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学校1の美少女の秘密を覗いてしまった結果、「墓場まで持って行け」と脅され、なぜか付き合う振りをすることになりました。  作者: 北川コーリング


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55話 海ってデカいよな

55話 海ってデカいよな


「あつい‥‥‥」


水着に着替えてきた訳だけども。余計に日差しを浴びるので、とてもつもなく暑い。元々が汗っかきだからこの待ち時間がとてもつらいのである。


エアコンが効いた部屋でネットサーフィンしたい。海水浴場の海じゃなくてネットの海を泳ぎたい。てか、悠木はまだかよ。俺もそろそろ‥‥‥。


「お待たせ~」


こちらに小走りで向かってくる少女がいた。前から思っていたけども、でかい。何がとは言わないけどデカい。


これは前言撤回だ。


「海って最高だな」


「まだ着替えてきただけなのに何言ってるの?」


おっと心の声が漏れ出ていたようだ。悠木のやつ、なんてスタイルをしてやがるんだ。バスケをやってるから体は引き締まっているし、それになんと言っても‥‥‥。


「デカいな」


「ん?」


しまった。


「いやー、海ってデカいよな~って」


「そうだね?」


危なかった。ここまでスタイルが良いともはや感動してしまうな。逆に変な気持ちも湧かない‥‥‥ことは無いけども。


流石に男として嘘を付くわけにはいかない。素晴らしい、幼馴染として誇らしいな。幼馴染としての意見なのでおかしな事は無いから問題ないな、うん。


「圭太さ、さっきから私の胸ばっかり見てるよね」


「いや、そんなわけないだろ。俺はこの大海原を眺めていただけだぞ。にしても綺麗な海だよな~。いやー来れて良かったわ。ありがとな~」


「なんか言い訳が苦しいよさっきから」


「いや、それよりもさ~‥‥‥」


「でも、圭太になら‥‥‥いいよ」


俺があきらめ悪く言い訳を続けようとすると、悠木が顔を赤くしながら俺にこう伝えてきた。そんな表情されるとこっちまで恥ずかしいからやめてほしいんだけど。


「そうか‥‥‥。なんかごめん」


「なんで圭太が急に謝るの!」


「いや、恥ずかしくて」


「じゃあ圭太は私をちゃんと女の子として見てるってこと?」


「まあ、一応な」


そうです即答です、って言いたい所だけどやめておこう。でも、この水着を見て文句を言うやつが居たらそいつは男じゃない。


「一応ってなによ。やっぱり水瀬さんの彼氏はレベルがお高いんですねー」


「いや何言ってんだ。悠木だってそうとう‥‥‥」


「相当なに?、言いかけてどうしたのかな?」


こいつ中々にドSだ。水瀬さんに負けず劣らずのだ。ここは一言い返してやろう。


「相当美人だって言おうとしてたんだよ。これでいいか?」


「えっ、そんなハッキリ言われたら‥‥‥」


急に俺が強気になったから驚いているようだ。俺もやられっぱなしって訳にはいかない。


すると悠木が急にクスクス笑い出した。こいつおかしくなったのか急に笑い出すなんて。


「っておまえもしかして‥‥‥」


悠木が急にスマホを俺に見せてきた。そしてその画面は録画になっていた。俺は詰みのようだ。


「圭太が面白い反応するかなって思って咄嗟に録画しといて良かった」


「お前いつの間に‥‥‥」


恐ろしく早い録画だった。俺じゃなくても見逃していただろう。悠木のスパイみたいな技術に俺は完敗してしまった。


「まあ安心しなよ。これは大事に保存しとくからさ」


「う、負けました」


「よろしい。素直なのは昔から圭太の良いところだよ」


こいつ俺の生殺与奪の権を握ったからって‥‥‥、でも俺はこれで悠木さんに逆らえなくなってしまった。くっ殺ってやつだ。


「とりあえず~、じゃあ圭太にお願いしてもいい?」


「なんなりとどうぞ」


こうなったら煮るなり焼くなり蒸すなり、どうとでもなれと思った矢先だった。


なんと悠木さんから驚愕の一言が飛び出した。


「私に日焼け止め塗ってくれない?」


ああ、海って最高だな。

【まずは、この作品を読んで頂きありがとうございます!】


 「面白かった!」


 「続きを読みたい!」


 「この後どうなるのっ‥‥‥?」


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