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聖霊女学園『スピリチュアン』の生徒になりまして初日編(10)

風の精霊『シルフ』

風の精霊で小人サイズで可愛らしい姿をしている。主であるリーファがドーマから必要魔力を吸い取った事により実態化した。


*********************


本来のドーマであれば、セシアの行動に気付いて未然に防ぐ事が出来ていた筈であった。

だが、今置かれている現状と森に魔物と魔獣の頂点に立つ一種あるドラゴンを間近で見た事で普段よりも気を張りすぎてしまっていた。

そして、今後の事を頭で整理をしていたが、ドーマは自分が思っていたよりも疲労困憊になっていた為に等々セシアに唇を奪われてしまったのだ。


気を抜いていたドーマ自身にも非はあるが他のまだ付き合いの浅い他人の前で唇を奪われてしまったのだ。


『屈辱的』という言葉が脳裏に過ったが、始めての異性との接吻(キス)に心地よさを感じてしまった『罪悪感』と『背徳感』と言う2つの言葉が浮かんだ。


本来であれば、今すぐにでも辞めさせるべきであるが疲労のせいか唇の誘惑と快楽に押し負けてしまっていた。

だが、セシアが舌を入れてきた事でドーマは理性を取り戻して肩を掴んで引き離した。


「ハァ~… ハァ~… あ、危なかった。危うく理性を失う所だった…」


「お、おう…何かお前らスゲェな?」


「あークソッ…セシア、お前なぁ。俺の唇を…」


「ふぇ? 何~もっとチューしてくれるの~?」


セシアを叱り付けようとしたがどうにもセシアの様子がおかしかった。まるでお酒を飲んで酔っている様に頬を赤くしてドーマを見つめていたのだ。

すると、フェンディが少しだけ巨大化してセシアの首根っこを咥えてソファーに寝かせたのだ。


「…兄貴、ダメですよ? 今のは魔力強奪(マナ・ドレイン)と言ってセシアさんの魔力を奪い取ってたんです…」


「んなもん知るか!!?セシアから接吻(キス)されて俺は被害者だぞ!?」


「わかってますけど、兄貴の魔力は純度が高く魔力持つ人から魔力を与える事もできますし逆に奪える事もできます。今はセシアさんの体内の魔力を吸っていたのですよ?」


「…つまりは俺がセシアの魔力を吸い取ったからセシアがおかしくなったのか…?け、けど、舌を入れられそうに…」


フェンディでは元の姿に戻ると、セシアのおでこを舐めて始めたのだ。すると頬を染めていたセシアの様子が普段の姿に戻っていったのだ。

フェンディ曰く唇と唇を合わせるとドーマは相手の魔力を吸い取ってしまう為に与えるのであれば口内の唾液を搾り取るようなに舌を絡めろというのだ。

つまりは抵抗せずに本人らが気が済む様にさせてやれというのだ。


「マジで勘弁してくれよ~。んじゃ、俺らこれからほぼ毎日卑猥な接吻(キス)する中になれって事かよ…? こういうのだいたい男が悪くされるんだぜ…? どうしてこうなった…」


「せ、セシアちゃんは大丈夫?ど、ドーマくんは落ち着いて…」


「ん~…ちょっとクラクラするけど平気だよ?ドーマ続きする?」


「するかボケ!!!!ただの甲斐性無しの男にする気よ!?」


ドーマとは対称的にセシアは全く気にしていなかったのだ。フェンディに先ほどの巨大化についてはセシアの魔力がドーマを通じて増えた為に一時的にできるようになり、セシアのおでこに舐めて魔力を返したというのだ。

つまりは最低でも5人から魔力を吸い取られるだけの魔力を体内で練り込んで熟成させなければならないという事になる。

ドーマが首を横に降り現実から目を背けようとしていたがリーファが近づいてきた福を引っ張りジッと見つめてきたのだ。


「ん。次は~私が試すよ~?ドーマはじっとしててね~」


「ふざけんな。誰が協力して…」


「けど、もうこれしか無いってドーマも内心思ってるでしょ~? なら成功例と経験を重ねて楽になった方が良いんじゃない~?セシアちゃんには悪いけど…精霊の情報も欲しいでしょ? 私はお風呂で嫌らしい事しながらでもいいんだよ~?」


「こ、このガキンチョめが…誰が協力なんて…ングッ!?」


気がつけばリーファはドーマの首を手を回して両足を胴体に巻き付けてドーマの唇を無理矢理奪い取り、舌を絡めてきたのだ。

先ほどとは違って魔力が吸い出される感覚が身体を襲ったが、リーファはすぐにドーマから唇を離したのだ。


暫く、四つん這いになり、息が上がっていたが気が付くとリーファの頭の上に小さな小人が乗っていたのだ。


「ついに実態化させる魔力を得たのですね。私は風の精霊の『シルフ』です。ドーマさん。魔力を分けていただきありがとうございました…」


「嘘だろ!!?確かに魔力を吸いだされる感じはあったけど…」


「精霊使いが契約している魔力分だけをいただきましたので後はリーファさんが魔力を操作する事と体内で練り上げれば…」


「えっ…もしかして俺が魔力を体内で練って鍛えてこいつらに餌付けする感じ? 新手の羞恥プレイなの!? 俺の性癖ノーマルでハーレムとか望んでませんけど!?」


ついにドーマの頭は着いていけずに壊れ始めた為にアオイとディエーラがドーマを宥めてセシアとアカネはリーファの介抱をする事になった。そして、精霊同士であるフェンディの頭の上にシルフは座り、フェンディはソファーに身体を伏せたのであった。

何よりもドーマが壊れた事によってアオイとディエーラがドーマを慰める意味で頭を撫でていた。

ミックスの時もだけど肉食系女子って強いね。

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