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第二話
一時間目。
「なァ、色鉛筆持ってねェか?」
「持ってね…持ってないよ。」
「そっか悪ィ…」
なぜか困った表情で砂雪をずっと見ていた。
そして、時は過ぎ給食時、同じ班の山中武史という男が水原に、
「なァ、水原のタイプって何?」
は?と言う水原にお構いなしに続ける。
「いいからさ~。」
すると、水原は横目で砂雪をチラッと見、顔を少し赤くしながら言った。
「い、一緒にいて、楽しい奴。それなら、す、少しくらい男っぽくても、乱暴な奴でもいい…。」
へぇ~と山中は言い。給食を食べ始めた。
タイプを言ってるとき、砂雪の方を水原はチラチラと見ていたが、
鈍感な砂雪は全く気付かなかった。
というより給食をムシャムシャ食べていたのもあるだろうが。
そして、水原は
「はァ」
とため息をついた。
皆さんお気づきでしょうか?
そう、水原のタイプは、砂雪にピッタリなのです。
やはり、水原も少しくらい気付いてほしかったのでしょう。
「なァ、さっきの聞いてた?」
と、ヒソヒソと砂雪に聞いた。
「聞いてたよ。で、誰?」
水原はビックリしたような、ひきつった顔で
「イヤ…、もう聞かなくていいっす。もう、いいんで。」
と、言った。




