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学校1の美少女の秘密を覗いてしまった結果、「墓場まで持って行け」と脅され、なぜか付き合う振りをすることになりました。  作者: 北川コーリング


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40話 妹パワー全開!

40話 妹パワー全開!


「ふぅ、お腹いっぱいね‥‥‥もう食べられないわ」


「水瀬さんお代わりまでしてくれてありがと~。作った甲斐があったよ~」


水瀬さん、多分お腹いっぱいにはなっていないな。さっき、もう食べられないって言うまでの間でなんとなく分かってしまった。


水瀬さん的にはもっとお代わりしたいのだろう。でもたくさんお代わりするとキャラが崩れる。なんだけど美味しいからもっと食べたいっていう所だろう。一回しかおかわりしなかったのはそういう事だ。


なんか可哀そうだな水瀬さん、食べたいときに食べれないなんて。


この状況証拠だけを見てここまで水瀬さんの心理を読み解けるなんて、‥‥‥自分が怖くなってきたぞ。


「でも、水瀬さん意外と食べるんだね~」


「あはは、そうなの~。今日は珍しくお代わりしちゃった」


お代わり一回で珍しがられて可哀そうに。でも、自分で作ってきたイメージなんだから自業自得なんだけどな。


「じゃあ、お兄ちゃんお片付けお願いね!」


「な‥‥‥、自分で‥‥‥」


「お兄ちゃん‥‥‥お願い?」


「仕方ないな‥‥‥」


こういう時だけ妹パワーをフルに使ってきやがって、悪い女になりそうでお兄ちゃん心配だよ。


「‥‥‥シスコンね」


「ほんと圭太って麗奈ちゃんに昔から甘いよね~」


これだけでシスコンな訳あるか。全国のお兄ちゃんに謝れ!、そして全国のお兄ちゃん代表としてお前らを許さないぞ。


「じゃあ、あっちの方で女の子だけでお話しましょ~」


三人はリビングの方に移動し、プチ女子会を初めてしまった。この食器全部俺が片付けるのか‥‥‥。なんて女尊男卑な空間なんだ。俺は今話題のLGなんちゃらに心の中でケチをつけながら、食器の片づけを始めた。


◇◇◆◇◇


「お~、やっと片付け終わった~」


女子達がきゃきゃきゃと盛り上がっている所にわざとデカい声で割り込んでやった。あぁ、我ながら自分のやってることきもいな。でもそのくらいやっても良いはずだ、こいつらの食器に晩御飯の片づけまで一人でやったのだから。


「情けないわね、あのくらいで」


「いや、カレーの鍋とか全部俺が片付けたんだよ?、みんなのお皿も」


「まあ、今日は私の帰還祝いなんだから」


いや片づけは別だろ‥‥‥、ってこういうのあんまり口に出すとなんか小物感が凄いからやめておこう。俺は優しいジェントルメンだからな、こういうのには慣れっこさ。


そう、誰かさんのおかげでね‥‥‥、おっとこれ以上言及しないでおこう。


「てか悠木もほんとに急だったよな帰ってくるのが」


「そうだね~。親の転勤が急に決まってさ~、圭太の親は待ってもらってたんでしょ?、圭太が高校に入学するまで」


「ほんと俺らの親の会社ブラックだよな」


「まあでもこうして会えてうれしい‥‥‥」


今の悠木の発言に水瀬さんが一瞬眉を潜めたのを俺は見逃さなかったぞ。というか悠木も少し考えたら分かりそうだけどな。急に天然キャラになる時があるのかこいつは。


「でも、お兄ちゃんとゆうちゃん昔は毎日くらい遊んでたよね」


「言われたらそうだな、昔は‥‥‥」


水瀬さんの顔が徐々に険しくなっていっているのを確認した俺は話をやめた。ヒヤリハット2件目だ。麗奈のやつも火に油を注ぐなよ。


「昔が懐かしいね~。圭太とお風呂も入ったもんね」


「いや、それは昔の話だろ」


火にガソリンを注ぎまくる悠木さん、エンジンべた踏みフルスロットルだ。もう勘弁してください。


「私は昔から圭太の事好きだよ?」


「いや、何言って‥‥‥」


水瀬さんの顔が最高潮に達しようとしている。悠木の今の発言、流石に脈略なさすぎない?、天然すぎないか。天然キャラ通り越して天然記念物かいな‥‥‥。ってこんな事を言ってる場合じゃない。一刻も早く悠木の暴走を止めないと。


「友達としてね?」


「そりゃそうだな~、あははー」


良かった、悠木の暴走がやっと終わってくれた。なんかわざとか天然か良く分からないぞ。とにかくこの空間は危険すぎる。適当にお茶を濁して‥‥‥。


「仲いいのね、幼馴染、だから」


ついに口を開いた水瀬さん。なんかやけに幼馴染っていう言葉を強調してたような気がするけど気のせいかな。


「今カノの私としては昔の話を聞いてみたいわね」


ダメだなこれは。水瀬さんが完全に戦闘モードに入ってしまった。


今日は長い夜になりそうだ‥‥‥。

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