りと共に暴れ出す。
グシャアァァァァン!!!(神殿瓦礫崩壊)
ミラ「これ……完全に“覚醒”しかけてるわ……!」
カイ「制御不能だ。もはや胴体だけで、自律機能が限界超えてる」
ズン……ズン……(黒い足のような骨が形成されていく)
ユウ「……!? 脚部まで、再構築されてる……!?
これってまさか――」
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【Scene 2:始まる“全契約共鳴”】
> ◆刻印反応:
頭部(封印状態)・腕・脚・背・胴体(暴走中)
各契約刻印が共鳴共振し始める!
ビイイイイイイイイイイン!!!!(強烈な波動)
ユウ「うっ……ッ!! 頭の奥が……焼ける……!!」
ミラ「刻印同士が繋がろうとしてる――でも、足りない。
“器”が揃っていないのよ!!」
カイ「つまり、誰かが“頭”を宿さなきゃ……この暴走、止まらんってことか」
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【Scene 3:“頭部”の呼び声】
突如、ユウの脳内に――
> 『……我ガ“器”ヨ。
最後ノ“断片”ヲ、オ前ニユダネヨウ――』
ドゴオオォォォォン!!!(空間に黒い裂け目)
頭部の封印が、空中に“割れて”出現する。
そこには、鉄仮面のような異形の顔――**AMONの“本性”**が刻まれていた。
ユウ「……こいつが、“アモンの頭”……!!」
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【Scene 4:最後の契約 選定フェイズ】
> 『選べ――“オレを完全に受け入れるか”、
それとも、“この世界を呑ませるか”』
> 『右腕だけじゃ足りねぇ。
“心”を、くれてやれよ、ユウ。
そうすりゃ、全部――力にしてやる』
ユウの胸元が激しく発光。
弟の存在=奪われた“心の中心”が、アモンに試される。
ドクンッ……!!(心音)
> ◆選択肢:
[A]すべての契約を引き受け、完全体を自身に封じる
[B]拒否し、誰か別の“器”に押しつける
[C]共鳴の渦に身を投げ、刻印そのものを“壊す”道を選ぶ
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【Scene 5:答え】
ユウ「……お前の力なんざ、いらねぇよ」
セリウス「……ほう?」
ユウ「けど、“お前の力ごと”飲み込んでやる。
俺の中で、“人間の器”がどこまで踏ん張れるか、試してみろよ!!」
ユウ、両腕を広げ――
> 「契約融合・最終位相――オーバーリンク発動」
ビイイイイイイインッッ!!!!!!(全刻印発動)
ユウの右腕・背中・脚に、それぞれ異なる紋章が浮かび上がる。
さらに額には“第七刻印”が刻まれ――
> 【新契約名:封印統一体】
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【Scene 6:変貌】
ユウの姿が、黒い炎をまとうように変貌する。
ヴォォォォォォォ……(空気が震える)
ミラ「これは……アモンの“完全体の外殻”が、ユウの中に収まっていく……!」
カイ「中身は人間のまま、だと……? 正気かよ、ユウ……」
ユウ「俺の“心”は、弟の名前を覚えてる。
たとえお前の力で壊されても――
それを忘れたくねぇんだよ!!!!」