物陰の人物、梅人。
「・・・・・・・物陰から何人かこっちを見ているよ」
「アイロス 本当か?」
「優くんにもわかるはずだよ
整体レベルが高いから、試しにあっちに神経を集中させてみて」
……優は全神経を物陰に研ぎ澄ませてみた。
「テレビ見たか?」
「ふざけた新人が入ったもんだぜ」
「まぁアイツのお陰て地元に帰って来れたんだ」
「俺は、木之本優とパーティーを組みたい!」
「はぁ?梅ちゃん正気かよ!
魔法だってろくに使えるかわからないんだぞ?」
「あぁ。俺のカンは当たるぜ?」
「確かお前闇属性持ってたよな?」
「さぁな
その質問はギルドの掟に反するんじゃねーか?」
「悪かったよ」
「あと今は、梅ちゃんってちゃんづけで呼ぶんじゃねぇ!
梅人と呼べ!」
ドスッ!
ザワザワッ
「梅人?」
「どうやら優と仲間になりたいようだね」
「暴力的な人なのかな?とりあえず名前だけでも覚えておこう」
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ガチャッ
優は変装も虚しく、普通にギルド内に入ることができた。
「何で日本語?何でまともな口調!?」
「あれ?優さんですか?
今日は特別クエストが入っていますよ」
「特別クエスト?」
「すでにみかんさんから簡単な説明を受けていると思いますが、
なんと、新米冒険者の優さんに、TVの取材オファーが来ています!
クエスト受注されますね?」
「はい」
絶対に断れない空気だ。
「じゃあ、その変なメガネと帽子は外して下さい」
やっぱり変なんだ…
「わかりました
あっ!そうだった、みかんにギルドで説明するって言われてたんだけど
冒険者ポイントの説明って受けられる?」
「もちろんですよ
取材の前に是非概要は知っておくべきでしょう」
「助かるよ」
ガチャッ
「遅れてすみません!」




