聖霊女学園『スピリチュアン』の生徒になりまして初日編(11)
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ある程度、ドーマとリーファが落ち着きを取り戻した事により、風の精霊の『シルフ』に向き合って情報を聞き出す事になったのだ。
シルフは先にリーファに名付けの契約を済ますのが先だと告げたのだ。
精霊使いとして契約の証しとして名付けは主従関係の契約であるが、使い主が精霊が求める魔力を持っていなければ本来の力を発揮する事は出来ないというのだ。
リーファはシルフに『シルー』と名付けをしたが、ソファーでフェンディの腹に顔を埋めて辛そうにしていた。
「…つまりはフェンディも俺の魔力が増えれば戦力になるって事か…?コイツ、本当に強いのか?」
「フェンリルの精霊は持ち主の魔力次第で神にも牙を向く精霊ですよ? ただドーマさんはリーファさんや他の方々の魔力を吸い出されるので…」
「…つまりは俺に体内でより純度の高い魔力を練り込ませてコイツらに与えろって事かよ… 」
「そうなりますね…。 ただ、今の現状をご説明致しますとドーマさんからの魔力強化と補強が必ず必要になります。
今の私の力の源はリーファさんとドーマさんの魔力によって実態化してます。つまりはドーマさんの精霊でもありますよ?
簡単にいえば、お二人の魔力から実態化してるので『子』という立ち位置でしょうか?」
リーファの風の精霊であるシルーの話からドーマの魔力強化と補強が必ず必要なる事とドーマも風の精霊の力を扱う資格があるというのだ。
つまりは同じ方法で魔力を吸い出されれば残りの4人と精霊を実態化させて契約できる事になるが、ドーマはフェンディと他の5人の精霊魔力分を負担している為に身体への魔力負担が倍に増えるというのだ。
身体の負担よりも罪悪感と背徳感が複雑に入り雑じった男の複雑の心情にルシーは何と声を掛ければ良いのかわからなかった。
「ちなみにだが、現状の俺の体内魔力で5人分の魔力を補助する事は可能か…?」
「い、今現在のドーマさんの魔力ならギリギリ耐えられる範囲です。ですが、体内でかなりの魔力量を練り込んで魔力そのものの質を上げなければなりませんが… 」
「それなら得意だから任せろ。俺は特異体質だから魔力を体内に異常に溜め込む事が出来る。 加減しないとミンチになるから【魔闘法をから魔力調整してるからな… 」
「なるほど。通りで魔力を体力に喰らうフェンリルの精霊が懐く訳ですね。本来ならばフェンリルは人間に主従関係になる事を嫌います。矜持が高くて契約できませんから… 」
シルーの言葉にドーマはフェンディを見つめるとあからさまに目を背けたのだ。ドーマの呼び掛けにも目線を向けようにしない為に立があってイノガムラの干し肉を少し切り取ってソファーに座っているフェンディの前にぶら下げた。
すると、大食漢のフェンディでは舌を出してこちらを見つめてきた。
だが、セシアの悪戯の尋問でなれている為にフェンディに頬を掴んでどういう意味が理由を訪ねたのだ。
しかし、往生際の悪さもセシアにいている為に口を割ろうとしなかったが、同じ精霊の立場であるルシーがドーマの魔力とセシアへの甘さに引き付けられてたのではないかと尋ねるとフェンディはセシア同様に嘘が着けないために舌を出して犬の振りをし始めたのだ。
これは間違えない。図星だろう。
「フェンディ、お前マジであのドラゴンどうにかしねぇと許さねぇからな…?」
「あ、兄貴の鬼畜~!!!魔物と魔獣のトップの一種ですよ!!?勝つつもりですか!?」
「当たり前だろうが!!あの女神にコケにされたままでいられるか。 ドラゴンだろうが倒すぞ…!!! 」
「…後、兄貴は4人から吸われますが、大丈夫でしょうか…?
そのセシアさんの魔力で一時的に巨大化出来ましたが…兄貴の魔力が心配です。
生命力まで尽きたらそこで死んでしまいますよ?」
確かに体内の魔力が尽きたら、生命力を魔力に換算される為に一時的に魔力を使い果たした際に使う禁術が存在する。
その為、ドーマ胡の魔力を他の5人に吸い出させるのは非常に危険な行為であるのだ。
だが、ドーマは今まで生命力を魔力に何度も変えている過去があり、悪魔の主君候補である為に常人とは身体の作りが違っているのだろう。
つまりは魔力を大量に喰らうフェンリルからしたらドーマは都合が良かったのだ。
「マジで少しは役に立てよ?巨大化出来るならドラゴンの首くらい嚙みちぎってやるくらいの勢いでだな…」
「ドーマ。フェンディ虐めたら可哀想だよ~?ドーマが生命線なのは私らも同じ何だから怒らないであげて~ 」
「…ったく、しゃーねぇな。なら、干し肉やるからセシアとリーファ頼むぞ…?」
「流石は兄貴です!イノガムラの干し肉ウマッ!!」
ドーマから魔力を過剰摂取した事で二人はぐったりとしていたのだ。セシアとリーファは暫くは動けないだろう。
ドーマは残りの3人に向き合ったが、流石に覚悟が出来ないと頬を染めて拒んだのだ。
ルシーもドーマも流石に強制は良くないとその日はそのままイノガムラの肉を使ったステーキとサラダを用意して夕食にしたのであった。
そして、その晩のリーファとセシア、フェンディともに風呂を済ませ、同室であるセシアをフェンディの背中にのせて部屋に戻るといつの間にはベッドをくっ付けられていたのだ。
すると、リーファがやってきたのだ。
「これね~アカネちゃんに頼んだの~ドーマと私とセシアがこっちでフェンディ達はあっちのソファーで~」
「待て!?リーファはディエーラと同室だろう?」
「いや、ごめんなさい。下手に距離離れると危ないから魔力が安定するまでは…」
「…俺ってハーレム体質?不幸体質なのかな?どっちだろうか…」
「大丈夫大丈夫。手は出すの私らだから!!」
端から見れば、同世代の女子と寝られて好意を抱かれているのは羨ましいことだろうが、正直にいってしまえばもっと普通な恋愛がしたかった。
ある意味での強制ハーレム生活初日がこうして終わったのであった。
夜中にセシアが三回夜這いを掛けて為に締めてリーファは頬に三回の)接吻のみだったので許すとセシアが騒がしいので頬には許した。
だが、ドーマは後3人と関係を気づき上げなればならないと頭を悩ませ、ため息をついたのであった。




