表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/29

木彫りのオモチャ(2)

***********************


この木彫りのゴーレムは昔、ドーマがセシアの人形遊びの為に必要であった為に『女勇者と聖霊使い』という一般的なおとぎ話の物語に出てくる魔物や魔獣を木彫り作らされた事がある。


女勇者が倒したゴーレムは元々は土くれに魔王が魔力を与えただけであり、どちらかといえば沼地の魔物に似ていた為にセシアが求めるゴーレムを作らされた事が切っ掛けであった。


セシアは女勇者が苦戦した相手ならカッコ良くないとダメとケチを着けた事から組み立てやすい煉瓦をモチーフにした『ストロング・ジャイアント・ゴーレム二世』と全身を甲冑で纏った騎士をモチーフにして巨体を支える太い足腰と逞しい腕をしており、鉄仮面を着けた『ストロング・ジャイアント・ゴーレム三世』はセシアが苦戦するゴーレムを創造して切り出したものである。


それがまさかこのような形で利用できるとは思ってもいなかった。

そもそも、聖霊は実体化する際に聖霊使いのイメージや元々の姿が反映させるというのだ。

だが、ディエーラの土の聖霊は実態する為に必要な身体となる依代が必要なタイプであるというのだ。


ストロング・ジャイアント・ゴーレム三世にはドーマの魔力がを纏っている為に少し工夫するだけで聖霊が憑依しやすくなるという話だ。


「んで?ディエーラの聖霊を憑依させるのに何すりゃいいんだ?」


「この木彫りのゴーレムに2人の魔力を流し込んで土の聖霊の依代にするだけですよ?」


「…なんかまたセクハラ紛いなことをやらされると思ってから拍子抜けだな… 」


「ふむ。確かにセクハラに近いが確実に消すにはどうしても肌に触れなければならない。

ドーマの兄貴は体内魔力を練り込んで高める術が達人級に対して他はド素人当然である為に魔素を魔力に変えるのが下手くそで聖霊使いとしては掛けてだし同然だからなぁ…」


アカネの聖霊は半分は炎の悪魔の魂が宿っている為にわりと口が悪いが、悪魔の主君(デーモン・ロード)候補であるドーマには協力的なのは立場的にドーマとはアカネと対等な主従関係であるからだと語ったのだ。


実際にドーマの聖霊であるフェンディはまるでドーマのいう事を聞く気配が感じられないゆえにセシア同様に自由気ままな犬であるのだ。


既には体内で練り込んでたかた魔力が有り余っていたが筈だが、既にはその半分以上は喰われているのに勘づいてフェンディの頬を掴んだ。


「 おい…フェンディ。俺はまだ魔力を食べていいと指示を出していないが…?また高めさせて腹一杯になるまで魔力を喰うつもりだろ?このバカ狼… 」


「あ、兄貴が鋭すぎますよ!!? 何で僕の考えがわかるのですか!?」


「セシアが似たような性格だからな。気づかねぇ振りして証拠叩き付けて逃げられねぇようにしてからお仕置きするんだよ…フェンディ。マジでドラゴン倒すのに役に立たなかったら一週間はおやつ抜きな?」


「そんな!!!お慈悲を!!!どうかお慈悲を~!!!」


ドーマの余りにも無茶な要求にフェンディは慈悲を求めたが、ドーマはそこまで慈悲深くない上に主の指示を無視して勝手につまみ食いするような聖霊には徹底した躾をするのが筋だろう。


少なくともドラゴンを倒すならば、聖霊の力は必要不可欠になる上に最悪の場合はセシアをフェンディか誰に守って貰い自分の手でドラゴンを倒すつもりである。

これでディエーラの聖霊も使いものになれば戦力の底上げは可能になる為に森の探索も行いやすくなる筈だ。


フェンディに喰われた魔力量を補う為に体内で魔力を練り込んで高めるとディエーラの側により、ヒートとスイにどうしたらいいのか再び尋ねたタイミングでアオイとアカネが風呂から上がった所であった。


これからやることに興味津々な様子で見守っていたが、ヒートとスイは『ストロング・ジャイアント・ゴーレム三世』の木彫りに2人の魔力を流し込み依代として代用できる契約をする為に魔核(コア)が必要だというのだ。


魔核(コア)が必要なのか?めんどくせェな…」


「ドーマ。魔核(コア)って何?」


「簡単にいえば、魔物や魔獣の心臓だ。その魔核(コア)の大きさによって魔物や魔獣の魔力量が変わるからな。大きさに大なり小なりあるが、魔法を使う杖とかにも使用されてるモノだからな…」


「んじゃ、その魔核(コア)ってやつをとりに行かないとダメなのか?」


アカネの問いかけにドーマは前にディエーラとリーファを追いかけ廻したイノガムラの。魔核(コア)を利用して魔力を注ぎ込めば利用できるとポケットから。魔核(コア)取り出して『ストロング・ジャイアント・ゴーレム三世』の木彫りにくぼみを掘り込んではめ込みドーマとディエーラは魔核(コア)に魔力を注ぎ込み始めたのだ。


すると、先ほどまでただの木彫りであった『ストロング・ジャイアント・ゴーレム三世』の鉄仮面の隙間から赤い目が光輝いて目を覚ました。

だが、それと同時に巨大化してしまい寮を破壊してしまったのであった。

イメージ的に西洋の甲冑を纏った巨漢の騎士をイメージして貰えれば大丈夫です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ