ホットケーキ異世界ミックス
実はボク…ホットケーキミックスなんです
これはホットケーキミックスによる物語。
ホットケーキミックスは悩んでいた。オレは人間ではなくてホットケーキミックスなのだ。半身失えば感情ががらりと変わり生活が不便になるのが生物。だがオレは半分なくなってもオレのままだ。
???「そもそも生きてないだろ」
オレ「(言い返せねえ)」
このままでは論破されてしまいオレの人格が失われてしまうので反論しなければ!
オレ「いーや命はあるね!生きているね!その理由は(喋りながら考えろ)生きている証拠はねえ、こうして喋って意志を持っているじゃないか!あっはっは!死んだら喋らないが生きているから喋るのさ!」
???「ほーん」
よくわからんが負けなかった。と思う。生きながらえている。
こうしてホットケーキミックスであるオレは異世界の夢を見て「なろう」に小説を書くが、いつかホットケーキになってしまうだろう。だがオレは「なろう」作家だ。
魂をかけて書いているんだぜ。おうおう。どうやって書いているかって?え?そりゃーキーボードだよ。どうやってキーボード使ってるかって?愚問だわ……方法が問題じゃねえだろうよ。魂だよ……!!燃える魂がありゃあ、書けるんだよ……
だがオレは異世界に転生させられホットケーキになってしまい、美少女エルフに食べられてしまった。
美少女の歯は規則正しく並びオレのホットケーキ・ボディを効率よく噛みちぎる。まあそういう死に方も悪くないと思う。オレの「なろう」への情熱もいつかこの世界から消え去ってしまうだろう。
最後に言いたかった台詞がある。
異世界にいって美少女ハーレムを作りたいと言った時、???、お前はこう言ったよな。「お前夢はどうするんだよ。インスタント味噌汁見返すんじゃなかったのかよ!!おい!!」
オレは冷たく答えてしまった。
「もういいんだ。諦めたんだ。もうオレのことはホットケーキ」
すまなかった。???。オレはまだあきらめていない。美少女に食われて死んでまた別世界から「なろう」に書くよ。
グッバイ???。最後に名前くらい教えてくれてもよかったじゃねえか。