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学校1の美少女の秘密を覗いてしまった結果、「墓場まで持って行け」と脅され、なぜか付き合う振りをすることになりました。  作者: 北川コーリング


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65話 AIの弱点

65話 AIの弱点


「ん~‥‥‥」


今日麗奈に言われたことを思い出していた。


そして結局、麗奈は鈍感すぎるよって言ったっきり、何も教えてくれなかったのだ。


「んーだめだ。」


そして、最近は考え事が多くて頭がパンクしそうだ。ただでさえ水瀬さんの本心について考えていたというのに。


こんなにも人生で悩んだことなんてほとんど無かったから、最近は本当に困っている。悠木はそんなに俺に怪我をさせたことを後悔しているのだろうか。


まあ確かに故意じゃないにしろ、自分のせいで友達が死にかけていたら相当メンタルに来るだろうけどさ。だけどそう身構えられたら俺も連絡するのが億劫になってしまう訳で。


そんなこんなで悠木とはまともに話が出来ていないのだ。


「牧野く~ん。もうすぐ消灯の時間ですよー」


もうそんな時間だったのかって‥‥‥。


俺が真剣に考え事をしているというのに‥‥‥、この人ちゃんと仕事はしてるのだろうか。


「ルリさん‥‥‥」


「その反応は無いわね~牧野君。せっかく寂しい思いをしてる牧野君の相手をしに来てあげたのに」


せっかくって、なんでこの人こんな上から目線なんだ。俺って病院からしたら一応お客様のはずだよな。


「ちゃんと仕事してください。他の看護師さんに怒られますよ」


「ちょっとくらい大丈夫よ。やることはやってるから」


「ちょっとって‥‥‥、結構な頻度でこの病室に暇つぶしに来てますよね?」


「暇つぶしじゃないわよ。患者のメンタルケアも仕事の一つなんだからね」


それは俺がルリさんと話すことでメンタルが回復しているという前提の元だけどね。


「それで、今日も今日とて思いつめた顔して、考え事かなにか?」


「そんな毎日思いつめた顔してます?」


「そうね~。なんか変に独り言喋ってるときもあるから心配してたのよ?」


‥‥‥終わった俺の入院生活。


「‥‥‥なんで教えてくれなかったんですか?」


「あんまり触れたら逆に可哀そうかなって思って。最近牧野君の様子がおかしいって私たちの間で話題よ」


ほんとに終わった‥‥‥。


「あ、あと夜になるとこの病室から人のものとは思えない唸り声みたいなのが聞こえるって怪談みたいなのも話題になってたわね」


あぁ、だめだこりゃ‥‥‥。


そして俺はそっと目を閉じ、布団の中に包まり込んだ。


「ちょっと牧野君、どうしたのよ急に」


「‥‥‥もうすぐ消灯の時間ですよね」


「そうだけどさ‥‥‥、そんな気に病むことなんて無いわよ。人は誰だって恥ずかしい出来事とか、思い出くらいあるってば」


「‥‥‥もう一人にしてください。俺はもう社会に出たくありません。世の中理不尽な事だらけなんです」


「もうごめんってば。私戻るから明日には元気出しててね。じゃあおやすみなさいね」


そう言うと、ルリさんが病室から出て行った。


そして俺は最近流行りのチャットAIに、嫌な記憶 忘れ方、と質問したのであった。


「嫌な記憶ですか、それは災難でしたね。人間は無理やり記憶を忘れることは難しいので、受け止めて前を向きましょう」


ああ、AIさん‥‥‥。


◇◇◆◇◇


その日の夜、‥‥‥いやあえて語る必要はないだろう。あとは皆さんの想像におまかせしようじゃないか。

【まずは、この作品を読んで頂きありがとうございます!】


 「面白かった!」


 「続きを読みたい!」


 「この後どうなるのっ‥‥‥?」


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