姫と王子
ぐだぐだになる場合がございますので、あらかじめご了承くださいませ。
大変申し訳ありませんが、誤字脱字が万が一あった時はご容赦願います。
私は織姫・・・ではなく、折り紙姫。
そして私の王子は、まだいません。だって私の王子は、立体王子がいいんですもの。
立体王子というのは、もっと向こう側の国で私にとってイケメンの王国!
・・でも、お父様が立体王子と結婚することを許してくれないの。
やっぱり立体王子は諦めるべきかしら?
父「おい、折り紙姫さんよ。」
姫「なあに?お父様。」
父「さきほど、立体王子から連絡があったのだが・・」
姫「えぇ!?立体王子から!?」
うっそぉ~!?ちょ、ありえない!
一体何のようかしら!
父「残念ながら結婚の申し出ではなく、戦争の話でな。」
姫「なぁ~んだ。結婚のことじゃないんだあ」
父「気を引き締めよ!大事な戦争の話だ!」
母「そうですよ。あなたにはとても大事なお話ですからね。」
姫「あ、お母様!来てたのですね!」
父「おほん。で、その戦争の話だが。近頃、四次元王国から立体王国へ一つの爆弾が投下されたそうなの だよ」
姫「え!?立体王国に!?」
おかしいなぁ。四次元王国と立体王国は仲のいい国だったはずなのに・・。
きっと何かあったんだわ!!
父「お前もおかしいと思っただろ。四次元王国と立体王国が戦争なんて。」
姫「え、でも立体王国は戦争なんてしたくないんでしょ?」
母「ええ。そのようです。それで、この二次元王国に相談されたのですよ。」
姫「へぇ~。世の中って大変だなぁ」
父「うむうむ。その気持ちが大切なんだよ」
姫「は、はい!わかりました・・。」
兵隊「姫!ただいま立体王子が姫に会いたいと・・!」
父「!?おかしい!たった今連絡がついたはずなのに!」
母「兵隊さん。門は閉めたままでいてください。必ずですよ。」
兵隊「・・!わかりました!」
じゃあ今言ってた人は立体王子じゃ、ないのね・・。
ちょっと残念かも・・・。
父「ガッカリしている場合じゃないぞ。きっと今のは四次元王国の者だからな」
姫「なんでそう言いきれるの?」
父「立体王国が、わざわざ嘘をついてまでここに侵入すると思うか?」
姫「そんなのわからないじゃない。立体王国の皆が皆、仲間じゃないし・・・。」
母「それは、そうですわね・・。」
兵隊「あの!立体王子と思われる方が、いまだに帰らないのですが・・!」
父「なに!?まだ帰っていないだと!?一体何が目的なんだ・・・。」
兵隊「やはり、姫に会いたいと申しております・・。」
母「大変危険ですから、中には入れないように!」
兵隊「は、はいっ!」
なんだろう・・。会って話してみたいなぁ。
でも、きっとお母様が言うように危険だからやめておこう!
その後、そんな決心は一瞬にして打ち壊されたのです。