【強制イベント】ドラゴン退治(1)
土の精霊 名付け不可
全身を甲冑で纏った騎士をモチーフにして巨体を支える太い足腰と逞しい腕をしており、鉄仮面を着けた『ストロング・ジャイアント・ゴーレム三世』ドーマがセシアの我が儘を聞いて作った木彫りの玩具であったが、魔核にディエーラとドーマの魔力を流されて巨大化して契約の為にドラゴン退治に向かっている。
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ディエーラも精霊も悪気があった訳では無いためにドーマは自分の不甲斐なさに壊れた寮から見える空を見上げていた。
確かにアカネやアオイ、リーファと比べたらセクハラ紛いな事をしなくて済むと浅はかな考えを持っていた自分が悪いのだ。
ヒート達は『ディエーラの土の聖霊は実態する為に必要な身体となる依代が必要なタイプである』という言葉の意味をもっと考えるべきであったのだ。
「そ、そう言う事だったのかよ…騙された。てか、や、やらかした…」
「えっ?ど、どういう事なのだい?ドーマくん?」
「ディエーラと契約の魔力が足りていたが実態する依代とその為に必要だったのは土の精霊として上位階級にするだけの強力な力が必要だったんだ。
…つまりはディエーラの土の魔力と俺の魔力からフェンディの『巨大化』するスキルを習得する事でヒートらと同じ上位精霊に進化させたんだよ。んで、魔核に魔力を流し込んで目覚めた拍子に巨大化した。
俺のが魔力量も室も高いからフェンディのスキルが先に発動した結果だろうな~…」
ディエーラのという掛けに答えるドーマとは対称的にアカネ、リーファ、セシアは巨大化した事に目を輝かせていたのだ。
全身を甲冑で纏った騎士をモチーフとして巨体を支える太い足腰と逞しい腕を再現した。
鉄仮面を着けるストロング・ジャイアント・ゴーレム三世の巨大化は絵本の中でのゴーレムそのものであったからだ。
そして、鉄仮面の隙間から赤い目から辺りを一度、見渡すと直ぐ様、移動をし始めたのだ。
「グゴゴ…ドラゴン、ブッ飛ばす。主が森の探索・研究したい…邪魔者排除…ッ!!!」
「ふむ。どうやらドーマの兄貴とディエーラ殿の魔力から感じた要望を答えようとしているみたいだな… 」
「アァ~…ってアホかぁ!?相手は魔物や魔獣の頂点の立つドラゴンだぞ!?ディエーラ!!止めろ!!」
「えっ…?ど、どうやって…?」
ディエーラらの言葉にスイがまだ名付けをして完璧な契約をしていない状態である為にディエーラやドーマの要望を叶える事が契約の条件になるため止める事は出来ないというのだ。
つまりは強制的にドラゴンの棲む森への殴り込みという事になるのだ。
しかし、スイとヒート、ルシーの上位精霊がいればここに5人を残してフェンディとともに追い掛ける事は可能であるが、ルシーとスイ、ヒートもドーマの魔力で契約したものである為に離れられる距離に限りあるというのだ。
選択肢は無く、結局はあのドラゴンが棲む森への強制殴り込みイベントが始まったのだ。
ドーマは現況である自分を攻めるように膝をつき己の不甲斐なさと疎かな思考をして魔力を流し込んだ事を後悔した。
「ダァァアァアァ~!!!やっちまったぁー!!!クソッタレがァアァァー!!!!」
「ど、ドーマくん!!落ち着いて?だ、大丈夫だからね?ね?」
「クソッタレ!!おい、フェンディ!!5人乗せてゴーレム追い掛けるぞ!!魔力は足りなきゃ勝手に喰え!!その代わり5人を死なせるなよ!?俺は走るから!!」
「承知しましたよ!!兄貴!!このフェンディに任せてください!!!」
今回の巨大化とゴーレムの暴走が自分の魔力による影響を告げられて悲観していたが、直ぐ様失敗を取り戻す為に一人でドラゴン退治にいこうとしたが、ルシーらもドーマの魔力があって契約している為に『一定距離を離れる事が出来ない』という契約条件になっていると聞かされてめんどくさいとフェンディを巨大化させて5人を背に乗せてゴーレムを追い掛けてドラゴンを討伐する方向性に切り替えたのだ。
主であるディエーラと正式な契約である名付けをしていない為にゴーレムを制止するのは不可能だ。 ゴーレムも契約を成立させる為にドラゴンを倒そうとしているのはドーマ自身のせいであることを自覚しているからだ。
この際魔力は常に体内で練り込んで精霊らの補助に回してドラゴン退治に使うしかないと走りなが体内で魔力を為ながら脚力を強化してゴーレムを追い掛けたのであった。
ゴーレムは巨大化した事で動きは緩慢であるが、一歩がデカい上に大地を揺らすほどの巨躯な精霊である。
森に近づくと土の精霊の力なのか森を移動させて道を作り出して先に進んでいってしまった。
「…ヒート!スイ!ルシー!あのゴーレムでドラゴンは倒せそうなのか!!?」
「う~ん。難しいですね。少なくともドラゴンならば炎を放つ個体だと不利ですし… 」
「何かいい方法ネェのか!?もしもドラゴンを怒らせて街に向かったら俺ら大戦犯になるぞ!!? 流石にセシアの親父に会わせる顔がネェよ!!?」
「ドーマの兄貴よ。主は精霊使いでもあるが悪魔の主君候補という特殊な人間だ。ならば、その魔力で我々精霊を強化する事も可能だろう。あとは使い手の問題だが… 」
炎の魔人であるイフリートのヒートはドーマが精霊使いと悪魔の主君候補である為に普通の精霊使いではなし得ない魔力の共有が出来る為にその力を使いこなせばドラゴンを討伐する事は可能だろうと話すが、その代償として魔王候補として頭一つ飛び抜ける可能があると告げられたのであった。
なろうで有名な俺なんかやっちゃいましたか?ではなく、マジでやらかしたパターン…




