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あなたは盾と矛のどちらを選びますか?

作者: 緋水晶

前作に様々なご感想をいただきありがとうございました。

お陰で自身を省みる機会を得られました。

初めましてこんにちは。

エッセイは2回目ですが、初回に挨拶をしておりませんでした緋水晶です。

遅ればせながら他のエッセイを拝見していたら皆様きちんとご挨拶なさっていて、自分の不明を知りました。

なので今回は初めましてのご挨拶を申し上げます。


さて、私は先日『私が思う『人生で一度は聞いたことのある最低最悪な質問』についての答え』というエッセイを投稿しました。

内容は、女性を軽視しているとしか思えない質問に対して私が回答をした時のことでした。

様々な感想をいただきましたが、返信をしているうちに自分が感情的になり、攻撃的な言葉で相手をやり込めていただけだな、もう少し言い方に気をつけねばな、と考えるようになりました。

そんな中ある方からいただいた感想への返信の際、文字を打ちながら私はあることに気がつきました。

それは『自身のゲームプレイスタイルと許せない人への対応が似ていた』ということ。

このままで言いたいことはなんとなく伝わる気がしますが、以下で詳しくお話したいと思いますので、興味を持ってくださった方、お時間のある方は暇つぶしにでもご覧くださいませ。


前述の通りエッセイにいただいた感想への返信を書いていた時のこと。

様々なご意見をいただく中で『自分はこの時どういう状態で何を考えていたのだろう』延いては『自分はどういう人間なのだろう』と頭の片隅で考えておりました。

漠然と思い浮かべていた疑問でしたが、ある方からの感想への返信の最中、その答えを見つけた気がしたのです。

詳細は省きますが、その方へ『許せないことを言われた時、『スルー』という盾を取るか『反論』という矛を取るかはその人次第。私は『攻撃は最大の防御』派なので今回は矛を選んでしまった』というようなことを書いたのですが、その時に以前兄に言われたことを思い出しました。

それはゲーム中の「え?なんでガードしないの?」という素朴な疑問の声。

しかし当時の私には大変驚くものでした。

「え?ゲームでガードって使うの?」

「嘘でしょ?」

そう、私ガードって使ったことがないんですね。

やっていたのはPSPのゲームで、アーケードゲームみたいな感じの対戦ゲームだったと思います。

兄が持っていたから借りてみたものの、私自身対戦ゲーム(というか格ゲー全般)は不得手で、どうしてもボスが倒せませんでした。

そこで兄にヘルプを求め、「とりあえずもっかいやってみ」の言葉の下プレイした様子を見た結果の言葉だったのですが、言った方も言われた方もびっくり。

道理で対戦ゲームが下手だったわけだ、納得。

そして兄に「なんでガードしないの?」と言われ、「いや、攻撃は最大の防御って言うじゃん?」と返したのです。


そうです、さっき私は同じ言葉を使いました。

許せないことに対し『反論』という攻撃に出る私は、ゲームでも攻撃を選んでいたのです。

それは元々私が攻撃的な人間であったことの証左なのでしょう。

人間の本質って変わらないなと思いました。

だってゲームではその時にガードの重要性を知ったのに、私はまた繰り返してしまいましたから。

きっかけの感想をくださった方へ『言葉の刃へは『スルー』という盾を選べば傷は最初の一撃だけで済むけれど、『反論』という矛を選べば互いに瀕死の重傷を負うことだってあるのだから、盾をすすめる人の方が優しい』なんて偉そうに書きましたが、言った私自身はその優しさを選ばなかったのです。

きっと内面が未成熟なのです。

精神的に大人になり切れていないから、カチンと来た時にスルーできなかった。

何を言おうと器の小ささが露呈するだけで、まだまだその域に達せていません。

なんて残念な人間…。


ただ、根底には『敗者はいつまでも敗者のままでいなくてはいけないのか』という思いもありました。

これもその方への返信に書いたことですが、『「言ったもん勝ち」は「言われたもん負け」で、ならば負けた方、つまり敗者はいつまでも敗者でいなくてはいけないのか』というそれ。

きっと私程度の人間ではそれの答えを見つけられません。

『黒人迫害問題』で『迫害された側がやり返してはいけないのか』に対して『それでは迫害した側と変わらない』と言うのは簡単ですが、身内を殺された人にそれを言って諭すのはどうなのだろうと私なんかは思います。

仮に私が身内を殺され周りにそう言われたら「うるせえ偽善者、お前も身内殺されてみろや」と言うのだろうなと。

うーん、ちょっと大きすぎることに手を出してしまいました。

なんだか問題のすげ替えしたみたいで気が引ける…。

言い訳として、この問題を軽く考えて安易に例えに出したわけではないことを書き添えておきます。

単に良い例えの浮かばない私の頭がポンコツなだけです。

不快に思われた方、申し訳ありません。


色々書きましたが私個人としての結論は『今後はガードを覚えたように盾を使うことも覚えていこう』というものです。

自分の考えや本質はともかく、その方がお互いに傷が少ないことは明らかで、いらぬ諍いを生まずに済むのに有効な手立てであることは確かですから。

ここらでちゃんと大人になっておかねば!


最後に、あなたはこんな時、盾と矛のどちらを選ぶ人間ですか?

よろしければその結論とご自分のゲームプレイスタイルと比べてみてください。

盾を選ぶ人はゲームでガードを使える人かちゃんと防具とか回復薬を揃える人で、矛を選ぶ人は私のような回復薬万全な両手剣大好き人間かもしれません。

読了ありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
[一言]  親しいひとにこそ、矛をとってしまうかも。その後もかかわりが続くとなれば、同じことが繰り返される可能性もありますから、最初の段階で釘を刺しておいたほうが後々自分の労力が少なくて済みそうですし…
[良い点] ゲームでは火力と回避行動に物言わせたゴリ押しスタイルの人間です。力こそパワー。 [気になる点] 例えではありますでしょうが、対人関係についての対応をゲームのプレイスタイルと重ねすぎては作者…
[良い点] 以前、本作の元となりました、作者様のエッセイに感想を書かせて頂いたものですm(_ _)m 私は盾も矛も持ちますね(答えになってませんねf(^_^;) 感情論になることも、必要な事で未熟…
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