間話
ただのコラム
家を出てから二時間が経つ
私は今川越の公園の芝生の上に座っている
4月7日、
この日は入学式の子どもたちが多くいた
一人浮かない気持ちなのには理由がある
私は今日、家出をしたからだ
もう私は、家族とは再会しないつもりである
あんな家族といるのはもう懲り懲りだ
彼らは「害悪」でしかない
それ以外に何と言うのだ
「家族」であるはずがない
何なんだ
なぜ私がこんな家族と共に生きなければいけないのだ
いや、全てあの日から始まったのかもしれない
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私こと、『__』はどこにでもいる普通の高校2年生である
私の人生はある日、180度変わった
「引っ越し」
である。
年中から小五までを兵庫県にて過ごしてきた私にとっては
あまりに突然のことだった。
それから、父や母、妹までもが豹変した
父はよく癇癪を起こすようになり、暴力を振るうこともあった
母は仕事のストレスによるものなのか、罵声を響かせることが多くなった
妹は、私を卑下し、嘲笑い、煽った。
彼らに私が兵庫にいた頃の面影は、一つも残っていなかった。
毎週、母の罵声を聞き
妹から卑下され
父から怒号と虐待を受ける
そんな生活が4年も続いたのだから
私は子供の頃のような明るさと前向きな思考を失い
代わりに自身の無力さを虐げることしかできなくなった
そんな中で私は、彼らに対する恨みや怒りを募らせていた
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そして今日、それがはち切れた
私はついに実行する時が来たのだ
「イエデ」を
だけど、行動に移すことはできなかった
それは_______
注※この先の文章データは存在しません
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