【強制イベント】ドラゴン退治(3)
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【ドラゴン】この世界において魔物と魔獣の頂点に立つ一種あるという事だけがわかっており、その生態系について追究するのは不可能だと言われている存在である。
何故、ドラゴンが魔物や魔獣達の王としてではなく【頂点に立つ一種】と言われているのはそのドラゴンにも匹敵する怪物の存在が各国で発見されており実害と実物が存在するからだ。
実際にどちらのが人類に多大な影響を与えるかなどの些細な問題ではなく、その禁忌に触れる事でドラゴンに匹敵する怪物らの逆鱗に触れる事で敵意を向けられた人間の国や都市などは一夜にして壊滅させられいる。
つまりは逆鱗に触れれば人間は滅びの道しか無い為に魔物と魔獣の頂点に立つ一種あるという事は特別な人間しか相手にする事が出来ない存在として言い伝えられているのだ。
それが天から使命された【勇者】であるからだ。だが、目の前でドラゴンをケリ飛ばしてその逆鱗に触れたのは精霊使いと悪魔の主君候補という異質な職業を与えられた異端児であるドーマであった。
「テメェがせいで計画建てて訓練する前にぶっつけ本番になったろうが!!!クソドラゴン!!!魔物と魔獣の頂点に立つ一種だが知らねぇが俺に喧嘩売るなら買ってやるぞ!!ゴラァ!!それが宣戦布告の証拠だ!!!」
「セシアちゃん。ドーマくんって…」
「…本気でキレたら目茶苦茶口悪くなるし、今の状況でキレたね。 大丈夫だよ!ドーマね。2年前に王族の直下の親衛隊の執事として任命された事あるんだよ?」
「な、なら…なんで貴族の護衛兼執事やってんだよ?」
「さぁ?2、3日したら『解雇されたのでまたここで雇ってください』ってもどってきてくれたから… 」
アカネとアオイは最初に出会った頃にドーマはセシアに「独立しろ」と言っていたのを思い出した。
王族の直下の親衛隊の執事として任命されたならば城での執事生活で待遇もいい筈なのにそれをたったの2、3日で辞めてしまっている辺りドーマは異質なのかそれともただ単に王族が女神に近い存在が嫌いなのかもしれない。
「あの女神め!!こんな面倒な事を俺にさせた事を後悔させてやる!!天からよく見とけや!!アバズレ女神!!!」
「ドーマ!!前々!!ドラゴンが炎を口から出そうと… 」
「あ゛っ!? んな事させるか!! オラァッ!!!」
「うむ。尋常ではない魔力量と格闘センスの持ち主だな。魔王に匹敵するというグレートドラゴンの一種相手に善戦するとはな…。
だが、仮にも相手はドラゴン。
それも上位種である『グレートドラゴン』クラスといった事だろうな…」
蹴り飛ばされたドラゴンはドーマに向かって炎を吹き付けようとしたが、その前に上顎に向かって強烈なパンチを入れてそれを阻止したがドーマは舌打ちをして距離を取った。
その様子を見てヒートはドーマの魔力量と格闘センスを高く評価していた。
だが、それと同時に相手が悪いとも見ていたのだ。
今、目の前にいるドラゴンは火竜の上位種である上位火竜だと教えると上位種である『グレートドラゴン』クラスの竜の鱗には協力な魔法障壁が常に纏われている為に魔法攻撃や魔法での強化打撃等ではダメージを与える事が出来ないのだ。
ドーマの戦闘の基本は拳や脚などに練り込んだ魔力を纏う【魔闘法】を利用している近接型の魔闘士である為に相性は最悪だと語ったのだ。
実際に先手必勝で入れた蹴りや炎を吹き出そうとした時に上顎を殴り付けた時にダメージが入っていない事に気づいたから距離を取った。
そして、ドラゴンもドーマを驚異と見なして視線をドーマから外さずにいるのだ。
だが、そこに元凶となった『ストロング・ジャイアント・ゴーレム三世』の木彫りに魔核を埋め込まれてドーマとディエーラの願いをかなえて契約を成立させたい土の精霊が逞しい腕でドラゴンを殴り付けたのであった。
「流石にあの巨体からの一撃は流石のドラゴンでもダメージを受けたようだな。
さて、ドーマの兄貴よ!そろそろ冷静さを取り戻されたか? 」
「あぁ…風圧で吹っ飛ばされてな。アイツをディエーラと契約成立させないとヤバいからな…。
それにあのクソドラゴンの鱗というか全身に強化な魔力障壁があるから俺の戦闘スタイルじゃダメージにならねぇから俺じゃ倒せねぇ… 」
「ならば、精霊使いと悪魔の主君候補である選ばし力の持ち主ドーマよ。
普通の精霊使いではなし得ない魔力の共有が出来る力を使いこなす術を教えようではないか!!
なぁに、ドーマの兄貴にとってはとても簡単な事であるぞ?」
悪魔の魔神でもヒートからの囁きに耳を傾けたドーマであったが魔王になることはどうでもいい為に簡単に承諾するとどうすればいいのかヒートに尋ねた。
すると、ヒートは不敵な笑みを浮かべてアカネやアオイに魔力を流し込んだ様に精霊使いらを抱き締めて魔力量を身体に流し込んで増やせば、精霊は魔力の分だけ強化され強くなると語られたのであった。




