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「あつし 起きて 今日は買い物に行くって言ったでしょ」


「ふぁ~ぁ おはよう すず」


って 下着


「どうしたの 赤くなって」


「えっ」


「ほら 起きて」


えっ 今は布団から出られないよ


「ふっふっ お姉ちゃんの下着姿見て 興奮でもしたの」


えっ えっ そ そうだけど


「起きるから 部屋を出て行ってよ 着替えるから」


「はやく準備するのよ」


まったく


・・・





毎日 すずと一緒


俺とすずは児童養護施設で育った


中学生になり お金を稼げるようになったので


俺は家を買い


すずと2人で住むようにした


たった2人だけの家族


・・・


俺とすずは児童養護施設の前に捨てられていたそうだ


・・・


両親が誰なのかは分からない


・・・


俺とすずは双子なのか


・・・


違った


・・・


父親も母親も違う


同じ場所に捨てられていたそうだ


似た服を着ていたそうだ


・・・


同じデザインのペンダントをしていたそうだ


・・・


児童養護施設を出る時に


ペンダントを貰った


赤ん坊の時につけていた物だと


・・・


すずはあつしを永遠に愛す


・・・


すずのペンダントにも


あつしはすずを永遠に愛す


・・・


俺達はきょうだいとして育ったが


・・・


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