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灰色帝都の紅い死鬼  作者: 平田やすひろ
鬼灯の送り火
72/153

-鬼灯の送り火- 登場人物

宝条(ほうじょう)幹久(みきひさ)】(21歳) 170センチ


他人に触れると気絶する体質は改善したものの、「いかがわしい話」は相変わらず苦手。

吉原奇譚(よしわらきたん)』シリーズの大ファンで、特に第一作目である『空蝉(うつせみ)(うたげ)』を愛読している。

恭一郎と会っている時は、どこか顔色をうかがっており、何やら落ち込んだ様子でよそよそしい。



(かがみ) アヤメ】(24歳) 160センチ


幹久の姉。

出版社は寿退社しており、専業主婦。

食を忘れる夢彦と薫に、怒り心頭する日々を送っている。

いつも前向きで、弱音を吐かない芯の強い性格。



(かがみ) 夢彦(ゆめひこ)】(27歳) 175センチ


小説家とは思えないほどの容姿端麗。

黒髪交じりの白髪ロマンスグレーで、白人でも珍しい銀色の瞳をしている。

かつて連載していた官能小説『吉原奇譚』は打ち切りとなり、現在は一般向けの大衆小説を執筆している。

ふんわりと落ち着いた雰囲気でありながら、美人台無しになるほど、だらしなく子供っぽい。


幹久とは義兄弟の関係となり、宝条家の分家となっている。

恭一郎とは親友。


実家は千葉で診療所を営んでおり、兄夫婦が継いでいるが、両親も現役。


現在は、軽井沢に居を構えていて、東京を行き来する生活をしている。


本人に自覚はないが『鬼喰らい』であり、執筆によって『鬼』の『瘴気』を払うことが出来る。

『鬼』を認知することは出来ない。



【鏡 (かおる)】(4歳) 110センチ


夢彦とアヤメの息子。

アヤメの両親に東京に住んでほしいと呼び寄せられたが、東京に馴染めず、軽井沢で自然に囲まれて暮らしている。


『鬼喰らい』であり、『鬼』を見ることが出来る。

夢彦と同じく、『鬼』を『無害化』している最中、食を忘れる。


非常にやんちゃで、体当たりともいえる抱擁(ほうよう)をしては、周りを転倒させている。



北上(きたかみ)恭一郎(きょういちろう)】(27歳) 195センチ


元陸軍兵卒。

現在は実家で農業を営んでいる。


小鈴、小梅という妹が二人おり、第一子の長男。


『死鬼喰み』であり、『鬼』を認識でき、触れることが出来る。

自分の『鬼』である『虚』とは、『戯』のはからいで、昔ほど険悪な仲ではなくなっている。



北上(きたかみ)小梅(こうめ)】(12歳) 153センチ


恭一郎の下の妹。

大人しい性格で、学校では男子にからかわれてはオドオドしている。

友達の女子に守られるタイプ。

自家製の梅干しが絶品で、村でも評判。



(うつろ)


恭一郎の『鬼』。


空蝉の姿をしており、体内にドス黒い体液が半分ほど満ちている。


なんでもかんでも秘密で事を成そうとするところがある。


人型を成すと、身長120センチ程度の小童の姿をしている。

仏僧の袈裟を身にまとっており、左耳に蝉の翅の耳飾りをしている。

身の丈に合わないほど長い錫杖は武器であり、あらゆる『鬼術』を習得しているが、中でも幻術を得意としている。



白蓮(びゃくれん)


幹久の『鬼』で、白蛇の姿をしている。炎の色は青色。


大きさは30センチから3メートルまで変幻自在。


人型を成したときは、幹久の制服に金色の半袈裟と紫の数珠を首から下げている。

顔も幹久と同じで、髪だけが色を抜いたような白髪。


成り代わる寸前まで育っていたが、幹久が立ち直って、今は小康状態。

人型である為『瘴気』は相変わらず強く、幹久の心の傷の深さがうかがえる。


享楽的で乱暴な性格。

嫌いな相手に殺意を抱く、極端な思考を持つ。


気に入った相手に対して、どうやって自分の好意を表現すればいいか分からない。

また、彼なりに理解しようという表れか、相手がドン引くほど目線を合わせてくる。

ただ、相手がどう思うかまで配慮が無い為、相手に対して思った事をそのまま言う。

嫌われると、悪気が無い上に、気に入られたいという希望が打ち砕かれ、泣きそうになる。



(そばえ)


夢彦の『鬼』で白狐の姿をしている。炎の色は薄い青。


人型を成すことが出来るが、耳と尻尾だけが残っており、狐の面影がある。

髪が地面につくかつかないかくらいに長く、頭には水琴鈴(すいきんれい)の付いた髪飾りを付けており、動作の度に鈴が鳴る。

平安時代の文官のような装束を着ている。


誰かに構って欲しくて仕方がない。

つれなくされると、本気で凹む。


恭一郎と『虚』の仲裁役。



【くー】


薫の『鬼』で、子供のクジラの姿をしている。


空中を水の中のように泳ぐ。


なお、『くー』という名前は、薫が付けたもの。

くじらのくーちゃんと、凄く単純な命名をされているが、『瘴気』の耐性は強い。

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