現実:壱 (活動報告書より)
作品をあげてから、
数日がたった。
この作品は4月から作り続けてきた作品だ。
書くきっかけになったのは、高校一年生の時に色々な辛いことや苦しいことがあって
「死にたい」
と、思ったこと。
中学一年生の頃から
自分の周りはみんな自分を嫌っていた
クラスメイト、先生、先輩後輩、そして家族までも。
彼らに自分の悩みを相談できるはずもなく、私はそれを溜め込んだ。
その結果、自分の中では黒い影がいくつも出来ていた。
その影はクラスメイトや家族の形をしており、常に
「オマエノセイダ」
「ナンデ、ソウイウコトシカデキナイノ」
と、私を責めるのだ。
初めは影の数も少なく、耐えることもできた。
だが、年月を経るごとに、十、百、千、一万…
影の数はどんどん増えていく
それと同時に、自分を肯定することも、だんだん出来なくなった
「誰か、助けてほしい」
「こんな自分を肯定してほしい」
「また、『生きたい』って思えるようになりたい」
そう思った時、自分の中で何かが浮かび上がった。
いろんなことがあって、
どうしようもなくなって、
辛い、死にたい、
今すぐこの悩みを誰かに相談したい。
と思った時に
自分を肯定してくれて、
やさしく寄り添ってくれて、
どんなことでも相談できて、
「また、生きよう」と思わせてくれる人が
そうして生まれたのが、
白い帽子に、白いワンピースをした
長髪の少女だった。
当時、学生だった私は屋上に憧れていたので
「その少女は屋上に現れる」
という設定にした。
ただ、屋上といってもいろんな建物の屋上に現るのであって、
決して学校だけではない、ということも付け加えた。
そこから、これを物語にして残しておきたい、
と思って書いたのがこの作品である。
この作品はつまらないものかもしれない。
誰も読まないかもしれない
ましてや、批判する人もいるかもしれない
でも、それでもいい。
私は、この作品を誰かに見てもらいたいわけでもないし、
批判だってくらってもいい。
「なんだ、この作品」
「都合良すぎでしょ」
そう言われたっていい。
私はただ、自分の中で出来た物語を
このサイトに残すだけ。
でも、一つだけ願っていることがある。
もし、この作品を見ようとしている人が
人生に辛さを感じたりして
『死にたい』と思っているなら
この作品を見て
「また、生きよう」
と思ってほしい
現実:壱 「まえがき」
「自虐者達と屋上の少女:春」につづく・・・
本編(自虐者たちと屋上の少女:春)に対してのコメント待っています。
短文でも長文でも大丈夫です。
本編に対しての指摘でも構いません。
キーワード:「自虐者と少女」