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40話、それぞれの反撃

寝ていたらタブレットの呼び出し音で起こされてしまった。

  翌朝、パイソンから王都の画像が送られてきた。彼は人界軍に紛れ町に侵入したようだ。

 ライブ画像を見るとラブホのような王宮は焼け落ち、街中の建物もいたるところで崩れていた。

 俺はパイソンに極秘指令をだし歓楽街を調べてもらう事にした。


「おい、営業してる店が意外とあるぞ」

 

 表通りは被害を受けているが、裏は意外と無事だったようだ。

 ここの住人達は人界軍の兵士相手に商売を始めていた。本当にたくましい。

 パイソンも「ちょっと失礼」といって画像を切ったので、今はお楽しみの最中なんだろう。


 …うらやましいなパイソンめ!確か朝は割引があったはずなんだ。俺が作った町なのに利用できないなって理不尽だろ…。

 奪還したら今度こそ行ってやる。


「パパ、アホ面して何見てるの?」


 …おっと、イムめ起きてやがったか。


「パパはね、パイソンにお願いして王都の様子を調べてもらったんだ」

「へー、裸のお姉さん達も無事だったんだ。良かったね」


 冷ややかな視線をイムは送ってきた。


 …世の中のお父さんはこうやって娘に嫌われていくんだろうな。しかしイムめ!行動がシルちゃんに似てきたな。


「パパはお仕事があるから、ラムの面倒を見てあげなさい」

「はーい」


 イムがベッドへ戻っていくと、イシスと一緒に寝ていたシルちゃんが目覚めたようで大きな欠伸をしていた。


「おはようシルちゃん」

「おはようございます。ユビーさん、朝ごはん作りますね」

「よろしくー」

「シルさん、イムも手伝いますー」

「助かるよ」


 …今日も2人でご飯作りか、何ができるか楽しみだ。


 俺はふとイシスの寝相が気になったので覗いてみた。直立不動状態で寝かせたといえば通じるだろうか?寝相はいいのだが寝返りを全くしない。

 まるで死んでいるようだ。

 次に視線をニアに移す。

 さらしを巻いてたはずなのに見事に外れている。ただ今朝は毛布を抱き枕にしているので豊満な胸を拝むことは出来なかった。無念。


 最後にアランデールが寝ているベッドみる。

 3人とも全裸だった…。そしてラムは予想通りイムと同じくらいに成長していた。


 …そういや寝間着用意してなかったな。


 俺はめくれていた毛布をかけると浴室へ向かった。昨夜ネヘミアの攻撃を受けたとき砂埃を被っていて、頭がじゃりじゃりしているので一刻も早く風呂で洗いたかった。

 入浴を終えた俺がリビングに戻ると朝食が用意されていた。

 使い勝手の悪い例のテーブルでは8人座ることが出来ないので、Core2Duoと書かれたシルバーの机を増設していた。

 今朝はトーストに目玉焼き、サラダ、コーンスープ、ヨーグルトだ。

 俺、ニア、イシスにはコーヒーも用意されていた。


 全員で「いただきます」したと各々好きなものに手をつけた。


「あんた料理うまいわね。さすが私の召喚獣ね、これから毎日私のために作りなさい」

「それは遠慮しておくね」


 シルは素っ気なく答えていた。


 シルは張り切ったせいか、少し作りすぎてしまったのだが、ニアとイシスが大食漢だったので全てたいらげた。

 食後、片付を終えると9時前になっていたので急ぎ町へ移動。

 集合場所の砦に入ると上村さんが待機していた。プレスコットはビデオチャットで参加する。


「みんな集まったところで本日の作戦について話す。その前に上村さん、状況の報告をお願い」

「承知しました。現在の魔族数ですが、昨夜の転生組も含めますと3500人となります。そして我がアランデール教徒は、出向組を除くと83人でした」


 夜間に転生してきた者が1500人いたのは驚きだが、それでも2万を超える人界軍を相手にするには分が悪すぎる。


「つぎに人界側の状況をプレスコットからお願いする」

「わかったわ。人界側も昨夜転生者が多かったので、合計で3万人を超えているわ」


 出席者からどよめきが起こった。

 俺も正直驚いた。


「それと王都で暴れまわった魔法少女ネヘミアは行方知れずよ」

「報告ありがとう」


 ネヘミアの所在が分からないのは痛い。

 しかし、彼女は再び俺を襲いに来ると思うので、チームを2つに分けることにした。


「本日の作戦だが、チームを2つに分けようと思うんだ。Aチームはギロを相手にして、Bチームはネヘミアだ」


 俺は話を続けた。

 Aチームのメンバーはイシス、プレスコット、アランデール、上村とその同胞。

 人界軍3万を相手に正面から戦っても勝てる気がしないので、アランデールが邪神となって派手な演出を相手に見せつける。

 相手の戦意を少し喪失させた隙に、プレスコットの飛翔魔法を使いイシスを持ち上げ、みんなの視線がアランデールに集中している間に上空からイシスが攻撃を行う。

 少々ずるい作戦だ。イシスも魔術には精通しているそうなので、プレスコットと協力して魔法による攻撃をする可能性もあるが、そこは現場でギロの様子を見て判断してもらう。


 Bチームは俺、ニア、シダーミル、ライム、イム、ラム。

 ライム親子の変身能力を使って俺を4人にする。ネヘミアが一瞬でも驚いたら、その隙にニアが攻撃に入る予定だ。

 俺の天地創造スキルを使って、彼女が一瞬でもいいので、驚いて隙をみせるものを作るといった方法も考えられる。


 両方とも小学生でも考えないような稚拙なものだが、現メンバーの力を考えるとこんなものだろう。

 相手がギロだけなら、イシス、ニアコンビで十分対応できるが、ネヘミアがいるので分散するのが得策。


「ではチームに分かれて準備を進めてくれ。作戦開始は11時だ」


 ◇ ◇ ◇ 


 Aチームは、王都近くに集団で転送移動し戦いに備えた。

 本当は一般冒険者の前で、転送移動を使うのはご法度だが、緊急時なので邪神アランデールの特殊魔法ということにして、3500人が仲良く手を繋ぎ一斉に移動した。


 ここで予想外の事態になる。突然現れた魔界軍に、王都に駐留していた人界軍の兵士が驚いて混乱。

 敵の様子を見たプレスコットが機転を利かし、俺のプランを変更して、アランデールを前面に出して王都を攻撃することにした。


 アランデールが左手を構え炎を放つフリをする。実際の炎攻撃は隠れているプレスコットが行うという感じだ。

 王都だけでは人界軍の数を収容できないので、一部は外周部でキャンプをしていた。

 そちらには、アランデール教徒のみなさんが一般人に扮して紛れ込み、火を放ったり、ギロが邪神に討たれたなどニセの情報を流して混乱させた。


 ◇ ◇ ◇ 


 Bチームはシルちゃんの家に戻り、外でのんびりBBQをする事にした。

 肉は天界生協から取り寄せたA5ランクの黒毛和牛だ。めっちゃ高いが、ニアがアプリでボロ儲けしているので彼女が支払ってくれた。

 俺達は必死に肉や野菜を焼き、ネヘミアが気づくようにいい匂いを周辺に漂わせた。


 あとは奴が来るのを待つだけ。


 ◇ ◇ ◇ 


 俺達がのんびり肉を食べている頃、王都ではAチームが奮闘していた。

 魔界軍3500人は王都を取り囲み、中から出てくる者がいれば適当に討つように命じてあった。


 彼らのうち2000人に関しては、昨夜ニアに訓練を受けて統率がとれているが、あとから転生してきた1500人は単独では剣術スキルを持っていても、団体で戦えるとは限らない。

 王都から逃げ出したものを討つ程度なら、統率のとれた攻撃ができなくても個々で対応できるため、このような配置にしている。

 それに、混乱した王都から外にでて、魔界軍に包囲されているのを見たら慌てて王都に引き返すだろう。

 中に戻り仲間に伝えれば混乱はさらに大きくなるはずだ。

 

 このプレスコットの作戦はうまくいき、人界軍の指揮系統は崩壊しつつあった。

 あとはギロを見つけるだけだ。


 ◇ ◇ ◇ 


 そのころ、Bチームの前にネヘミアが現れていた。


「魔法少女ネヘミアちゃん、華麗に参上♪」


 彼女は決め顔で言った。 


 …何が華麗に参上だ!


「おいしそうな物食べてるじゃない、私にもちょうだい」


 ラムが肉を紙皿に乗せ、ネヘミアに持って行き手渡すと同時に高圧電流攻撃を始めた。


「ギャーーーーーーーーー」っとネヘミアの悲鳴が響き渡る。


 俺の考えた作戦とは違うが、ネヘミアが油断したことに違いはないので総攻撃を開始した。


 電流攻撃が終わると同時にニアがミッド式のコンボ魔法を彼女に放った。

 魔法の後はライムの新特技がネヘミアの魔力を吸い出し、彼女の能力をコピーし始めた。

 彼女の衣類はボロボロになっており、髪の毛もボサボサだ。


 それから少し間、彼女は全く動かなかった。

 …ひょっとして倒せたのか?


 俺を含め全員が油断するとネヘミアが反撃に転じた。


 彼女が気を放った瞬間、ライムは吹き飛びスライムの形に戻ってしまった。そのダメージは凄まじかったようで、人の形に戻れないようだった。

 ネヘミアが手に持っていた紙皿は焼け落ちたが、肉は手で握って保護していたようだ。

 彼女はそれを口にした。


「なかなか良いお肉じゃない。ごちそうさま。さて、私の服をボロボロにした分、きっちり弁済して頂くわよ」


 彼女は女神の杖を構え詠唱を始めた。その隙にニアは近接戦を始めた。


 …俺も剣術で加勢したいが、レベルが1で固定されてるからなあー。下手すると邪魔することになるしな。


 そこで俺は天地創造スキルを使うタイミングを窺った。ニアとネヘミアが一瞬でもいいので離れてくれれば、その隙に彼女を岩に閉じ込めるつもりだ。

 チャンスは意外と早く訪れた。

 ニアの超人的な攻撃に、ネヘミアの回避行動が追いつかなくなり一歩後退したのだ。


 …いまだ!


 俺はネヘミアを岩に閉じ込めた。


 ◇ ◇ ◇ 


 王都ではイシスがギロを見つけ接戦を繰り広げていた。

 お互いに立ち位置を何度も入れ替えながら、目まぐるしい攻防が展開される。 

 隙をついてプレスコットもギロの動きに隙ができるよう魔法で限定的な攻撃を行っていた。


 またギロの周囲にいた護衛役の相手も、プレスコットの役目で、左右の手から絶え間なく魔法が放たれていた。

 両手で足りない時は足を使って魔法を放っていた。


  ◇ ◇ ◇ 


 ニアは目の前に岩が現れたので一瞬おどろいていたが、俺の目的にすぐ気づき次の攻撃に入った。

 ネヘミアが岩を破壊する瞬間、ニアからも拳と魔法の同時攻撃を食らわせる魂胆だ。

 それは成功し、ネヘミアの顔面にニアのストレートが食い込んだ。


 ネヘミアは吹き飛んだが、そのわずかな隙をついてニアを杖で刺した。

 それは腹部を突き刺し、ニアは口から血を吐きだした。


 俺はニアが心配になり、視線を彼女に向けた瞬間足に激痛が走った。

 何事かと思い足を見ると、ニアに刺さっていたはずの杖が俺の左大腿部を貫通していた。

 しかも杖は視認できない速度で引き抜かれ、次の獲物へ移動中だ。


 …めちゃくちゃ痛てーーー。


 俺がネヘミアを見ると、彼女の顔面はニアのパンチで潰れていたが、それでも笑顔を浮かべていた。

 

 …この女、イカレてやがる。


 続いて杖の餌食になったのはイムだ。既に彼女は杖でわき腹をえぐられ地面に伏していた。

 ラムが間髪入れず高圧電流で応戦する。


「同じ攻撃が二度も通用するはずないじゃない、モンスター風情が調子に乗るんじゃないわよ」


 何故かラムの攻撃はネヘミアに通用せず、杖から放たれた攻撃でラムの腹部に穴が開き、イムに続き地面に倒れた。

 続いて彼女はターゲットをシルに移した。女神の杖から放たれた魔法はシルめがけて飛んでいき、それが彼女に達する直前ニアが彼女の前に飛び出し、シルを抱えて地面に転がった。

 魔法はニアを貫通してからシル家を半壊させ空へ消えて行った。


 ニアの肩には丸い穴があき血が溢れ出ている。

 シルの顔はニアの血を浴びて真っ赤になっていた。

 ニアは地面に倒れた状態でシルに話しかけていた。 


「逃げるんだ…」


 といってニアは気絶した。


 ここでシルの体に変化が起こる。右手を家に向けると同時に体が淡い青色の光に包まれた。 

 それは彼女の髪の色と似ていて女神様のような神々しさを放っている。本物の女神なんだけどね…。


 そして崩れた家から女神の杖が飛んできた。

 シルはそれを右手でキャッチするとニアに治癒魔法を使い始めた。

 でもそれは、治癒魔法というよりシル自身の生命力をニアに注ぎ込んでいる感じに見える。

 ニアの傷口はみるみるうちに塞がった。


 …シルちゃん、俺も治癒してよ。太ももから出血が止まらないんですけどー。


「やるねー女神様」

 

 シルは立ち上がるとネヘミアの方を向いた。

 彼女の体を包んでいた青い光は、怒りを表しているかのように真っ赤になった。

 シルは一歩ネヘミアに近づき口を開く。


「よくも私の大切な人たちを傷つけてくれましたね。お前なんか!私の世界から出てイケーーーーーー!!」


 シルが叫ぶと、杖から高出力のエネルギ波が放たれ、地面を抉り砂埃を巻き上げながらネヘミアを襲った。それは山を破壊し彼方へ消えて行った。

 少し間を置き、砂埃が落ちついてくるとネヘミアがいた場所に黒焦げの肉塊が横たわっていた。

 俺は起き上り周囲を確認すると、イムとラムは、ゆっくりと体の穴を回復させているので無事なようだ。

 ライムもゆっくり人型に戻りつつある。ニアはかなり失血しているが傷は塞がってるので、そのうち目覚めるだろう。


 ネヘミアは、わざと急所を外したのか、それとも偶然なのかは分からない。


 シルはネヘミアの生死を確認するため近寄っていく。

 俺は剣を杖代わりにして足を引きずりながらゆっくりと近づく。


 シルは肉塊にたどり着くと杖でつつきはじめた。顔にあたる部分をつついたとき、それは起きた。

 突然目と口が開きニッコリと笑ったかと思うと視認できない速さで何かがシルの体を貫いたのだ。


 全ては一瞬の出来事で、俺も何が起こったのか理解できないでいた。

 

 …いま何が起こったんだ?シルちゃんに何か突き刺さってる。杖か?


 それはネヘミアが持っていた女神の杖が炭化したものだ。それでも芯の部分は焼け残っていたのだろう。


「シダーミルゲット♪」


 ネヘミアが喋ると、シルは金色の光に包まれて消えて行った。

 

「女神シダーミルは頂いたわ。ごきげんようユビキタス」


 黒焦げのネヘミアも光に包まれて消えた。その直後システムメッセージの音声が世界に響きわたる。


『女神シダーミルの死を確認しました。この世界は天界の規定に基づき終了します。天族は直ちに天界へお戻りください』


 アナウンスが終わった瞬間、俺の体が透明になり始めた。


 …なんだよコレ?夢だよな?


  ◇ ◇ ◇ 


 王都ではギロが降伏しイシスが勝鬨をあげていた。

 パレスコットがギロに降伏文書にサインをし終えた時、神たちは世界の異変に気付いた。


「イシス、今のってあれよね」

「シダーミルに何かあったようだな」

「私は転生ルームに戻るわ、この世界の人たちを受け入れる準備をする」


 彼女がルームへ転送移動した直後。


『女神シダーミルの死を確認しました。この世界は天界の規定に基づき終了します。天族は直ちに天界へお戻りください』


「アランデール引き上げるぞ」

「え、まさかシダーミルが?噓でしょ…」


「アランデール様、今のは?」

「上村、私は転生ルームに先に戻る。後で会いましょう」


 アランデールの目に涙が浮かんでいた。

 女神達が去った後、冒険者達の体が透け始め動揺する。

 それを見た上村は口を開いた。


「みなさん、アナウンスの通りで我々はこれから転生ルームに戻ります。落ち着いてください」


  ◇ ◇ ◇ 


「ユビユビ!オワカレ!イママデアリガトウ。サミシイヨ」


 やっと歩けるまで回復したライムが抱きついてきた。


「お別れなのか?冗談だよな?」

「ホントウニオワカレ」


 俺はライムの頭を撫でてやった。『よしよし』

 2人の娘とニアも俺と同様透明になりつつある。俺の細胞から作らている彼女達は冒険者扱いが継続されているようだ。

 ラマンデールはシルが消える時に残していった杖と帽子を加え俺のところに持ってきた。

 俺の手は透けていたが、それらを手にすることが出来た。


「ありがとうなラマンデール」


 ラマの頭を撫で出てやるとラマンデールは喜んでいるようだった。

 ニアが目覚めたようで俺に話しかけてきた。


「ユビー、シルが逝ったんだな。私の方が先に消えそうだから転生ルームで待っている」

「そう…、だな」

「シルの件は不可解なところがある。ルームでプレスコットに確認してみよう」

「パパ、先に行ってるね。ママもさようなら!元気でね」

「ああ、わかった」


「オオキクナルンダヨ。イム!ラム!」


 ニアとイム、ラムは手を振りながら消えていった。


「さようなら、ライム!、ラマンデール」


 …さようなら俺達の世界。


「ユビユビ!サイゴノチュウ」


 …最後のチュウ?それだ!


 俺は急いでライムとチュウをした。


ライムも間に合うといいんだけどな

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