↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺の終わってるハズレスキル『名字が田中になる』が、ダンジョン配信で不本意にバズってる。  作者: 閃幽零×祝百万部
第二章 名字が……田中になる!

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
58/82

7話 頑張れ、傾国部隊!!


 7話 頑張れ、傾国部隊!!


「いくぞ、おらぁあああ! 爆王剣!!」


 猛田の超スキルⅡはなかなかの威力。

 それは認める。

 天才ばかりのウチのクラスの中でも、間違いなく、トップクラスの天才だ。


 けど、傾国部隊の面々のレベルは、そういう次元じゃないんでね。


「おらっ」


 あっさりと回避されて、猛田は、思いっきり殴られた。

 コメント欄が沸く。

 アンチの歓喜が跳ねる。


 気づけば、俺も両手のこぶしを握り締めていた。

 まるで、プリ〇ュアに釘付けの女子小学生みたいに……


 いけー、がんばえー、クレオパトラぁ!


「ぐっ……くそがぁあああ!!」


 必死になってクレオパトラに抗い続ける猛田。

 フルボッコで、顔面が真っ赤に腫れてきたけど、それでも手を止めない。


「ぐぇ……おぇ……くそ……」


 動きが鈍くなって、腕が上がらなくなって、

 しかし、それでも、


「爆……王……剣……」


 手を出し続ける。


 不思議なもので、その様子を配信し続けると、

 コメント欄で、ファンが息を吹き返す。

 アンチの勢いも、心なしか減ってきている。


 人間ってのは本当に不思議なもので……

 判官贔屓ほうがんびいきって言葉もあるけど、

 弱い方、負けている方を応援したくなるんだよね。


 俺は、いっさい、猛田を応援する気はないけど。


「は……はっ……」


 意識を失って倒れた時には、

 コメント欄のファンとアンチの割合は、ぴったり半々になっていた。


『殺せ! 傾国部隊! 殺してくれ! 頼むから! 後生だから!』

『カルマ、起きてぇ! まだいける!』

『頭! 頭踏んで!! つぶしてぇええ! もう、そいつのニヤけ面はみたくないぃ!』

『猛田くんのアンチ、キモすぎ! 死ね!』

『よし、もう俺が行く! とどめをさしてやる!!』


 同接が2億を超えた。

 戦い……というか、猛田の公開処刑が始まったと同時、

 一気に、倍以上に視聴者の数が増えた。

 みんな、現金だね。


 とりあえず、もう猛田も動けなくなっているし、

 今日のところは、こんなもんかな。


『頼むぅう! トドメをぉお! あと一歩なんだ!! それで、そのクズを殺せるんだ!!』


 熱量すごいな……

 アンチの中でも最高位になると、もはや、熱狂的なファンがドン引きするレベルの暑苦しさになるんだよね。



 ★



 最終的に28億まで伸びてくれた。

 炎上動画と合わせて、猛田一人で51億もかせいでくれたことになる。

 現在の合計が63億!!


 猛田、ありがとぉおお!

 君の貢献には心から感謝させてもらうよぉ!

 特にお返しとかはしないけどねぇ!


 ……さ、というわけで、ガチャを回そうか。

 猛田が稼いでくれたあぶく銭だから、気楽にまわせるわぁ。

 お金でもなんでもそうだけど、

 『必死に稼いだもの』と、

 『降ってわいたようなもの』だと、

 ……やっぱり、全然重みが違うよね。


「頼むぞぉ……レベルが100万ぐらい上がるアイテム、来い!!」


 と無茶なお願いをしつつガチャを回してみた。

 すると、


「ん? また指輪か……『指輪しか出ない』とかじゃないよな……」


 エグゾギアの時と同じように、

 頭の中に情報がインストールされていく。


 ……名前は……毘沙門天の剣翼の指輪。


 また、ごつい名前だな。

 とりあえず、


毘沙門天びしゃもんてん剣翼けんよく……顕現けんげん!!」


 顕現させようとしたのだが、

 やはり、そのためのMPが全く足りなかった……

 だろうな、そうだろうと思っていたよ。


 ああ、めんどうくさい……


 俺はまた、いつものメンバーを集合させた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
ボコボコ配信でアンチとファンが半々に割れていって、 最終的に51億も稼ぎ出すの、最高に面白いです
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。