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聖霊女学園『スピリチュアン』の生徒になりまして初日編(8)

*********************


昼飯を済ませて5人で魔物や魔獣が棲み着いている森に探索に入る前に確認しておきたい事が幾つかある。始めにディエーラとリーファは何故この森に精霊使いとしてのヒントがあると思ったのか理由を聞いていなかった。

聞いてみると、ディエーラが調べた書物に近く森に関する資料が多かった事から「聖霊女学園『スピリチュアン』の近くの森が王国の討伐隊に放置されている事と関係している」と思ったからだというのだ。

そして、イノガムラの縄張りに入ってしまい追い掛けられてしまったという訳であった。


「なるほどな。確かにあの使者達も宗教的な事いってやがったな… 」


「普通は精霊使いは教会…聖職者と近い存在なのですが、ドーマさんは女神様を全く信仰しておりませんし…正直いって悪魔の主君(デーモン・ロード)候補に選らばるのはわかりますが何故精霊使いに選ばれたのか…」


「あー…それは単純に神様が嫌いな精霊もいるからですよ?僕はその典型的な精霊なのです。大昔にご先祖様が神様達に騙されて今も根に持っています!!」


「俺は聖職者は慰安婦と大差ねぇと思ってるしな。アイツら金くれて治して貰う位なら死んだ方がマシだぜ… 」


実際にセシアの家の付き合いで何度がそう言った行事の護衛をしたことがあるが、ドーマは信仰心を持っていなかった。

本来ならばこう言った魔物や魔獣が棲む森には

王国の討伐隊かそういった専門の機関が対応する誓約があるが、「聖霊女学園『スピリチュアン』の近くの森の魔物や魔獣は放置されており聖霊使いの育成に利用しているとも捉えらたのだ。

何よりも森には生態系があり、寮の近くに大型のイノガムラの縄張りがあるのであればそれなりに強くて危険度の高い魔物や魔獣がいる事になる。

その事を伝えて森の探索に入ったのであった。


「ほぇ~結構森の中って暗いんだね… 」


「わりとこの辺りは魔物や魔獣は出ませんが…その木から先に入るとイノガムラの群れが…」


「あ…? これ『魔避けの苗木』じゃねぇか?なるほどな。つまりはこれを越えたら縄張りって意味で植えてあるのか?」


「ドーマくん。『魔避けの苗木』っていったい…?」


ドーマは辺りを警戒しながら 『魔避けの苗木』について説明し始めたのだ。この木からは

魔除けの結晶と同じ魔力と同じ匂いを発生させる為に魔物や魔獣は好んで近寄ろうとはしない。

つまりは『誰か』が一定の感覚でこの『魔避けの苗木』を植えて育ていた事で聖霊女学園『スピリチュアン』には魔物や魔獣の被害が今まで出ていなかったという事になる。


「だ、だが、私とリーファはイノガムラの群れに追い掛けられたぞ!!?」


「あのな?あくまでも好んで近づかないだけで理性失った魔獣には効果はない。つまりは縄張りを置かして魔物や魔獣を怒らせて理性を失わせたら効果は切れるんだよ…」


「あー…つまりはここから超えて魔物か魔獣を怒らしたら追い掛けられて最悪は喰われるって事か? 」


「まぁ…他の森よりも何か変な感覚はあるし普通のイノガムラの肉よりも魔力が滲み出ていた。つまりは聖霊使いとしての試練としての第一関門って所だろうな…」


ドーマが説明をしていたが、セシアとリーファは『魔避けの苗木』 の向こう側を覗いて唖然としていた為にドーマ達も草をかき分けて様子を見ると巨大なイノガムラが巨大な大蛇バジリスクに襲われており戦闘していたのだ。


フェンディが前に「今の自分ではこの辺りの魔物や魔獣よりも弱い」と言っていたのはあながち間違いではなかったのだ。

明らかに今のメンバーのレベルではどうこう出来る相手では無いからだ。

バジリスクは一匹だけでも出れば近くの街や村を襲う獰猛性を持っており人肉も食べる事から国から討伐隊が派遣される程の魔獣である。


「チッ…イノガムラが近くにいるって事はそれを餌にしてる魔物か魔獣がいるとは思ってたがよりにもよってバジリスクかよ…」


「バジリスクってそんなにヤバいの…?」


「倒せねぇ事はネェが肉がクソ不味い上に倒した後が厄介何だよ。身体中の血に毒がまわってるから土の栄養が悪くなって森が枯れるそうすると魔物や魔獣が餌を求めて違う場所に移動して生態系を壊すからな…」


「そ、そんな災害レベルが第一関門何て…」


戦力差がある以上、この場はやり過ごした方が良いと判断した。一番問題を起こしそうな2人・セシアとリーファの口を手で塞いだのだ。

幸いな事にバジリスクはイノガムラとの戦闘でこちらには気付いていない。

辺りを警戒しながら戦闘を見守っていると空から嫌な気配を感じて5人が空を見上げると魔物と魔獣の頂点に立つ一種あるドラゴンが姿を表して戦闘していたイノガムラとバジリスクを強靭な脚の爪で身体を貫通させて息の根を止めるとそのまま飛び立ってしまったのだ。

そして、ドラゴンが向かった先は魔力感知で気になっていた不思議な魔力を漂わせていた場所に向かっていた。


「…なぁ、ドーマ?アタシさ。さっき第一関門って言葉に気が付いたんだけど…さ?」


「私も何と無く気付いたけど…」


「ねぇ!ドーマ、どうするの!?第一関門ってこの森を攻略してドラゴンを倒せって事じゃない?」


「…フェンディ。お前ドラゴン相手に勝てそうか?」


フェンディは伏せてドーマの股の間に挟まり身を隠していた。これは5人のレベルアップが見込める森ではないと早くも撤収を決めたのであった。

こうなってくると話は変わってくる為に今後の身の振り方を考えなくてはならない。



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