聖霊女学園『スピリチュアン』の生徒になりまして初日編(9)
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「聖霊女学園『スピリチュアン』の近くの森が王国の討伐隊に放置されている事と関係を調査する為に森に入ったがそこには魔物と魔獣の頂点に立つ一種あるドラゴンが棲んでいたのだ。
寮に戻ると、それぞれが椅子やソファー持たれたがこれで一つだけ疑問が晴れたのだ。
「…これで謎が一つだけ解けたな。聖霊使いに選ばれてこのスピリチュアンに集められた理由は強力な魔物や魔獣と戦える強さを手に入る為に荒行で鍛えてやがったんだな… 」
「つ、つまりは今まで選ばれた人らは…?」
「まぁ、バジリスクに喰われたかドラゴンに負けた可能性が高いだろうな。
聖霊使いに選ばれて学園に集めてたのは荒行で強制的に聖霊使いとしての格をあげるって言うのが本音だろうな。
…それが出来ないやつは強制的に魔物や魔獣の餌って事だろう。
通りで聖霊使いが魔王を倒したとか噂がねぇのにやたらと聖霊使いを特別扱いしてたが…」
「それも出鱈目な噂を民衆に広げて使い捨てにしてたって事か…?」
精霊の性質にあった魔力を極める事で聖霊が強くなれば恐らくは突破できる無いようなのだろうがここにいる大半は未だに聖霊を実態化させられるだけの魔力を体内に宿していない。
実際にいるフェンディもあの森では相手になる魔物や魔獣はいないだろう。
実際にイノガムラやバジリスクならドーマ一人なら何とかギリギリで勝てる自身はあるが確実に深傷を追って他の魔物や魔獣に殺られてるのが関の山だろう。
つまりはドーマと5人は究極の選択を迫られていたのだ。
あんまりこんな事は考えたくないが選択肢は3つある。
一つは地道に体内魔力を鍛えて聖霊を呼び出す事。2つ目ははここから逃げて別の国に国外逃亡をする事。そして、3つ目はドーマの体液を舐めて5人を強化すると言う選択肢だ。
「…マジでどうしたもんか。こりゃ、一筋縄じゃ行かないぞ…?」
「まぁ、考えるよりドーマとチューしてどれだけ強くなるか試したら良いんじゃない?私は子作りまでOKだよ!?」
「テメェは俺が拾ってもらって雇ってもらった恩を仇で返せって言ってるのか?」
「えー…だって同じ同世代の貴族の子と結婚するならドーマとデキ婚のがいいもん!!後貴族の付き合いとかめんどくさいもん!!」
ドーマとは対称的にセシアはドーマから魔力を吸収して強くなる気でいたのだ。散々今まで立場として守ってきたがある意味では苦渋の選択でもあるのだ。拾ってもらったアルバルトの娘に手を出すという事は恩を仇で返すようなものであるからだ。
だが、セシアはドーマ以外とは結婚する気はないと幼い頃からいっていたまだ良いが知り合って間もない他の四人がどうしたいかだ。
「なぁ~アオイよ?これってドーマがいなかったらワタシら全員やばかったんじゃね?」
「そう言う問題じゃないけどね?実際にドーマくんの汗を舐めて魔力感知が出来るようにはなったけど…その…せ、セシアちゃんが良いって言っても男の人と接吻するのは…」
「た、確かにドーマくんが良くても倫理的少し抵抗があるな…」
「え~…けど、ドーマとチューして強くならないと遅かれ早かれ私ら死んじゃわないかな~?
それにさぁ~食料も自給自足で井戸水や畑があって寮で籠っててさ~
肝心の野菜が育てば、それを狙ってくる魔物や魔獣が畑荒らしにきて私ら殺られるんじゃない~?」
リーファのいう通り、魔除けの結晶が設置されていても魔物や魔獣から確実に身を守れる保証は無い。何よりも畑荒らしをする魔物はサンドワームやオオネズネなど地面を荒らす魔物には効力が無い為に農家では用心棒に退治してもらう事がある。
しかも近くの森のヒエラルキーの下であっても他の森でも間違いない災害クラスの魔物や魔獣である為にいくらドーマでも対処しきれないのだ。
実際に聖霊のフェンディが自分よりも強いと断言して主の股の間に伏せて隠れる所を見る限りでは聖霊使いとして必要な魔力量は大魔導師や大賢者と呼ばれる大物クラスのバケモノ染みた魔力量が必要になるという事だろう。
つまりはドーマから魔力を摂取して短期間でのレベルアップが好ましいのだ。
「マジであの美人局の女神と国の連中何考えれてやがるんだ!!? チクショウ… 外道に墜ちるしか道はねぇか…」
「まぁ、いざとなったらドーマが魔王になって養ってよ? 私らが魔王の嫁になれば一夫多妻でも問題なくない?」
「それってドーマが魔王になる事が前提条件な話だよな…?」
「…この場合だとドーマくんの魔力が純粋な魔力だからその味に慣れたら魔族に… つまりは『魔人化』する可能性はあるけど聖霊使いも兼任してるから…」
ドーマの体内で練り込まれた魔力は純度が高いために相手の魔力を高める為に摂取するのは間違いではない。
だが、悪魔の主君候補としても選ばれている為に魔力が体内で暴走して『魔人化』する恐れがあるとアオイが説明するがドーマが気を抜いた瞬間にセシアに唇を奪われたのであった。
そして、ドーマは心の中で『あの女神は絶対に殴る』と誓ったのであった。




