聖霊女学園『スピリチュアン』の生徒になりまして初日編(6)
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今後、五人を聖霊使いとして育てる為にもある程度の魔法が使えなければ契約している聖霊を実態化させる事が出来ない。つまりは【火】・【水】・【風】・【地】・【光】の5属性の魔力をそれぞれに指導しなくてはならないのだ。
しかし、ドーマは一通りの生活魔法が使えるが戦闘で使えるのは風魔法のみである。
「んじゃ、属性事にコツみたいなものを教えてる。 魔力をどうにも聖霊の属性事に体内で練り込まねぇと実態化しねぇみたいだしな…」
「そうね。フェンディちゃんの言う事が正しければ、精霊は姿自体が見えなくても私らの側にはいるって事だからね… 」
「そういういえば、セシアさんは光ですが…」
「それは回復魔法教えれば何とかなる。
最悪、コイツは俺の身体使って勝手に伸びるだろうしな。
どうせ、気が付いたら汗かいずれは唇を奪われる覚悟は出来たわ…」
幼馴染で毎度部屋に侵入して夜這いを掛けようと何度もしてきたが過去があり、何よりもドーマ自身の身体から魔力を含んだ体液ならば聖霊使いの力になるという事は接吻をする事で力を得れるという事でもあるのだ。
そして、同室であると言う事はいつ襲われても不思議ではない。 以前ならば、扉や窓に罠を仕掛けて防ぐ事も出来きたがそれも同室では不可能であるからだ。
ドーマ自身はソファーでも寝られるから共同スペースで寝るという手も考えたが間違えなくセシアが文句を言うだろう。
つまり、諦めて猫に舐められた程度に思えばいいのだ。
「んじゃ、手本見せてくれよ!ワタシらでも出来ることが増えるならドーマも楽だろ?」
「そうですね。いつもドーマさんに守って貰える状態とは限りません。なのでご指導のほどを…」
「え~…汗とかチューで強くなれるならそっちのが気持ちいいし、楽だよ?
あっそうか!!だったら、ドーマが皆と付き合えばすればよくない? 一夫多妻!!」
「ふざけんな!!この脳内サキュバスアホ娘は!!! 5人も養えるか!!?
てか、セシアが良くてもな!!
他の4人と付き合いが浅いのにんな事したら、俺がただのクズ野郎になるだろうが!!!」
このが暮らすラージャタン王国は一定の貴族は一夫多妻制が許されている王国である。 次世代に優秀な血筋を残す意味合いがあるが、実際に一夫多妻制を取り入れている貴族は少ない。
何よりもドーマの立場的はセシアの家の護衛兼執事である。
ここに入るもの自らが精霊使いで雇い主の娘で幼馴染であるセシアの護衛兼面倒見係りと精霊使いの娘達の指導兼護衛の依頼を受けているだけの用心棒であるのだ。
もしも、手を出してそうなってしまえば「立場を利用して年頃の女に手を出したクズ野郎」と思われてと仕方ないだろう。
そんな話をしていたが、早く魔法を覚えたいアカネに話を遮られてしまった。
ドーマは薪を斧で割って焚き火場所を製作し始めてるとアカネに向き合った。
「取りあえず簡単な魔法をしか教えられないぞ? ファイヤ!!」
「おぉ!!?手から火が出た!!?」
「…今までどんな生活してたんだ? 火は生活で使うからな。お湯を沸かしたり、料理にも使えるから便利なんだよ…。
アオイにはクリエイト・ウォーター。ディエーラにはクリエイト・アース。リーファにエア・ショット。…セシアには治癒を教えるからな?」
「…ちなみにだが、ドーマくんはどうやって魔法を…」
ディエーラからの質問にドーマは親が死んでから森で2年近く暮らして魔物や魔獣との戦闘で見て真似て習得したと答えると何故か5人とも頭や背中を撫でてきたのだ。
ドーマ自身は苦労をしたつもりはない。
ただ単に魔物や魔獣との戦闘が好きで森に入って鍛練に鍛練を重ねて己を鍛えていただけであるからだ。
だが、アオイらには両親を失って教会から保護されてず、魔物や魔獣が棲む森で必死に生きてきた様に感じたのだろう。
「…取りあえずは早く魔法を習得してくれねぇかな? ハッキリいってフェンディだけじゃ精霊からの情報が足りん…」
「でしょうね!僕も何をどう伝えていいのか分かりません。兄貴はこの5人とは違って魔王候補でもあります。つまりは上位魔族とも契約が可能なのです…」
「…悪魔の主君候補だからか。つまりは俺の魔力は純粋な力の根源でもあるわけか…」
「はい!!美味ですよ!?汗でこれならお肉や血は魔族から取ったらご馳走です!!」
どうにもフェンディは食い意地が張っているようにも思える。 主であるドーマをご馳走として見ている節もあるからだ。
フェンディは本当にドーマの精霊として守護する気があるのか気掛かりな所もある。
フェンリルの精霊にしては威厳が無さすぎる上に頼りにならなさそうだからだろうか?
正直に言えば森にいるブラッド・ウルフのが強そうにも見えるからだ。
アオイらに魔法を教えてながらフェンディが精霊として何処まで強いのか試す為にも森で魔物や魔獣と戦って目で確かめる必要がある。
もし、役にたたなかったら本当に困るからだ。




